こんばんは!
フェローオーケストラ広報担当の桂です。
これまでフェローオーケストラの活動を紹介してきましたが、「フェローにはどんな人が参加しているの?」と気になった方もいらっしゃると思います。
そこで今日はフェローオーケストラ代表の八木澤さんをご紹介したいと思います!
Q:八木澤さん、エル・システマジャパンに出会ったきっかけを教えてください。
大学生の時に、たまたまベネズエラのエル・システマのドキュメンタリーの放送を見て、その理念や、子どもたちが心から音楽を楽しんでいる様子に感銘を受けたのがエル・システマとの出会いです。
2011年の東日本大震災後、日本でも福島県相馬市でエル・システマジャパンによる支援が始まったと聞き、始まったばかりの弦楽器教室の見学に行きました。
それから、バイオリン指導のため、指導ボランティア(フェロー)として定期的に通うようになりました。
Q:フェローオーケストラを立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。
相馬や大槌に通いながら、練習を積み重ね、世界各国のエル・システマの子どもたちと交流するなど、様々な経験を通じてどんどん成長していく子どもたちの姿を見てきました。
次第に私は、子どもの学びをサポートするべきフェロー達も、子どもたちに負けないように学んでいく必要があるのでは、と半ば焦りにも似た思いにかられました。
そこで、フェロー自身がエル・システマの理念を体現し、成長できる場としてオーケストラを立ち上げることにしました。
今では、エル・システマジャパンの指導ボランティアだけではなく、エル・システマの理念に共感したたくさんの方が集まっています。
Q:フェローオーケストラの名前に込められた思いを教えてください。
“フェロー”という名称には「探究する仲間」という意味が込められています。
エル・システマで学ぶ子ども達をはじめ、一人でも多くの方に「音楽」を通じて活力を届けられるよう、演奏技術や楽曲の解釈、オーケストラの運営方法などを探究していく、そんなオーケストラになりたいと考えています。
Q:フェローオーケストラにはどういう方が参加していますか?
昨年8月7日に最初の練習を行いましたが、当時10数名だった団員は現在80名ほどに増えました。
指導ボランティアとして参加しているメンバーをはるかに上回る数の団員が、友人知人から話を聞いたりHPを見て応募をして下さり、できたてのオーケストラに関心を持って下さったことに驚くと同時にとても嬉しく思っています。
団員の層も幅広く、10代から60代までおり、学生や社会人など様々な背景を持った方が集まっています。
演奏だけでなく運営面でもとても前向きに関わってくれていて、多様なメンバーが自分たちのスキルを活かしたオーケストラになりつつあると感じています。
Q:第一回公演の聴きどころを教えてください。
3月11日のコンサートでは、マーラーの交響曲第5番より、第4楽章「アダージェット」を演奏します。
この曲は、マーラーが出会うなり恋に落ち結婚した「運命の女性」アルマに宛てたラブレターとも言われていますが、映画『ベニスに死す』で使われたことで一躍有名になりました。
今回は、東日本大震災から6年目にあたる3月11日にあたり、相馬や大槌をはじめとする全ての被災地への追悼の意を込めて演奏します。
Q:八木澤さんをもっと知りたい!
普段はIT企業で営業職として働いています。
休日は、会社のオーケストラ活動や、エル・システマの指導ボランティアで相馬や大槌に行ったり、フェローオケの練習に参加したりと音楽中心に過ごしています!
最近はフェローオケの運営で頭がいっぱいです(笑)
Q:第一回公演に向けて一言お願いします。
フェローオケの団員はそれぞれの想いをもって参加していますが、一人ひとりが演奏や運営面で新しい挑戦をし、成長できるオーケストラにしたいと考えています。
また、右も左もわからない中全力疾走している状態ですが、きっと聴きに来てくださった方に何かを伝えられるような演奏会にしたいと思います!
多くの方のご来場を心よりお待ちしております。
以上、八木澤さんの紹介でした!
今後他の団員の紹介も適宜アップしていきますので、次回以降もお楽しみに!