プロジェクトメンバーの濱沖です。
活動報告が滞ってしまい申し訳ありません。本日、久しぶりに顔を合わせての打ち合わせを行いました。とは言っても、この間怠けていたわけではありません!
前回の打ち合わせ以来、行政、業界団体、学校法人などに関して、資料収集を分担して行なってきたのですが、ある程度資料が集まってきたため、資料をつき合わせながら議論をしようということで打ち合わせに至りました。
もちろん、資料収集が順風満帆かと言われると必ずしもそうとは言い切れません。今回のプロジェクトはこの30年間の歴史を追おうとしているわけですが、たったこれだけの時間でも所在の分からなくなってしまっている資料がたくさんあります。また、資料を集めてみて私たちが事前に思っていたのとは違う展開になってしまっているという部分もありました。
別の言い方をすると、ここまでやってきた資料収集の限界を踏まえて、新たな作業に着手しようという結論に至ったことが今日の一つの成果です。前回の打ち合わせ後の活動報告で、1990年代初頭の関係機関の動向に特化して調査することはご報告しましたが、さらに特定の機関に焦点を絞って調査を進めようということになりました。新たな学校の設置は見方によって極めてデリケートな問題であるだけに、調査協力をお願いする機関への説明はもちろんのこと、この時期の様々な取り組みが現状を理解する鏡としていかに重要なのかを示すような研究にしたいと思っています。
これまでの資料からも面白そうなことがたくさん見えてきているので、それをもっと深みのあるものにできるよう、引き続き頑張ります。