▼はじめにご挨拶
はじめまして、東京本土唯一の村、檜原村。
その中にある人里集落で「ゲストハウスへんぼり堂」をしている、
代表の鈴木健太郎です。
「ゲストハウスへんぼり堂」で宿直をしている、
伊藤昌兵です。
へんぼり堂から徒歩10分、同じ人里集落に、
「檜原窯」という陶芸工房があります。
檜原窯とは、
陶芸家森井隆さんとそのお仲間が今から約20年前に作られた陶芸工房です。
その檜原窯の魅力といえば、都内とは思えないほどの自然に囲まれた立地と、
都内ではとても珍しい、『薪窯』があるということです。
『薪窯』とは
陶芸というのは粘土を素手やろくろを使ったりして、形を作り、
その後、釉薬をかけたり、絵付けをしたものを乾燥させ、焼いて完成にいたります。
その『焼き』の工程ではいくつもの方法があります。
最も原始的な方法は「野焼き」(焚火の中で器を焼きます)ですが、
そこから時代を経て「窯」というものが出来て、現代に至ります。
現在、その窯にも種類があり、ほとんどの陶芸作品が「電気窯」や「ガス窯」で作られています。
その一番の理由としては、一人で手軽に窯焚きを行うことが可能だからです。
もっとも要求次第ではとても奥深いものでもあります
しかし、その一方で、薪窯でしか作品を作らない陶芸家の方達がいるのも事実です。
なぜなら、薪窯で作られた作品は薪の灰が付着して土との化学反応によってガラスのようになる灰釉や、
焼きあがった土自体の風合い(つちあじ)も電気窯やガス窯とは一味も二味も違った仕上がりになります。
薪窯の最大の特徴は良くも悪くも予想がつかない点です。
薪の状態、薪のくべ方、作品の配置、天候、様々な条件が絡み合った結果、作品が出来上がります。
ちなみに、薪窯の中は最高1300℃近くまで上昇します!
窯を開ける時はドキドキワクワク!
そういった偶然性こそが薪窯の最大の魅力だと言えます。
窯詰が終わりこれから焼かれるのを待つ、作品達です。
ちなみに、今回の窯焚きで72時間かけて燃やす薪、約800束です。
以前に檜原窯の薪窯で焼成された作品です。
▼このプロジェクトで実現したいこと
薪窯焼成をおこなうには、費用や手間がかかります。
ですので、今回は皆さんにそれを手伝っていけないかと思い、今回のプロジェクトをたちあげました。
今回、一日6人程で交代しながらシフト窯焚きを行おうと考えています。
ただ、短い時間だけでも窯焚きを体験してみたいという方や、
見学だけしたいというかたも大歓迎です。
(大量の薪を使った薪窯の窯焚きは、煙突から吹き出すものすごい勢いの炎を見ているだけでも感動です!!)
また、檜原窯から車で10分程のところにある温泉施設、「数馬の湯」もご利用いただけます。(無料送迎バス利用可能)
窯焚き後は温泉で汗を流してください。
▼これまでの活動
2013年の大雪により倒壊してしまった檜原窯の穴窯、一時は解体してしまおうという意見もありましたが、
へんぼり堂がボランティアスタッフを募り、再生に向け活動してきました。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
また今回、「人里焼き」を作るにあたって、へんぼり堂の周囲の山から、粘土を採取しました。
キジに追いかけられたこともありました。笑
ちなみに、へんぼり堂を囲む山々は「人里もみじの里」という、
地元の方々のもみじの植樹活動の活動場所となっています。
もし、ご興味がございましたらご案内することも可能です。
▼資金の使い道
現在不足している薪代
施設使用料
粘土素焼き代
今回の窯焚きに使用する消耗品代
▼リターンについて
・3000円コース、今回焼成したぐい飲みを1個プレゼントします。
・4,000円のコース、今回の薪窯による窯焚きを体験していただけます。(へんぼり堂1泊一名の宿泊代込)。
また、今回の窯焚きで焼いたぐい飲みを1個差し上げます。
当日のスケジュール等詳細につきましては、秘密のグループを作りますので、そちらでご案内いたします。
・5,000円のコース、今回の薪窯による窯焚きを体験していただけます。(へんぼり堂2泊一名の宿泊代込)。
また、今回の窯焚きで焼いたぐい飲みを1個差し上げます。
当日のスケジュール等詳細につきましては、秘密のグループを作りますので、そちらでご案内いたします。
・6,000円のコース、今回の薪窯による窯焚きを体験していただけます。(へんぼり堂3泊一名の宿泊代込)。
また、今回の窯焚きで焼いたぐい飲みを1個差し上げます。
当日のスケジュール等詳細につきましては、秘密のグループを作りますので、そちらでご案内いたします。
※1.送料着払いで発送いたします。
※2.薪窯での焼成はとてもリスクの高い焼成方法でもありますので、ぐい飲みのプレゼントに関しましては、確約はできませんのでご了承ください。
その場合は、電気窯での焼成したぐい飲みを一つ差し上げます。
今回4,000円以上のコースでは「ゲストハウスへんぼり堂」にご宿泊していただけます。
へんぼり堂もクラウドファンディングはやりませんでしたが、
みんなの手で作りました!
6月中旬~7月にかけてホタルが出ちゃうこの川までは、徒歩1分!
ちょっと、3月だと寒いですね。
▼最後に
これまで、長々と語ってきましたが、僕がはじめて窯焚きをした時の感想は、めちゃくちゃすごいキャンプファイヤーという感じでした。
三日三晩かけて、薪をくべ続けて結局できるのはお皿やコップというのも、何だかとても贅沢という感じでしたね。笑
深夜、ごうごうと薪を燃やしていく窯、
真っ暗な夜空を背景に煙突から吹き出す真っ赤な炎、
どれも、都心では経験できないような非日常的な体験だと思います。
この機会に是非、一緒に窯を焚いてみませんか?
当日、見学だけしてみたいという方も大歓迎です!
檜原窯では
毎週、火.土.日.曜日にお一人様3500円(送料別)で陶芸体験ができます。
二月中に作られた作品であれば、今回の窯焚きに間に合います!
また、ご自身で作られた作品を焼成だけしたいという方も、
焼成代金1キロあたり、2,500円で受け付けております。
薪窯の窯焚きの経験のある方で、今回の窯焚きを手伝っていただける方は
割引もございます。
詳しくは伊藤までご連絡下さい。
伊藤 090-9390-6390
最新の活動報告
もっと見る窯だし、しました。
2017/03/26 20:14雪の中窯出ししました。 今日は雪と雨が交互に降る1日。4月がまだまだ遠くに感じます。寒い。。ですが、確実に春は近づいてます!止まない雨も雪もない! 本日は、窯焚きをお手伝いいただいた作家さんと一緒に、窯出しをしてきました。割れるリスクの高い焚口に置いた作品は、しっかりと自然釉がかかっていていい具合。窯の奥の方の作品はあっさりとした感じ。へんぼりの土は濃い紫のような色に発色していました。今回、温度を上げすぎたせいか、中には土がへたってしまっている作品もちらほら。これも、薪窯ならではのアジということで。オープンハウスではこれらの作品を見れるようにしてお待ちしてます。 『超花見』(4.15土.16日)だれでも参加オーケーへんぼり堂 オープンハウスデイ! その後は、温泉で陶芸や骨董やあれやこれやと色々教えていただきました。陶芸のような圧倒的に歴史のあるメインカルチャーだからこそ、世代を超えたお話が出来ますね。 お花見も、普段関わることもない人と出会ってご飯を食べたり、話したり、そんな感じのへんぼり集落になるでしょう。 オープンハウスでの展示が終わり次第、パトロンの皆さんに作品も発送をいたしますので、すみませんが、今しばらくお待ちください。 もしよろしければ、へんぼりで会いましょう。 もっと見る
窯、解禁!
2017/03/24 14:33まだまだ寒い人里集落です。 今朝は晴れ間がさしていて暖かくなるかと思いましたが、急に曇って寒くなったかと思ったら、先ほどは粉雪が舞っていたへんぼり集落です。もうすぐ、桜の季節なのに寒いです。。 『超花見』(4.15土.16日)だれでも参加オーケーへんぼり堂 オープンハウスデイ! 午前中、昨日から泊まりに来ているお客さんと一緒に散歩がてら、窯の様子を見に行って来ました。 窯締めをして4日が経ちましたが窯の中はまだ若干暖かく、窯焚きの時のアツさを思い出しました。中の作品が割れてしまっているような嫌な予感がしていましたが、杞憂に終わり一安心。自然釉(窯焚きの時の薪の灰が器に付着しガラス状に固まったもの)の掛かりはそれほどではありませんでしたが、地味な作品が好きな自分としては満足です。 4/15.16(土・日)のへんぼり堂オープンハウスデーでは、今回焼いた作品をへんぼり堂内に展示いたしますので、クラウドファンディングをとおして、皆さんのご協力をいただいた結果、爆誕した日本で最も歴史の浅い焼き物「へんぼり焼」を見てみてください。 では、へんぼりで会いましょう! もっと見る
無事に窯焚きは終了しました。ありがとうございました。
2017/03/21 11:07無事に窯焚きは終了しました。ありがとうございました。 今回の窯焚きに際して、大きな怪我や事故なく終えられたことが、まずは良かったと安心しています。今回の窯焚きに参加、協力していただいた皆さん、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。 未経験者ばかりの窯焚きでしたので、皆さんそれぞれに何かを楽しんでいただけたのなら幸いです。 川で採れたお魚や様々な差し入れを食べながらの窯焚きは、焚き番を交代しながら、タスキを繋ぐ駅伝のようでしたね。 作品は、現在窯の中で徐々に冷却され、今週中には窯出しができるかと思います。ここまでくれば、もうできることはありませんので、万事を尽くして天命を待つといったところでしょうか。 皆様に、少しでも良い作品をお届け出来ることを祈っています。 1250℃以上に達した窯の中です。 窯焚きの終盤に釉薬のかかり具合を見るために取り出した上の画像中央左のコップです。まだ、完全に冷め切っていないため中が赤くなっています。クラウドファンディングに関して。 今回クラウドファンディングを通して知り合った人たちが、協力して一つの作業を行うということに、単純に可能性を感じました。何かまた新しいプロジェクトを計画したいと思っています。もし、ご興味がございましたら、ご参加お待ちしてます。あらためて、皆様のご協力に感謝します。 へんぼり堂 代表 鈴木健太郎 宿直 伊藤昌兵 もっと見る
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