おはようございます.
漢字がとても苦手で,単純な漢字すら書けないことを中学生にドン引きされたけんゆーです.
インターネットを開けばすぐに答えが分かるという生活に慣れきってしまったせいで,危機感がありません.僕の知識はインターネットに置かさせていただいております.
さて,農業を始めて,「5ヶ月+17日」が経過し,そろそろ半年が過ぎ去ろうとしています.
引きこもって研究ばかりしていたあの日が,昨日のことにように感じられます.
首里城が燃えた昨年の10月31日の2日前(10月29日)に沖縄に来たのですが,それすらも昨日のことのように感じています.(首里城が燃えた日をググって調べた僕)
農業を「5ヶ月+17日」やってみて,改めて思ったことは,農業はびっくりするくらい飽きないということですね!
まだまだ知らないことが多すぎます.
知らないことが,なるほど!となる瞬間に知的好奇心が刺激されるので,知らないことだらけの農業は,楽しさいっぱいです!
=======1週間の取り組みダイジェスト=========
今週もみなさまお疲れ様でした!
目に見えない敵(コロナウイルス)の輪郭がだいぶ分かってきたような昨今ですが,体調は大丈夫でしょうか.引き続き,前向きに免疫力をつけて頑張っていきましょう!
一週間の取り組みダイジェストです.
シリコン剤を壁の隙間に注入して防雨してます(コーキングと言います).壁に使った木材が中古なので,これからペンキを塗って,汚れと古さをごまかします.それよりも,このコーキングガンが僕(27歳)の心を刺激しまくって,ハンドルを握るのが楽しかったです.隙間退治のFPS(ファースト・パーソン・シューティング)ゲームです.
トマトや新玉ねぎ,ニンニクが採れてきています.小さい農家なので,売れるほどの数はないですが,,,,ご近所に配ったり,自家消費したり,,,,
FPSゲーム(隙間という隙間へのコーキング)が終わり,ペンキ塗りに入っています.
屋根の鉢巻部分を深緑色に塗りました.今日は,壁をアイボリー色に塗っていきます.
これはそんなに面白くないです.27歳,駄々をこねています.手のペンキ汚れが落ちないので人差し指が緑色になったままでかっこいいです.
マルチが貼られ,また新たな作物が植えられる予感です...!?
ある野菜を大量に植える計画をしています...乞うご期待!
=======1週間の取り組みダイジェスト 終わり=========
こちらの記事では,毎週金曜日の朝に,僕が気づいたこと,面白かったこと,ちょっとためになったら良いな!と思うことを活動報告(メルマガ)として配信しております.よろしくお願いいたします.
内容はこのようになっています.
(1).植物の創発特性というめちゃくちゃかっこいい特徴!!
(2).人類が構築する国家のモデルは正しいのか.
(3).終わりに 〜バイオインスピレーション〜
今週は,植物と私たち動物の構造の対比から国家のあり方の脆弱性を考えていきたいと思います.(1).では「植物の構造である創発特性」についてご紹介します.その後,(2).では,コロナウイルスによってダメージを受けている私たち人類の国家のモデルは正しいのか,ということについて考察をしていきます.
では,今週もよろしくお願いいたします.
(1).植物の創発特性というめちゃくちゃかっこいい特徴!!
植物と動物というのは,身体の構造が全く違います.
もしよければ,「【Vol.3】移動できない植物が,5億年もの長い時の生存を可能にした戦略がすごすぎるお話」をもう一度サラッと目を通していただけると嬉しいのですが,今回はその続きです.
植物は人間のように移動ができません.
しかし,地球にいる生物の99%は植物なのです.
移動ができない植物が,この過酷な地球を生き抜いてこれた生存戦略として,3つの要因があります.
・身体のモジュール構造
・創発特性
・感覚器の発達
でしたね!
身体のモジュール構造というのは,一箇所に集中した弱点を置かないことでした.動物のように,目や耳,心臓といった重要な器官を集中させずに,鳥や虫に体の一部や大部分を食べられてしまっても,瀕死状態にならないための構造的戦略でした.
感覚器の発達は,移動ができない分,周囲から多くの情報量を感知する必要があり,人間の五感(視覚,嗅覚,味覚,聴覚,触覚)だけではなく,20の感覚器を持っていると説明しました.
さて,今回お話したいのは,創発特性というものです.
前回もサラッと触れたのですが,創発特性というのは,中央集権型ではなく,分散的にそれぞれが機能してこそ,全体に生まれる新しい価値のことです.もうちょっと分かりやすく伝えるために頑張ると,「一つ一つを足していって全体にすると,不思議なことに総和よりも大きな価値が発生すること」です.
植物の根っこは,何万本もあるのが珍しくないのですが,彼らはあの密集した空間で全く絡まりません.しかも,それぞれが養分を獲得するために,土の中を探索して動いているし,途中の障害物を避けたりします.
この根っこの一本一本の振る舞いは,命令されているものではないのです.
植物の動きは,人間のような中央集権型は異なり,脳みそ(司令塔)がないので,それぞれがそれぞれの感覚器に頼って振る舞います.
つまり,根っこの一本一本の動きは,独自に,全体との協調をうまく取りながら,土の中を進みます.これが創発特性の特徴です.
(大人数の人間がスクランブル交差点を素早く渡れるのも,創発特性です!)
インターネットも創発特性で,wikipediaなんかまさにそうです.
用語の説明文の記載は,誰も命令してないですし,給料すらも出してないのに,一人一人の振る舞いが,積み重なりとても巨大なものになっています.私たちの日常から国語辞典(中央集権型の賜物)を奪い去りました.
それと同時に,僕の頭の中から,単純な漢字と,首里城が燃えるなどの衝撃的な過去の出来事を奪い去ったのでした.
でも大丈夫!インターネットは強力で,すでに僕の知識と化してます.(中二病です.)
2.人類が構築する国家のモデルは正しいのか.
さてさて,本日のタイトルにもある通り,僕たちは,コロナショックという数十年に一度の機会に,人類が構築する国家のモデルは正しいのかどうかを,考え直さなければいけません.
(もちろん,,,,
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(3).終わりに 〜バイオインスピレーション〜
(2)では,湿っぽい話をしちゃいました.
半分以上は,怠慢な自分自身へ向けたメッセージとして執筆をしました.
適切な情報収集と,適切な行動が求められるこの激動の時代,「農業をやっていて関係ないやい」では済まないと思い,真面目に,植物の創発特性と国家モデルを絡めて,考えました.
バイオインスピレーションという概念があります.
これは,生物の優れた構造や振る舞い方を参考に,ものづくりやシステムづくりに反映させていきましょう!というものです.
今回のこのメルマガは,まさにこのバイオインスピレーションを使いました.
正解がわからない時,どうして良いか分からない時,そういう時こそ,別次元のどこかのアイデアが役に立つこともあります.
では,今週も読んでいただきありがとうございます.
おいらは,今作っている壁にペンキを塗ってきます!
行ってきます!
本日も皆さんの一日が幸せな日であることを願っています!