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社会を良くする子どもが主役!世界的イベントWE Dayを日本に!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

マララさんも出演した、世界15都市以上で開催されている「WE Day」。国内外の社会課題に対してアクションを起こした子ども・若者を招待し、その活動を祝い、発展に繋げるライブイベントを日本初開催!「自らが変化の担い手になれる体験」から、誰一人取り残されない/持続可能な社会を、子ども達と作っていきます。

現在の支援総額

510,000

7%

目標金額は7,000,000円

支援者数

49

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/10/09に募集を開始し、 49人の支援により 510,000円の資金を集め、 2019/12/26に募集を終了しました

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社会を良くする子どもが主役!世界的イベントWE Dayを日本に!

現在の支援総額

510,000

7%達成

終了

目標金額7,000,000

支援者数49

このプロジェクトは、2019/10/09に募集を開始し、 49人の支援により 510,000円の資金を集め、 2019/12/26に募集を終了しました

マララさんも出演した、世界15都市以上で開催されている「WE Day」。国内外の社会課題に対してアクションを起こした子ども・若者を招待し、その活動を祝い、発展に繋げるライブイベントを日本初開催!「自らが変化の担い手になれる体験」から、誰一人取り残されない/持続可能な社会を、子ども達と作っていきます。

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【プロジェクト72日目(残り8日)】
パトロン様:41名
ご支援額:425,000円
(目標まで6,575,000 円)
御協力ありがとうございます。
最後まで宜しくお願いいたします。
===============================

こんにちは。
今回で当団体ブログカテゴリ「世界のWEニュース」からの、
WE Dayに関する転載は最終回になります。

最終回は、2019年10月11日に当団体ブログへ投稿した、
カナダのジャーナリスト、ピーター・マンスブリッジ氏の、
WE Dayトロント(2019年9月19日)でのバックステージインタビューと
スピーチをご紹介します。

原文(英語)
https://www.we.org/en-CA/we-stories/we-day/peter-mansbridge-debunks-fake-news-we-day-toronto 

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30年間、カナダのお茶の間ではピーター・マンスブリッジの声が響き渡っていました。

カナダの公共放送CBC(リンク先英語)の報道部でチーフ・コレスポンデントを務め、
ニュース番組「ザ・ナショナル」(リンク先英語)のアンカーとして、カナダで最も信頼できる
情報を発信するジャーナリストとしての地位を確立していきました。

2017年7月1日をもってアンカーを引退した時、それはカナダの報道業界にとって、
一つの時代の終わりを象徴するものとなりました。しかし、ちょうどその頃から
フェイクニュースが世の中にはびこるようになり、報道業界は新たな激動の時代を迎えました。

引退から2年が経ち、71歳となった今でも、マンスブリッジはカナダ国民に信頼できる情報と
真実を伝えるジャーナリストであり続けています。WE Day トロントで彼のスピーチを
聞いた人は誰もがそう感じたはずです。

16,000 人の若者を前にスピーチを行う前に、私がマンスブリッジにインタビューした際
感じたのは、 マンスブリッジのメディアリテラシー教育への強い情熱でした。
「若い人たちに分かってもらいたいことは、メディアというのは情報を得ることができる
ツールであり、世界の在りようを知ることができる手がかりになるということです。」

マンスブリッジがメディアと出会ったのは、まだ十代の時でした。空港で働いていた19歳の頃、
搭乗お知らせののアナウンスを担当していた時、その声がCBCのローカルラジオ局幹部職員の
耳に留まりました。マンスブリッジは、初対面の利用客から突然声をかけられ、深夜の音楽番組
のパーソナリティーをやってみないかという誘いを受けます。それがきっかけとなり、カナダの
メディア界で輝かしい業績を残したのは皆さんもご存知の通りです。

ジャーナリストとして半世紀以上活躍してきたマンスブリッジですが、そんな経歴が全く当てに
ならないほど、この数年でメディアが大きく変わったことを率直に認めています。

メディアのデジタル化はどんどん進んでいます。既存の新聞を手に取って読む人は少なくなり、
ネットニュースやSNSで記事を読む人が増えました。しかし、マンスブリッジが頭を悩ませて
いるのは媒体が変化したことではなく、その中身についてです。

彼は、スマートフォンで記事を熱心に読む若い人達は、ニュースを読み、「世界を知る」という
「知的行為」をしている訳ではなく、自分達の知りたい情報だけを見て、ニュースをただ単に
「消費する」だけになってしまっている
と感じています。

「民主主義社会の主権者というのは、自分たちの住む地域や国に関して、自分たちが共有して
いる情報や認識を基に、投票を通じて決断を下すことを期待されています。そのため、限られた
話題に関する情報ばかり見ていると、主権者として必要な知識を得ることができません。
善き主権者が身につけるべきなのは、偏った知識ではなく幅広い知識です
。」
マンスブリッジは力説します。

偏りのある知識が、偏りのある世界観の形成に直結する
この危機感が、彼を突き動かしているのです。この危機感は、投票の重要性を訴えた、
WE Dayでのスピーチにも表れていました。

WE Dayの参加者は、アクションを起こすことの大切さを理解していますが、参加者の多くは、
投票権を得る年齢に達していません。2015年のカナダの総選挙では、55~64歳の有権者の
うち、73%が投票に行ったのに対して、18~24歳の有権者の投票率は52%に過ぎませんでした。
マンスブリッジは、WE Dayに参加した若者達などが将来投票に行くことで、投票率が改善し、
変革がもたらされることを期待しています。

一見楽観的にも思えるような考え方ですが、彼はベテランのジャーナリストであり、
政治の裏も表や、カナダ政界が抱える問題点も理解しています。「私も長年ジャーナリストをして
いるのでよく分かるのですが、政治家というのは、基本的に信用できません。彼らは常に嘘を
ついています。しかし、そんな政治家たちが恥じることなく大きな顔をしているのは、他ならぬ
私達が投票で選んだからであるということも、また厳然たる事実
なのです。
投票というのは、それだけ強大な影響力を行使できる行為なのです。」

そう語るマンスブリッジが重要だと考えているのが、「主権者として必要な知識を得た上での
投票行為
」です。「選挙の争点、候補者や各党の政策を調べもせずに投票するというのは、
主権者としての責務を放棄した全く意味の無い行為
です。」彼はそう主張します。

若者とメディアの関係をぎくしゃくさせているものは何でしょうか?
それは、テクノロジーの発達による人間の変化です。
2015年のマイクロソフトの研究によると、2000年のIT革命以降、若者の瞬時の集中力の
持続時間は12秒から8秒に低下したそうです。もう少しイメージしやすいように話をすると、
金魚の集中力の持続時間は8秒間です。

「今の若い人達は指一本で情報を手に入れられます。人類史上最も多くの情報を持っていると
言っても良いでしょう。しかし、それでも中身のある情報を読まないのであれば、
いくら情報量があっても全く好ましいことではありません。」マンスブリッジは言います。

しかし、情報を見極めることが大事と頭で分かっていても、それを実践するのは難しいことも
確かでしょう。マンスブリッジは、「フェイクニュースを読むという行為は、高価そうに見える
ものを、ものすごく安い値段で買うことができた時と似たような、(得をしたように感じる
けれど、どこか空虚な)高揚感を味わうことができるのだろう」という風に捉えています。

「上手すぎる話には裏がある」ということです。様々な観点からニュースをバランス良く読み、
偏向しているような記事や、怒りを煽っているだけのような記事は、疑ってかかった方がいい

マンスブリッジは考えています。

更に、マンスブリッジは踏み込みます。「もちろん、ただのふざけた記事もあるでしょう。
しかし、国内外の権力者や企業が、明確な思惑の下で、意図的に嘘の情報を流し、読者の意見を
誘導しようとしている時もあります
。」

ニュースのスタジオであろうが、WE Dayのステージであろうが、マンスブリッジの「カナダ人に
真実を伝えるという使命は、1968年に空港で搭乗のアナウンスをした時から変わっていません。そんな彼がWE Dayで伝えたことは、「勤勉な市民であれ」ということでした。

【マンスブリッジのWE Dayでのスピーチ抜粋】

絶対にやってはいけないのは「なんとなく投票する」ことです。争点や候補者をしっかり
勉強して、誰に議員になってもらいたいか決めてください。ここにいる多くの皆さんが18歳に
達しようとしているかと思います。皆さんの世代は、大きな変化を起こせるのです。民主主義の
在りようを変えることができるのです。

この半世紀、投票率は下がり続けてきました。それは誇らしいことでも何でもなく、
全く良いことではありません。逆に言えば、皆さんの世代が投票に行くということは、
投票率の低下を食いとめ、民主主義社会の本来あるべき姿を取り戻す絶好の機会
なのです。

引用元:http://ftcj.jugem.jp/?eid=2228

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