
大切なご支援者の皆様、こんばんは。
寒い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか。水戸の初めての冬。12月からは霜が降り、池の水面が凍りました。そんな情景に出会うのは本当に久しぶりで、関東に住んでいた子供の頃、飽きもせず霜を踏んで遊んだ記憶を思い出し、思わず同じことをしてみたりしています。
さて今日は、私のひとつの大切な決心を、皆様にお伝えしたく筆を取りました。
皆様は覚えていらっしゃるでしょうか。昨年春に中止した、ヤク×オーガニックコットンのストールのプロジェクト。

早い段階から多くの方にご支援をいただき、今もなお、そのお気持ちに深く感謝しています。しかし、商品の品質には激しいばらつきがあり、細かな糸切れや傷を見つけるたびに、このまま進めることはできないと判断せざるを得ませんでした。
返品や返金をネパールの製造者に打診しましたが、返答はありませんでした。周囲からは事情を説明した上での特別支援価格という案も出ましたし、当初はそれしか道がないとも思いました。
なのに、秋以降、何度もラップトップを開いてはプロジェクトを立ち上げようとしましたが、どうしても気持ちが前に進みませんでした。
私は自分自身に問いかけました。私は、本当はどうしたいのだろう?
私は費やした費用を取り戻そうとしてきました。返品は不可。お金も戻らない。けれど、このプロジェクトを組み立てるためには、一つでも嘘が必要になるのではないか。私は、このストールを自信を持って薦められるだろうか。その時、その問いに、心は、はっきりと「否」と答えました。
実際、今開いている小さなヨガクラスでは、最初のプロジェクトで誤ってヤクだと紹介してしまった「Shantiストール」を使っています。
その暖かさを感じて、「欲しいから譲ってほしい」と言われると、私はは少しだけある在庫の中から、自信を持っておすすめし、お渡しすることができます。
Shantiストール

私は、軽さや洗濯のしやすさといった日常の中での扱いやすさから、長い旅の相棒であった、Shantiの方を選んでしまうのですが、
二度目のプロジェクトのヤクのストールも暖かさで軍配が上がります。
そして質感もやっぱり厚みもあってしっかりしているなと思います。
だから、同じものをとオーダーしたのにも関わらず、これでいいと言い切れない以上、支援価格を落としたとしても、ご支援を募ることがどうしてもできなかったのです。
そのくせ、ヤクからいただいた希少な毛であることもあり、捨てるという選択にも踏み切れずにいました。
だからといって、無償で誰にでもお渡しするのも、何かが違う。いっそ火にくべて燃やし、空に献上してしまおうかと本気で考えたこともあります。
そんな時、ふと、心の明暗を分けるような考えが浮かびました。
数日前の朝、突然にある方のお顔を思いついたのです。
名古屋に、以前タイのお祭りで施術をさせていただいたお客様がいらっしゃいます。
その方は、世間の狭間に取り残されたご高齢の方々のお世話をされています。

身寄りがなく、小さな犯罪を繰り返すことで、刑務所や拘置所に戻ろうとするご老人がいる――そんな話を、皆様も耳にしたことがあるかもしれません。
それほどまでに、行き場のない方々がいるという現実。
その方は、古くなったビジネスホテルを活用し、
そういった方々を含めた、世を彷徨い、生きずらさを抱えた方々が安心して暮らせる場所を提供していらっしゃるのです。
どうして、今まで思いつかなかったのだろう。
そういう方々にこそ、私が一生懸命手をかけてきたけれど、小さな傷が多すぎて行き場を失ってしまった、希少な毛で織られたこのストールをお渡しできたら。
誰かが自分たちのことを想ってくれている。
そんな気持ちと一緒に、温もりや愛も届けられるのではないだろうか。
そう思った瞬間、私の心は一転して踊り出しました。
これまで費やした費用が惜しく無くなりました。
発送準備中のストール達!
心なしか嬉しそうにふっくらして見えます。
早速その方に連絡を取ると、快く受け入れてくださるとのことでした。
私はすぐに準備に入りました。すべての傷を治すことはできませんが、できる限り一枚一枚を整え、心を込めてお届けしたいと思います。
長い時間はかかってしまいましたが、
今、この決断ができた自分を嬉しく思っています。
そして、いつも支えてくださる皆様へ、
このご報告と感謝の気持ちをお伝えしたく、このメッセージを書きました。
すべてのつながりと経験に、心から感謝します。
ShantiShantiShanti
ありがとうございます。



