2020/06/04 20:22

「人とのつながり」

私は佐久市在住のまゆこです。子供が3人おりまして、3人ともすでにちいろばを卒園して小学生です。

私とちいろばとのご縁は、すでに現在6年生の長男が保育園に喜んで通わないことから始りました。「おかあさん、園児服のボタンが閉められないのでおうちでもやってみてください」「おかあさん、水道の蛇口がひねれません」「おかあさん、塗り絵ができません」できないことを責められてばかりの保育園での集団生活は息子ばかりでなく私にとっても大変窮屈でした。

次男を里帰り出産で生んだ後佐久に戻り、通っていた保育園を辞めることを決めました。しかし、何処へ行ったらいいのだろう?迷う私は「まさか行くわけない」と思っていたちいろばに、見学に行くことを決めました。そして当日、メガネの夫婦と小さい女の子数人が私たちを迎えてくれました。色々と話したけれど決定的だったのは「でもうちからだと、遠いから…」と言った私に対してこともなげに「まあ、送迎がありますからね…」とサラリと答えたひとっち。

彼女は非常に控えめに見せておきながら、重要な時には信じられないほどの強めの圧で、相手をねじふせます。このタヌキ的な魅力に周囲は速攻で落ちるのです。きっとわたにいもそうだったのでしょう。

かくして、私たち家族とちいろばの関係は始りました。園と保護者の間で揉めたこともたくさんありました。でもあの時はみんなが本気でした。私もわたにいと白熱した「お弁当温める、温めない問題」で議論(ほぼケンカ)をかわしたこともありました。でも本気でぶつかりあったことで、私は育児の新しい考え方を会得することができ、今でもわたにいには感謝しています。

家族全員、最初から今までちいろばの存在には本当に感謝しています。

それは、これからもずっと変わりません。どうかこれからも長くたくさんの幸せな子供たちと家族の居場所であってください。