はじめに・ご挨拶
このプロジェクトにアクセスしていただきありがとうございます!
神戸発・防災音楽ユニットのBloom Works(ブルームワークス)です。
「音楽で防災を身近に」していき、「笑顔の花を咲かせる」ことをテーマに、神戸から全国へ向けて音楽活動を展開しています。
これまでNHK「おはよう日本」で特集していただいたり、内閣府主催「ぼうさいこくたい」に出演するなど、防災の社会的要請が高まる中で独自の活動スタイルが注目されつつあります。
このプロジェクトで実現したいこと
スマトラ沖大地震の被災地・インドネシアのアチェ州シムル島を訪れ、津波伝承歌「スモン」に実際に触れること、そして「音楽で防災を実現した文化や想い」を、日本に持ち帰って広めることです。
また、来春4月11日(土)、防災をテーマに開催する音楽フェス「BGMスクエア」において、実際に「スモン」を披露したいと思います。
おそらく日本の音楽フェスで「スモン」が披露されるのはこれが初めての試みになります!
プロジェクトをやろうと思った理由
東日本大震災の被災地、宮城県石巻市をこれまで70回以上訪れ、様々な支援活動に携わってきました。
その中で「津波てんでんこ」の教訓を教わりましたが、全国にその教えが浸透しているとは言えないのが現状です。
しかし30年以内に70〜80%の確率で発生すると言われる南海トラフ地震では、私たちの住む関西も津波で被災することが想定されています。
決して人ごとではないのに、なかなか伝わらない大切なメッセージを、音楽で広められないだろうかという考えのもと、Bloom Worksとして活動をスタートしました。
そして兵庫県立人と防災未来センターで「スモン」を知り、これこそが私たちの目指す「音楽のチカラ」だと思いました。
ただ、日本の文献などは非常に限られていて、日本でスモンを聞くことも困難です。それならば自ら現地を訪れ、じかに触れてみたいと考えました。
これまでの活動
音楽でわかりやすく防災意識を分かち合うことをテーマに、防災音楽フェス「BGMスクエア」を開催。
津波の高さを体感するため、34mの高さに風船をあげる「バルーンワークス」など、防災に関心がなくても楽しみながら学べる工夫を凝らしてきました。
また、津波てんでんこをテーマに「Run & Gun」という歌を作るなど、音楽の中に防災メッセージもたくさん織り込んできました。
こうした活動のお手本とも言える「スモン」を学びたい。
次第にその想いが強まっていきました。
しかし、それは簡単なことではなさそうだと、リサーチを進める中で知りました。
スモンを知る日本人は非常に限られていて、研究する専門家もごく少ないこと。インドネシアの中でもシムル島は独自の言語と文化があり、本島の人にとっても遠い場所(Last Frontier=最後の秘境)であること。アテンドしてくれるようなツアー会社もないこと。イスラム教の戒律が厳格な地域で、細心の注意が必要なこと。渡航費用が高額なこと等々ーー。
それでも、なんとかしてシムル島に行きたい。
様々な情報をたどる中で、アチェ州に留学経験のある方と繋がり、その方から数珠つなぎでアチェ州の名士、アチェ州の震災遺児を支援する団体の方などとお会いすることができました。
また、日本のスモン研究の第一人者の先生ともコンタクトを取らせていただき、ご指導を仰いでいます。
このように、少しずつ実現へ向けて形が見えてきました。
資金の使い道
航空券代、宿泊費に加え、現地でバックアップしてくださるコーディネーターやガイドの方に帯同していただくために必要な費用。さらに、現地の津波博物館または震災遺構でコンサートも開かせていただけることになり、その際に必要な音響機材のレンタル費用も必要となり、総額は60万円近くかかる見込みです。
これまでコンサート会場で募金にご協力いただき、約7万円のご支援をいただいています。
本来であれば全て自費で賄うべきところですが、渡航の趣旨に賛同し、応援いただける方から、費用の一部をカンパしていただければ大変ありがたく、今回クラウドファンディングをさせていただきました。
ご支援いただいた資金は、CAMPFIREの手数料(掲載手数料は12%、決済手数料は5%、合計17%(+税))を除き、全て今回の渡航費用およびリターン商品の購入に充てさせていただきます。
リターンについて
資金の厳しい中での渡航のため、リターンに十分な品をご用意するのは難しく、シンプルですがお礼の絵ハガキをお送りするコース、現地の貴重な記録映像をお送りするコースなどをご用意させていただきます。
実施スケジュール
11月24日(日)日本を出立
11月25日(月)〜28日(木)スマトラ島アチェ州にてコンサートや交流を図りつつ、津波歌スモンを学ぶ
11月29日(金)日本帰国
最後に
何があっても生き抜いてほしいという願いから、防災を学ぶ中でたどり着いた一つの到達点。
それがシムル島の「スモン」でした。
ここに至るまでの道のりは簡単ではなく、何度も諦めかけました。それでも、わずかな手がかりから人との繋がりを手繰り寄せて、人から人へと少しずつ助けられて道が開けてきました。
皆様にこのクラウドファンディングを通じ、資金面での最後の一押しをしていただければ大変ありがたいです。ご支援いただいたお金は決して無駄にせぬよう、十分な準備をした上で、有益な情報と繋がりを持ち帰ることを誓います。
なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るスモンの新たな形を知りました。
2019/12/15 09:00ナンドン・スモンの伝統的な演奏はとても貴重な体験になりました。ただ、そのままの形では島外の人に広めるのは難しそうだとも感じました。まず、言葉が違います。インドネシアには何千という言語があるらしく、ナンドンはシムル島独自の言語で歌われます。そして、演奏がとても高度なので、継承者以外の方が簡単に口ずさめるものでもないです。でも津波防災に役立ったことは間違いないので、島外にも広めたい。そんな思いからでしょうか。現在では、インドネシア公用語で、とても親しみやすいメロディーのバージョンが島外で歌われていました。子守唄のような優しい歌ですね。この後、歌ってくださったこの方とBloom Worksのセッションも実現しました。詳しくは報告DVDに収録します。このバージョンはどのようにして生まれたのか。思いが形を変えて広まっているということにとても興味がわきました。まだまだスモン探しの旅は続きそうです。 もっと見る
ナンドン・スモンの貴重映像を公開いたしました!
2019/12/05 08:53シムル島で地元の継承者の方々に披露していただいた伝統的な「ナンドン」の「スモン」パートをノーカットで公開いたしました!この後、Bloom Worksとまさかのコラボ演奏も実現したのですが、そうした映像も随時アップする予定です。DVDにはこうした映像に加え、道中の様子なども収録します。こちらも楽しみにしていてくださいね。 もっと見る
お礼のメッセージをお送りいたしました。
2019/12/01 09:56いつも応援いただき本当にありがとうございます。おかげさまで帰国即ライブを敢行しました。30℃越えの高温多湿なインドネシアから、いきなり寒気に見舞われて凍えましたが、多くの皆さんに帰国を喜んでもらえて心は温まりました。本当にありがとうございました。今後もライブが続きます。ぜひ遊びに来てくださいね。↓活動報告ライブも開催します↓https://tiget.net/events/75091さて、パトロンの皆様には、本日お礼のメッセージを送信させていただきました。もしもキャンプファイアーのメッセージサービスからメッセージが届いていないという方がいらっしゃいましたら、お手数ですが当プロジェクトページのメッセージ機能を通じてお問い合わせください。絵ハガキプラン、DVDプランの方は後日の送付を楽しみにお待ちくださいね。 もっと見る
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