お久しぶりです、高木です。こちらが最後の活動報告の投稿となります。投薬終了から3ヶ月の経過観察期間が終了しましたので、6月7日に病院Bにて、診察、腹部エコー、血液検査を行って頂きました。まずは前回、3月30日診察時の外注検査の結果です。どちらも問題ありません。良好です。続いて6月の血液検査結果(表左側)です。A/G比は0.94、基準値を上回る良い結果です。血小板は相変わらず下がり調子ですが、先生曰くまだ問題視する程度ではないということで、様子見の判断となりました。エコーも問題ありません。外注の検査結果はまだ出ていませんので、結果が分かり次第こちらに追記致します。投薬開始から約7ヶ月が経ち、先生からはここまで安定していれば問題ないでしょう、と言っていただけました。表の一番右は投薬開始前のもの、大きく改善されたことが分かります。再発のリスクが高いとされている3ヶ月を終え、(約4ヶ月経ってしまいましたが。)今回の検査をもって、スラヤさんはついに、寛解となりました。この日は夕方でも暑く、日差しも強い中での通院となりました。それでも帰り道のバスはcovid-19対策で窓が大きく開けられており、一番後ろに座ったスラヤさんと私に、涼しくて気持ちの良い空気が沢山入ってきました。そこでようやく、一区切りついたのだと、安堵しました。毎日、投薬を正しく行うこと、状態の変化を観察すること。スラヤさんと私が目標としていた、先に寛解されている方々と同じように、常に病気に対して誠実であるよう努めました。FIPは、今までたくさんの猫ちゃんと、ご家族が戦ってきた病気です。このプロジェクトで声をかけて頂いた方のなかにも、同じ病気の猫ちゃんと暮らしていた方、今闘病をしている方がコメントを寄せて応援して下さいました。少しずつ、少しずつ縁が繋がって行き、まるで、これまで闘ってきた猫ちゃんたちが、スラヤさんのプロジェクトと、支援して下さった方とを繋いでくれたように、私には感じられました。今、同じようにスラヤさんがきっかけとなって、この新たな治療法を始めている猫ちゃんも居てくださっています。FIPという病気に対して、寛解への道を築いて下さった方々と猫ちゃん達に、心から感謝します。そして長い間見守って下さった皆さま、本当にありがとうございました。スラヤさんは今日も元気でいます。高木





