現在行われている『ガザの子どもたちに心の支えを。アフタースクール・プログラム実施支援』クラウドファンディングのリターン品になっている「Fabric of Our Lives」の活動をご紹介します。
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『Fabric of Our Lives』とは?
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パレスチナYWCAが行う、伝統刺繍作品を通して1948年に故郷を追われた難民の女性たちのストーリーを伝えるプロジェクトです。難民キャンプの女性たち、とくに若い女性たちが生業と収入を得るためのエンパワメントプロジェクトでもあります。
故郷を追われたパレスチナ人難民が70年以上、数世代にわたって生活している難民キャンプでは、女性たちの教育・経済的機会が限られています。難民女性が尊厳を持って生きる権利を促す”Fabric of Our Lives Campaign”( 「私たちの人生の布地/基盤キャンペーン」)は、女性たちが世帯所得に貢献し、家庭やコミュニティで生産的かつエンパワーされたと感じることができるよう、職業訓練や収入を得る機会を提供しています。
「Fabric of Our Lives」は、経済的な側面のみでなく女性の健康を促進する側面もあります。パレスチナの不安定な状勢下で、女性たちは恒常的なストレスと不安にさらされています。それゆえ、女性たちにとって安心で、支えとなるスペースでトレーニングを行うことで、ストレス緩和や、自身について、また自身の考えを表現できる新たな機会を得ることにつながっています。
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パレスチナのシンボル―刺繍
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パレスチナの人々にとって刺繍は、農村地域の女性たちの生活において重要な意味を持っています。刺繍の入った「ソブ」と呼ばれるドレスは、女性たちが自分自身を表現する第一の方法でもあります。オリーブの収穫から葡萄の収穫まで、「ソブ」は作業着として親しまれ、また、多くの女性は婚礼などお祝いの場のための特別な「ソブ」を持っています。
クロスステッチ刺繍は、1948年、75万人以上のパレスチナ人がイスラエルによって故郷を追われ、難民となった「ナクバ(大災厄)」後の大混乱で一旦は減少しましたが、今は伝統芸術、特に刺繍は、パレスチナ全体で結束のシンボルとなっています。
刺繍をまとったオリーブの木の人形やブレスレットは、女性達の背景を形にし、世界に平和のメッセージを発信しています。「Fabric of Our Lives」を通してパレスチナの女性たちが平和をつくることに関与しています。
このクラウドファンディングプロジェクトを通じて、それぞれの立場を越えて、お互いが相手の思いを届け合い、共通して平和を願う一歩に近づければと願っています。皆さまのあたたかい応援を、よろしくお願いします!
※次回は、「Fabric of Our Lives」の刺繍をまとったオリーブの木の人形(リターン品)についてストーリーをご紹介します。
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リターン品一覧『ガザの子どもたちに心の支えを。アフタースクール・プログラム実施支援』
リターン品の発送につきましては、ご支援いただいた皆さまへの感謝の気持ちものせまして、11月下旬にお手元にお届けいたします。
クラウドファンディング終了まで残り2日!引き続き応援、ご支援、ご協力よろしくお願いします!