おはようございます.
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最近は,農業が楽しすぎて,脳内物質のエンドルフィンがドバドバ出ていると思われるけんゆーです.エンドルフィンは,脳内ホルモンの一つで,これが出ると,幸福感に包まれます.
運動をしたり,美味しいもの食べたり,好きなことや楽しいことをしたりすると,分泌されるホルモンなのです.よって,コロナウイルスによる活動自粛,あらゆるものへの我慢,不安は,エンドルフィン的には良くないので,皆さんも,この金土日は,3密(密閉,密集,密接)に気をつけて,好きなことを思いっきりやりましょう!
今週で小屋がそこそこ良い感じになったり,マンゴーやアボカドの果実が大きくなってきたりとゾクゾクする一週間でした.
小屋が徐々に形になりだしてきました.
マンゴーもウズラの卵ほどの大きさになりました.
摘果して,なりすぎていた分を間引きました.
さて,今回の活動報告の記事は,普段,メルマガで配信している一部を抜粋して配信します,
なぜヒトとトリは辛い物を求めるのか?
畑に植えてる獅子唐です!
この世の中には,「どのような料理も辛くしないと気が済まない」という人たちが存在しますね.パスタやピザ,野菜炒め,スープ,ステーキ,目玉焼きなどなど,なんでもかんでも唐辛子を入れたり,香辛料を入れたりする人たちが存在します.
皆さんはどうでしょうか.
今日は,そんな辛いものについてのお話です.僕は全く,辛いものが好きではないですが,知り合いに数人,どんな辛いものでもいけちゃう!という方がいます.もちろん,そういった人たちは,もれなくポケットにMY香辛料(デスソースみたいなもの)を持っているので,ご飯に行くと,辛さを自ら足しにかかります.試しに一口もらうと地獄(デス)が待ってます.
こういった人たちは,世界中に25億人くらいいて,このような地獄を毎日,自ら取りにいっています.ちなみに,その友人は,ヒリヒリで,舌の感覚はあまりないといっていました.麻痺っているのは,舌だけではないのですけどね!
では,なぜ,その人達は,毎日死ぬ気でご飯を食べているのか,全く理解が追いついていなかった僕なのですが,今回,その謎が解けました!!
その前に,ちょっぴり,なんで唐辛子が辛いのか!?というお話をします.
唐辛子の辛さの原因は,カプサイシンという化合物のせいです.
科学的なお話をすると,このカプサイシンが,神経の末端に触れると,TRPV1(トリップ・ブイワン)という受容体が活性化して,人に辛さを知覚させます.
TRPV1というのは,本来,熱を知覚するセンサーで,43℃の温度で活性化します.
人間が触れて熱い!と感じるために必要なセンサーで,身体に害が及ぶ状況を回避するためのものなのです.ちなみに,おいらのお風呂のお湯の温度は42℃までが限界値です.家賃3万円ですが,人体のカプサイシンを考えたお風呂設計になっているようです.(皆さんのお風呂はどうですか?)
ちょっと話をお風呂の熱さから,辛さに戻しますが,カプサイシンは,人間にとって危険な温度を痛みや辛さで教えてくれます.厳しい教えですが,もっと優しく教えてくれたら,人間は確実に,やけどで絶滅してました.厳しく教え込むことは生きていく上で重要なのです.
さて,辛さを求める人たちについてですが,
なぜ,彼らが,わざわざ,痛覚を伴う激辛料理が好きかというと,実は,辛い食べ物を食べた時に,脳内からエンドルフィンが出てくるのです...そう!あれです!冒頭でお話した幸福感に包まれる脳内ホルモンです.
エンドルフィンというのは,幸福感以外に,痛みどめ効果も兼ね備えています.
何か辛みや痛みを伴う時に,脳はそれを緩和する神経伝達物質エンドルフィンを出すのですが,なんとモルヒネ以上の効果を生みます.
しかもこれ,長時間のマラソンの後,水泳,何か身体的に苦しい運動などの後にも放出される脳内ホルモンなのです.これが痛みや苦しみとセットで出てきて,幸福感をもたらしてくれるのです.耐久スポーツの場合は,この幸福感が達成感という言葉で言われる時もありますが,何か強烈な気持ちよさが襲ってくるのです.
しかも,このエンドルフィンには,依存性(中毒性)があります.人間の身体は運動や辛いことを,幸せと感じるようにできているのですね!これは凄いことなのですね.ランナーズハイというのは,エンドルフィンによって引き起こされるということまでわかっています.
ようやく,謎が解けました.
辛さを求めているのは,エンドルフィンを放出して,強烈な幸福感を獲得しているということ,脳内では,マラソンした後の状態になっている,ということ.そして,おいらは毎日辺りが暗くなるまで農作業をしちゃっていることは,,,,エンドルフィンがドバドバ出てしまっているからなのですね.
ありがとうエンドルフィン.
あっ!興奮しすぎて,トリのお話を忘れていました.
トリは,カプサイシンを知覚するTRIPV1のような受容体を持っていないため,辛さを知覚することができません.これによって,トリは唐辛子をパクパク食べることができます.
そして,面白いのは,ここからなのですが,人間以外の他の哺乳類は,脳内麻薬のエンドルフィンが出ません.つまり,チンパンジーもゾウもウマも,辛いだけで,幸福感はないのです.
そのため,食べません.彼ら哺乳類は,歯があるので,唐辛子の種子をすりつぶしてしまいます.そのため,唐辛子的にも,次の子孫の繁栄という観点から考えると,彼らに食べられるのは,メリットがないのです.
しかし,トリはほとんど噛まずに,種子を遠くまで運んでくれるので,唐辛子がいろんな地域で繁栄する可能性が高いのです.
人間は知能が発達しているので,栽培をして増やすことができます.実際に,中央アメリカから,ヨーロッパに唐辛子を運んだのは,コロンブスです.その時から,人間は,辛いものを食べると,エンドルフィンが出て,幸福感に包まれるということを分かっていたのですね.
これを考えると,なんか唐辛子(カプサイシン)自身の戦略って,すごいですよね.
トリとヒト(ヒトはすでに依存状態)に好まれるように進化し,遠い地に運んでもらい,現代も子孫繁栄に成功しているのです.進化し続けているのですね.
コロナショックで凹んでいる場合ではないですね!
僕らも,唐辛子のように,うまくこの状況に立ち向かい,進化していく時なのです.
では,本日も皆さんが幸せで,エンドルフィンが沢山放出される1日であることを願っています!(ちなみに,アスリートや成功している人は,エンドルフィンが普通の人より沢山放出されやすいのだそうです..)
定期購読の方では,コロナショックを受けてどのように立ち振る舞っていけばよいのか?ということについても触れています.是非,お時間のある方は,こちらからどうぞ!
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