シリーズでお伝えしている、受益者の子どものストーリー。
本日は6歳になる男の子「Rくん」です。
昨年の5月に識字教室に来てくれた Rくん。
今は、小学校就学前クラスに通っています。フィリピンでは、2016年から K-12の教育制度に変わり、就学前1年と12年間の初等、中等教育を含めた13年間の義務教育化に変わりました。日本でいうところの幼稚園年長から高校3年生がそれに該当します。
この制度は、必ず就学前教育の幼稚園を1年間通わないと小学校に入学できません。
Rくんは6歳になっても出生証明書がなかったために幼稚園に通えていませんでしたが、ソルトが夏休み期間に実施する識字教室に通うになり、出生証明の取得支援によって昨年出生証明書を取得し、幼稚園に入学。今年の6月からは晴れて1年生となります。
訪問時は、ちょうど幼稚園から出された課題を一生懸命作っていました。ダンボールでロボットを作っているとのこと。ハサミを器用に使うロナルドくん。どんなロボットができるのでしょう。夢は学校の先生になることだそうです。
お父さん曰く、よく家の手伝いもしてくれるし、構音障害があるものの、表現力もついてきたため、発音が聞き取りにくくてもコミュニケーションは取りやすくなっているとのこと。これからも彼の成長を見守りつつ、 Rくんのような出生証明書を持たない子どもを一人でも多くサポートしていくため、どうぞご支援を宜しくお願いいたします。