はじめまして!フェローオーケストラ代表の八木澤と申します。
この度、私たちフェローオーケストラは、来月3月11日の第一回チャリティコンサートに向けてクラウドファンディングにチャレンジしております。
早速ご支援をいただいた皆様には、我々の取り組みを後押しくださり、心より御礼申し上げます。
あっという間に開始から6日間が経ってしまいましたが、初めての活動報告では、「フェローオーケストラって何??」ということを少しお話できればと思います。
この「フェロー」は、元々一般社団法人エル・システマジャパンが支援する、福島県相馬市での週末音楽教室の指導ボランティアから始まりました。2013年4月、それまで相馬市の公立小学校に対して不定期にて行ってきた音楽教育支援活動も少しずつ根付いてきて、いよいよ毎週末に弦楽器の教室を開催することになりました。
しかし、子どもたちの人数に対し、現地の指導者が1名、東京から隔週で来相する指導者が1名…。せっかくの教室なのに、これでは20人近い子どもたちに対して丁寧な指導をすることができません。
折しも、エル・システマジャパンの活動に興味を持つ学生や社会人の弦楽器経験者が、「この素敵な活動に何らかの形で役に立ちたい!」とインターンやボランティアを希望していた頃であり、エル・システマジャパンから「ぜひ相馬に指導サポートに来てください」と快く迎え入れてくださったのが始まりです。
その後この指導ボランティアも少しずつ人数が増え、毎週交代制で東京から相馬に通う体制が整いました。2014年に岩手県大槌町での教室が始まってからは、相馬・大槌の二箇所にボランティアを派遣するようになりました。また、このボランティアには音楽や指導の仕方などを探求する仲間という意味をこめて「フェロー」という名前がつけられました。
時間とともに週末教室に参加する子も増え、練習を重ねるにつれて子どもたちもめざましい成長を見せ、子どもオーケストラとして次第に形を成してきました。
またエル・システマは元々ベネズエラ発祥の、現在では世界的なプログラム。世界各地のエル・システマで学ぶ子どもたちと相馬子どもオーケストラの交流もありました。ベネズエラのユース・オーケストラや、アメリカのロサンゼルスの子どもたち、昨年はアフリカ大陸からアンゴラの子どもたちや台湾エル・システマとの子どもたちが相馬に来てくれて、言葉は通じなくとも一つの音楽を奏でるかけがえのない経験をしました。
(アンゴラ カポソカ音楽院との交流)
一方、子どもたちが輝くような経験をする中、フェローリーダーの私は、指導をサポートする立場のフェローはこのままでいいのか!?という葛藤を抱えていました。子どもたちにとって本当に意味のある指導を届けるためには、エル・システマの理念をフェロー自身が心から理解し、技術面・精神面でも優れた人間になる必要があるのではないか。そんな思いから、様々な手段を試し、検討し、たどり着いたのはやはり自らがオーケストラの中で一つの音楽を作る、ということでした。
そこからは、元々指導ボランティアとして活躍してくれていたメンバーを中心に、エル・システマに関心を寄せてくれていた方々、またその友人知人など「エル・システマの理念に共感する」を共通点として集まってきたメンバーで、フェローオーケストラができました。
現在では80名程度の団員が3月11日、12日の演奏会に向けて、練習を重ねています。
フェローオーケストラの日々の練習の様子などは、次の活動報告をお楽しみに!
3月11日のチケットは、以下リンクよりお買い求めいただくことも可能です。ぜひ皆様のご来場をお待ちしております!!
http://www.agog.jp
尚、これまでの活動の様子はfacebookやInstagram、Twitterにもアップしています。ぜひご覧ください。
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