
情報公開型売却専門不動産会社設立プロジェクト進行中
https://camp-fire.jp/projects/view/19837
~大手不動産会社と錯覚(社内の友情は背中からナイフが見え隠れする編)~
以前の投稿(「~不動産売却のお話~」にて)で、不動産業界で信用出来た方は10年間の勤務で2人しか居なかった話をしました。今回は私が勤務していた大手不動産会社の社内でのお話。私がいた会社では、一つの地域や地区を複数の営業センターが重複して担当しておりました。例えば、〇〇市甲町だった場合、甲町の担当はA営業センターのA君、B営業センターのB君、C営業センターのC君、D営業センターのD君といった、それぞれ違う営業センター毎に担当がいるのです。この為、甲町の分譲マンションや戸建の郵便受には同じ会社で別々の営業センターのチラシがそれぞれ入る事となり、住人の方からしてみれば、「何で同じ会社のチラシが何枚も入ってるんだ?!」となり、当時「何枚も入れるな!」とお叱りのお電話をよく受けたものです。別々の営業センターとはいえ、同じ会社の社員でもある為、日頃から顔を合わせる事も多いのですが、当然ながら競合相手でもある為、情報はお互い出し合う事はありません。中でも一番困ったのは、顧客から「このマンションから売却が出たら、どうしても欲しいので真っ先に知らせて欲しい」との依頼があった時でした。その時はA営業センターのA君が、偶然そのマンションの所有者から売却依頼を受けたのですが、当然ながら競合者である私には売却を依頼された事は言いません。何故なら、いち早くチラシに掲載し、近隣へ配布を行い同地区内にて潜在的に存在する買客を他社はもちろん、同じ会社の私を含めた競合営業マンよりも早く捉まえたいからです。結果、チラシを見た顧客から怒りのお電話が…「〇〇(会社名)さんには、前々から言っていたのに、何故チラシを出す前に声を掛けてくれなかったのですか!さっきチラシに載っていた電話番号へ掛けたら、もう購入予定者がいると断られましたよ!」。お客様にしてみれば、会社という一つの組織に対して依頼を掛けているので、あり得ない事態な訳です。売却客や購入客が営業センター間で重複して登録してあるのは当たり前なので、週末になると、一人の顧客宛に複数の同じ会社の営業マンから電話が掛かってくる訳です。もうお分かりですね、そうです。組織として行っているのは、あくまで集客の際、大手不動産会社としての「根拠の無い安心感を与える看板としての役目」だけなのです。内情は、完全に独立した個人単位の営業マンが、チラシ原稿の作成に始まる集客から契約クロージングまで一人でスケジューリングして行っているのです。試しに現在お付き合いのある営業マンがいらっしゃる方は、「〇〇さん(お付き合いのある営業マンの事)、□□営業センター(〇〇営業マンと違う営業センター)の△△さんにも相談しようと思ってるのですが…同じ会社ですから構いませんよね?」と言ってみてください。必ず一瞬顔色が青くなるはずです(笑)。細かい部分は多少あるでしょうが、複数の営業センターを持つ不動産会社は、この様に社内においては個々の活動となっているのが、この業界の特徴です。複数人単位で業務を分担しながら、効率よく組織としてお客様のご要望に対処していく、という他業界での常識は、不動産業界では通用しないのです。そういえば、とある営業部長がよく言っていました「〇〇(会社)の常識は世間の非常識!」。彼はあと一歩で役員になりそうです(笑)。「組織の看板を掲げた個人の集団」、これが大手不動産会社の真の姿なのです。看板に書かれた大手グループ名はお客様に「根拠のない安心感」という「錯覚」を与えているにすぎません。話が飛びましたが、この様な「組織力とは無縁の個人の人力で動くシステム」を採用している為、個々の営業マン同士も上っ面だけの付き合いになってしまう訳です。お互いに、お客様の取り合いをしている者同士、友情以前に仲良くなれる訳が無いのも道理ですよね。え?あぁ、ナイフは出てきませんよ、多分ね…( ̄▽ ̄)ノ。



