大学生の時にボランティア活動の中でフェアトレードやエシカル消費という仕組みを知ってから、応援する人を増やしたいという思いで、社会人になってからも活動を続けてきました。
地元の税理士事務所に勤務していますが、税理士事務所のいいところは、お陰様でその地域の方々やお客様と長年にわたって深いお付き合いをさせていただけること。会社の数字や事情を深く共有させていただく関係だからこそ、他では話せない地域の事情や問題等を共有させていただけることだと思います。
大学や新卒で入社した会社にしても、電車に乗って別の地域へ向かうということが多かった私にとって、地元で働くということは「生業と共に生きる」街に変わりました。
地元で生き、地元の経済を支えるむさしのエリアの経営者の方にお会いして感じたのは「この街を元気にしたい」「もののストーリーを大切にしながら、お客様により良いサービス、より良い商品をお届けしたい」という熱い思いでした。
良い意味で意識の高い経営者の方、消費者の方がこの街には多いなと感じています。だからこそ、フェアトレード商品、エシカル商品をまちぐるみで広め、提案していけることはこの街にすごく合っているのではと感じています。
背伸びする必要はないけれど、自分の生活の出来るところから少しずつでもエシカルな消費が実践できれば、そのちょっとで身の回りが、まちの消費が、見え方考え方が変わっていく、
それが実践しやすい街なのかなと思っています。
世界中のあらゆる問題でもそうですが、「なんでそうなったの?」「どうしたら解決できる?」のシンプルな疑問を忘れずに、人の意見に流されず、いろんな方向の意見を聞ける人が一人でも増えれば、それはいずれ大きな波になると思っています。