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「再び宇宙へ!みんなと宇宙兄弟のチカラでMOMO5号機を宇宙に送ろう!」

次回打上げ予定の観測ロケット MOMO5号機の開発・打上げへのご支援をお願いいたします。

現在の支援総額

10,289,064

114%

目標金額は9,000,000円

支援者数

522

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/10/06に募集を開始し、 522人の支援により 10,289,064円の資金を集め、 2019/11/30に募集を終了しました

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「再び宇宙へ!みんなと宇宙兄弟のチカラでMOMO5号機を宇宙に送ろう!」

現在の支援総額

10,289,064

114%達成

終了

目標金額9,000,000

支援者数522

このプロジェクトは、2019/10/06に募集を開始し、 522人の支援により 10,289,064円の資金を集め、 2019/11/30に募集を終了しました

次回打上げ予定の観測ロケット MOMO5号機の開発・打上げへのご支援をお願いいたします。

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観測ロケット「えんとつ町のプペル MOMO5号機」の6/14(日)の打上げに関して、多くの方よりご支援、応援をいただきました。本日実施した打上げについての速報をご報告いたします。「えんとつ町のプペル MOMO5号機」は指令所からの手動の緊急停止(エマスト)により計画より早く飛行を中断し、安全に海面へ落下したことを確認しました。また、下記のとおり速報にて情報をお知らせ申し上げます。1.打上げ日時・時刻 2020年6月14日(日)5:15:00  飛行中断時刻 5:16:10 2.燃焼時間:68〜70秒3.最高高度:11.5km程度 ※宇宙空間には未到達4.着水時刻:5:18:525.着水場所:射点から約4.12kmの沖合「えんとつ町のプペル MOMO5号機」は打上げ後、T+70秒(Tはターゲット時刻を表します。今回は、5:15:00です。)に機体の落下予測地点と姿勢角が基準値を超えたため、手動で緊急停止コマンドを送信し、計画よりも早く飛行を中断いたしました。そのため、最高高度は11.5kmと、宇宙空間には到達できなかったことを、お知らせいたします。▼緊急停止の原因について※はじめに、本報告については、速報値であり緊急停止の原因等については推測となりますこと、ご承知おきください。姿勢角とは、ロケットの飛行方向を決定するロケットの向きを表す数値です。「えんとつ町のプペル MOMO5号機」は、T+60秒程から徐々にこの姿勢角が振れ始め、あらかじめ決めた基準値を超え、そのため予定していた範囲の落下予測地点から外れることを地上指令所で確認いたしました。手動の緊急停止コマンドを送信し、推力を停止したロケットは、自由落下し安全な海域に着水したことを確認しております。緊急停止コマンドを送信した時刻は5時16分10秒。計画では120秒間の燃焼をする予定でしたが、70秒間の燃焼となり、結果として最高高度は11.5kmと目標高度であった宇宙空間の100kmには到達いたしませんでした。現在推定している原因として、T+36.3秒からノズルから破片が飛散していることを機体搭載カメラで確認しています。またそれ以降、ジンバルの角度に変動があったことも確認しています。現時点ではノズルに破損が起こったことで飛行に乱れが生じたと考えております。破損があったT+36秒時点では制御可能な状態でしたが、高度10km程度の最大動圧点(MaxQ)を超えたあたりから、姿勢の制御を失いはじめました。本日時点でもMaxQよりも上空は強い風が吹いていました。昨日の打上げはジェット気流が強かったことで延期しましたが、本日は基準内ではあるものの強い風が吹いている状態でした。通常飛行であればクリアできる設計ですが、ノズルの破損によって風などの外因に耐えられなかった可能性があると考えています。指令所から緊急停止のコマンドを送る判断は、いくつか基準値がありますが、ノズルの破片が直接的なコマンド送信の理由ではなく、落下予想地点と姿勢角が基準をオーバーしたことが地上から緊急停止のコマンドを送信した理由となりますので、詳細な理由について今後の調査にて究明していきたいと思います。▼多くの方から応援いただいた「みんなのロケット」「えんとつ町のプペル MOMO5号機」は、宇宙兄弟とコラボしたクラウドファンディング、またその後の新型コロナウイルスによる打上げ延期時のクラウドファンディングと、非常に多くの方から応援いただいたロケットでした。●「再び宇宙へ!みんなと宇宙兄弟のチカラでMOMO5号機を宇宙に送ろう!」●【新型コロナに負けない!】インターステラテクノロジズは宇宙開発をあきらめない!!今回は残念ながら宇宙空間に到達するというミッションは達成できず、応援いただいたみなさまにはとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、ノズルの破片を除いては現時点で大きなトラブルは確認しておらず、離床とT+60秒までの飛行については、とても安定していたことは大きな成果と考えております。また、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、完全無観客での打ち上げ実施を進めてきました。大樹町には、ロケット打上げを観覧する人は、ほぼきていない状態だったと確認しております。懸念されていた新型コロナウイルスが与える打上げへの影響について、我々の今回の対策の有効性が確認でき、ほっとしております。こちらも、多くの方にご協力いただいた結果でもあります。ありがとうございました。ISTではすでに次の機体の製造を進めています。「誰もが宇宙にいける未来をつくる」「宇宙をもっと身近に」というミッションのもと、ISTの事業であるロケットによる輸送業を実現するため、スピーディーな機体製造と打上げを、今後も目指していきます。引き続き、みなさんからの応援、ご支援を得ながら宇宙を目指していきたいと思います。速報ではございますが、ご報告とさせていただきます。


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こんばんは、インターステラテクノロジズ(以下、IST)広報チームです!先週の記者会見にて、大樹町とともに取り組んできた関係各所との調整が進み、「えんとつ町のプペル MOMO5号機(以下、MOMO5号機)」の打上げを2020年6月中に実施するという発表をさせていただきました。インターステラテクノロジズ公式YouTube:観測ロケット「MOMO5号機」次回打上げに関するオンライン記者会見記者会見はオンライン開催。新たにスポンサーになっていただいたTheotexGroupHD株式会社の瀧澤会長もゴールデンウイークに予定していたMOMO5号機打上げ時にも、見学場の封鎖、完全無観客、立入り制限区域の拡大やメディアの入場制限など、最大限の新型コロナウイルス感染症対策を実施する予定でしたが、それでも来町自粛の呼びかけに応じない見学者を懸念する声が大樹町に寄せられたことから、大樹町から強い打上げ延期要請を受け、5月の打上げ延期を決定致しました。その後、大樹町民をはじめとした多くの方にロケット打上げに関するご理解をいただくために、大樹インターステラ後援会や大樹町観光協会等のご協力をいただきながら、チラシ、大樹町広報誌、YouTubeでの動画メッセージ、ポスター等のさまざまな方法で対策の周知徹底、来町自粛の呼びかけに努めてまいりました。今回の6月中の打上げについては、新たに「打上げ日時の発表を直前まで控える(前日発表を予定)」ことを追加し、より一層感染症対策を強化していきます。突然の前日発表で驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、どうかご理解いただけますと嬉しいです・・!もちろん、打上げの様子はYouTubeやニコニコ動画等でライブ配信を行います(配信の詳細情報は当社公式Facebook、Twitterをご確認ください)ので、ぜひライブ配信にてロケット打上げを愉しんでいただけたらと思います!《えんとつ町のプペル MOMO5号機打上げに伴う新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策》・打上げ日時の発表を直前まで控える(前回対策から新たに追加)・見学場封鎖による完全無観客打上げ・見学の方が大樹町に来ないように自粛を呼びかけ・立入り制限区域の拡大(打上げを見られる場所を大幅に減らす)・制限区域外で人が入れそうな場所へのパトロールと声掛けの準備・YouTube、ニコニコ動画によるライブ配信の充実(詳細は当社SNSにてご案内します)・メディアはオンライン取材とし・打上げ取材はカメラマンのみに制限・打上げ後記者会見は、オンラインで実施・新聞・チラシ等で立入り制限区域やパトロールエリアを周知6/12(金)0時、打上げ日時を発表!そして、本日さきほど「MOMO5号機」打上げ日時を以下の通り、発表させていただきました。【 観測ロケット「えんとつ町のプペル MOMO5号機」打上げ概要 】・打上げ予定日時 :2020年6月13日(土)11:00・打上げ可能時間帯:11:00~12:20、16:05~17:50(日本標準時)・打上げ場所           : インターステラテクノロジズ大樹ロケット射場(北海道大樹町)※気象条件、打上げ準備状況、その他複合的要因により、打上げを延期する可能性があります。また、この後は、打上げ約24時間前の6/12(金)11時頃に前日のGO/NO GO判断を行います。詳細についてはISTのFacebook、Twitterをチェックしてみてください!


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こんにちは、インターステラテクノロジズ(以下、IST)広報チームです!MOMO5号機延期後に、急ぎで立ち上げた緊急支援クラウドファンディング。 【新型コロナに負けない!】インターステラテクノロジズは宇宙開発をあきらめない!!も残り6日間となりました。目標金額を大きく超えていますが、今でも日々沢山の方が応援してくださっています。皆様ありがとうございます。緊急支援クラウドファンディングは残り6日となりましたが、最後まで頑張ろうということで先日リターンを追加いたしました!本日は、新たな試みとしてはじめることにした「オンラインのロケット工場見学」など、追加したリターンを紹介していきます!①堀江貴文 有料メルマガバックナンバープラン【15,000円】堀江貴文 有料メルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」の過去1年分のバックナンバーをお届けします。ISTの話も出てきますよ!・堀江貴文有料メルマガの過去1年分バックナンバー・IST応援ステッカー・MOMO5号機ペーパークラフト(データ)・塗り絵(データ)・報告書(PDF・MOMO5クラウドファンディングと同一品)・限定映像公開 (オンライン・MOMO5クラウドファンディングと同一品)・ISTスペシャル写真集(オンライン・新規)②IST公式ファンクラブバックナンバープラン【20,000円】IST公式ファンクラブ(有料)のファンクラブ通信 過去1年分のバックナンバーをお届けします。どんな内容なのか覗いてみたいな、試してみたいなという方にぴったりです!・IST公式ファンクラブ(有料)のファンクラブ通信、過去1年分のバックナンバー・IST応援ステッカー・MOMO5号機ペーパークラフト(データ)・塗り絵(データ)・報告書(PDF・MOMO5クラウドファンディングと同一品)・限定映像公開 (オンライン・MOMO5クラウドファンディングと同一品)・ISTスペシャル写真集(オンライン・新規)③ISTロケット工場オンライン見学ツアープラン【30,000円】ISTのロケット工場をオンラインで見学するツアー!1時間程度のオンラインツアーでロケット開発のリアルな現場をご紹介します!日時が確定していますので、ご注意ください。※Zoomなどのオンラインツールを使う予定です※日時は6月6日(土)13-14時を予定・IST応援ステッカー・MOMO5号機ペーパークラフト(データ)・塗り絵(データ)・報告書(PDF・MOMO5クラウドファンディングと同一品)・限定映像公開 (オンライン・MOMO5クラウドファンディングと同一品)・ISTスペシャル写真集(オンライン・新規)④ご好評につき追加!IST社員とオンライン飲み会プラン【50,500円】完売御礼につき追加しました!ISTの社員とのオンラインロケット飲み会にご参加いただける権利です。時間は90分、1回あたりIST社員が2名ほど参加予定。誰になるかはお楽しみ!ご指名はできません。・IST社員とのオンラインロケット飲み会参加権・ウェブサイト・Facebookへの謝辞掲載・MOMO5号機オンライン報告会への参加権・「IST応援Tシャツ」もしくは「MOMO2号機燃えてるぜTシャツ」のどちらか・IST応援ステッカー・MOMO5号機ペーパークラフト(データ)・塗り絵(データ)・報告書(PDF・MOMO5クラウドファンディングと同一品)・限定映像公開 (オンライン・MOMO5クラウドファンディングと同一品)・ISTスペシャル写真集(オンライン・新規)※Tシャツのサイズをご指定ください。また「IST応援Tシャツ」もしくは「MOMO2号機燃えてるぜTシャツ」のどちらかをご選択ください以上4つのコースが新たに追加となりました!「応援したいけど、どのリターンにしようかな」と思っていた方の目にとまるものがあれば嬉しいです!残り少ない期間ですが、最後までよろしくお願いいたします!


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こんにちは、インターステラテクノロジズ(以下、IST)広報チームです。MOMO5号機の打上げ延期に伴い、リターンの発送も時期が遅れており申し訳ございません。延期後に、急ぎで立ち上げた、緊急支援クラウドファンディング。【新型コロナに負けない!】インターステラテクノロジズは宇宙開発をあきらめない!!この厳しい時期をどうにか耐えようと急いで立ち上げたクラウドファンディングでしたが、おかげさまで、5月21日16時現在、2189名の方にご支援をいただきました。目標金額の900万円は開始10時間で突破し、その後も多くの方から毎日あたたかい励まし、応援をいただいています。こんなに多くの方が「ISTに宇宙開発を続けてほしい」と声をあげてくれることがそのままメンバーの力になっています。メンバー一同、モチベーションを保って開発や次の打上げに向けた準備を進めています。終了日まで残り11日となりましたが、最後までよろしくお願いいたします!皆さんの応援を力に、これからも開発に邁進していきます。西野亮廣エンタメ研究所がネーミングライツを購入!「えんとつ町のプペル MOMO5号機」に緊急支援クラウドファンディングの1000万円コースのリターンであった「MOMO5号機ネーミングライツプラン」は、5月7日(木)西野亮廣エンタメ研究所(オンラインサロン、オーナー:西野亮廣)にご購入いただき、MOMO5号機は「えんとつ町のプペル MOMO5号機」と命名されました!奇跡的な展開に社員一同、このお話を頂いたときは震えてしまいました・・・!名称の由来は、西野亮廣エンタメ研究所オーナーの西野亮廣氏が脚本&監督となり完全分業制で制作した絵本『えんとつ町のプペル』からきています。西野亮廣エンタメ研究所■西野亮廣エンタメ研究所オーナー西野亮廣様からのコメント『えんとつ町のプペル』は、煙に覆われ、見上げることを知らない町の中、それでも上を向いて『星』を探す少年とゴミ人間の物語です。それは、新型コロナウイルスで世界中が希望を失っている中、ロケットを飛ばす挑戦を続けるインターステラ社の姿そのもので、応援したくなっちゃいました。是非、ロケットを飛ばして、皆に上を向かせてください。西野さんのロケット応援にあたっての想いはVoicyやブログでも綴られており、これらもまた私たちにとって大きな励みとなりました。私たちのロケットもプペルにとっての星のようになれたら。世の中に暗いニュースが続いていますが、ロケット打上げ成功という明るいニュースを届けられるように準備をしていきたいと思っています!西野亮廣公式ブログ「キンコン西野、新型コロナで苦境に立たされたロケット事業に1000万円を支援!」西野亮廣エンタメ研究所 voicy「コロナで苦境に立たされた事業に1000万円を支援してみた!」大樹インターステラ後援会や大樹観光協会主導ではじまった「IST応援キャンペーン」大樹町からMOMO5号機の打上げ延期要請がでた背景は、来町自粛を呼びかけても多数の見学者が来町してしまうのではないかという町民の不安が払拭されないというものからでした。当初から、今回の打上げでは、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための最大限の対策を行った上で、イベントとしてではなく事業として必要なロケット打上げのみを行う予定でしたが、このことについて町民の皆様への案内、説明が足りなかったのではないかと考え、これからはより正確にお伝えするための努力をしていこうと考えています。また、ISTを応援してくれる「大樹インターステラ後援会(180名以上の会員の方がいます)」からも、「ISTを応援している声を上げたい」、「後援会で何かできないか」という相談を延期直後からいただき、先日から、大樹町内で後援会・大樹町観光協会を中心とした「IST応援キャンペーン」が始まりました。18日には、大樹町の皆様に向けてIST代表の稲川と、大樹インターステラ後援会の大庭会長によるメッセージ動画がYouTubeにアップされています。▼インターステラテクノロジズ公式YouTube 大樹町の皆様へISTが置かれている状況や感染症対策の内容、来町自粛のお願い、大庭先生からも後援会や一人の町民としてのメッセージ、ISTを応援していきたいというお話がありました。20日に大樹町内の新聞にチラシを折り込み、ISTが具体的に行っている感染症対策や代表の稲川からのメッセージが記載されています。大樹町観光協会やインターステラ後援会が作成したミニポスターもあわせて折込されています。後援会の皆様をはじめ、町や町民の方のご協力があるから私たちは開発や打上げを続けられるのだということを改めて感じています。いつまでも企業活動の自粛を続けることは非常に厳しく、現在は感染症の状況をみながら、町とともに次の打上げについての協議を急ピッチで進めています。できるだけ早くロケット打上げを再開するためには、大樹町の皆様をはじめ、多くの方のご理解とご協力が不可欠です…!このキャンペーンを通じて、多くの方に私たちが行っている対策内容が理解され、少しでも町民の方々の不安を払拭することができれば幸いです。現場は着々と準備中「えんとつ町のプペル MOMO5号機」は一旦打上げ延期となってしまっていますが、現場は止まってはいられません。次の機体の準備も着々と進んでいます!こちらは次の機体のヘリウムセクションを組立てているところ。この丸い穴が開いているところに、ヘリウムのタンクがはいります。クラウドファンディングでご支援いただいた方をはじめ、応援してくださる皆様の声を力に、私たちは前に進み続けています。ぜひ今後とも応援のほどよろしくお願いいたします!


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MOMO5号機、そしてインターステラテクノロジズを応援してくださるみなさま、こんにちは。インターステラテクノロジズ(以下、IST)代表の稲川です。既にプレスリリースとしても出しましたが、5月2日(土)に打上げ予定だった観測ロケットMOMO5号機について、打上げ4日前に大樹町長から延期の強い要請を受けて、5月2日~6日の期間内での打上げ延期を決定しました。次回の打上げ時期は未定ですが、既に次に向けて前向きに動いています。▼プレスリリース:観測ロケット「MOMO5号機」打上げ延期のお知らせ(4月30日)▼YouTube:「MOMO5号機」打上げに関する緊急記者会見の動画(4月28日)ISTの事業はロケット打上げサービスです。これは簡単にいうと宇宙までお客様からお預かりした荷物をお届けして、配達料のお金をいただく事業です。どうしてもイメージ先行で、打上げて喜ぶエンターテイメントやイベントのように思われています。イベント的な側面は多くの人に楽しんでもらったり関係者の皆様に知ってもらうという効果はありますが、主目的は宇宙に荷物をお届けする。それが民間企業活動としてのロケット打上げです。ロケット技術開発は極めて難しいです。従来国家事業であったロケットを民間企業活動とするために、市場拡大のため試行錯誤で様々なことを実施しています。お菓子をロケットの炎で焼いてみたり、ロケットの機体広告のスポンサーを募ったり、個人の荷物を載せたりと様々な可能性を試しています。また、観測ロケットとして王道の使い方である科学実験の装置も搭載しています。これによって科学技術の分野に貢献もしています。「宇宙を使う」一般の方はGPSだとか気象衛星ぐらいの恩恵ではあるのですが、実は宇宙を使いたい人は世の中にたくさんいます。MOMOには期待が寄せられています。使いたいけどチャンスが無い・お金が高すぎる、そんな理由で使いたい人が使えない。それが宇宙空間です。その敷居を下げ、宇宙を身近なものにすることで、人類に貢献するんだ。そんな気持ちで事業を行っています。私たちはこれまで、打上げを見に来ていただいたお客様との出会いによって事業が大きく前進してきました。例えば、NHKの「逆転人生」というドキュメンタリー番組に特集してもらったときにも紹介されましたが、「宇宙品質にシフト MOMO3号機」のメインスポンサーであったレオス・キャピタルワークス株式会社の藤野社長は、MOMO2号機の打上げが上手く行かなったときに現地で泣いているお子さんを見て、その子の夢を叶えたいと次号機のスポンサーを決意されました。ロケット打上げのイベントはあくまで広報活動、地域貢献、CSRとして考えていますが、ISTのメインであるロケット打上げ事業にも繋がるとても大事な機会です。しかし、昨今の新型コロナウイルス感染症をめぐる情勢を踏まえ、今回のMOMO5号機打上げでは最大限の対策を行ってきました。・見学場封鎖による完全無観客・見学者の方が大樹町に来ないように要請・YouTube、ニコニコ動画によるライブ配信・立入り制限区域の拡大・制限区域外で人が入れそうな場所へのパトロールと声掛け・メディアの方々はオンライン取材・記者会見、カメラマンのみの入場に制限実際に大樹町に来ていただいた方も多いかと思いますが、射場近辺は極めて広い範囲です。今回拡大した立入り制限区域は35㎢程度、これは山手線の内側面積の半分になります。また、山で人が入れないような場所も含めると射点を中心に山手線内側ぐらいの面積以上を、ロケットを見ることができない状況にする予定でした。広大な面積なので絶対に、完璧に誰も入れないという約束はできません。しかし、ほぼ人が来れないであろう状況を作る準備をしていました。完全無観客の打上げ自体も事前に大樹町役場とも相談して決定した方針でした。ISTの事業を止めない範囲で最大限の対策と大樹町の確認を経て、「対策は十分である」という大樹町からの評価を得て、打上げ日を4月20日に公開しました。しかし、打上げの1週間前、大樹町から延期の打診をされてしまいました。安全の対策は万全でも、町民の安心の獲得までは難しいとのことでした。なんとか打上げを行うべく、5月2日だけを避けて予備日での打上げを実施することや、時間の制限、日時を公表せずに打上げることなどさまざま提案を行いましたが、GW期間中の延期要請は変わりませんでした。したがって、苦渋の決断ではありましたが、打上げの延期を決定しました。▼クラウドファンディング活動報告:打上げ延期の経緯とこれからについて(4月30日)延期要請において、行政からの要請は法律・科学・論理・数字に基づいての判断でないと今後の打上げの見通しがつきません。大樹町にもその点を説明してほしいと伝えていますが、現段階でも回答はいただいていません。打上げ可能な日時(ウィンドウと呼びます)は簡単に確保できるものではなく、関係各所との事前の入念な調整が必要です。直前での変更は難しいものです。しかし、これまでも、これからも、ISTの活動に大樹町は不可欠です。打上げには広大な範囲の敷地が必要であり、今後ZEROも含めて射場拡張の検討を大樹町と一緒に行っていること、ふるさと納税(企業版・個人版)などISTへのサポート施策も実施していただいていること、地元住民の方々の応援があるので地元の交渉事が良好に進んでいることなど、大樹町だからこそISTは宇宙開発ができているのだとも思います。このような状況ではありますが、打上げ延期の記者会見には大樹町長も同席しています。町長から当面はGW期間中に限っての延期要請である、今後は大樹町としても汗を流して協力していくと明言してくれています。そして実際に、大樹町とは次の打上げに向けて前向きな協議を始めています。当然のことですが、ベンチャー企業として、事業の遅延は大きな痛手です。今回の延期要請の影響が最小限になるように全体の計画を策定している状況です。また、延期による損失を補填すべく、新たなクラウドファンディングの実施(CAMPFIREにて公開予定)などできることをやろうとしています。新型コロナウイルス感染症には負けません。このネガティブな状況に際して、多くの方の応援の声に助けられています。実際にメール・SNSなどで、励ましやエールをたくさん頂いています。見えない不安と戦うときは、皆様からの応援が何よりのチカラになります。ご心配をおかけしますが、ISTメンバー全員、前向きに進んでいます。引き続きご支援賜れば幸いです。インターステラテクノロジズ株式会社 代表取締役社長 稲川貴大▼クラウドファンディング CAMPFIRE:IST公式ページhttps://camp-fire.jp/projects/view/273150(新規のクラウドファンディングが公開されます。公開されたらURLが有効になります)▼大樹町企業版ふるさと納税 ▼大樹町個人版ふるさと納税 宇宙のまちのロケット応援プロジェクト