2020/03/14 09:00

Kobe Mural Art Project 第一弾「2号館ありがとうプロジェクト」において、市庁舎2号館の北側の壁面にミューラルを描くアーティストが決定!


2組目のアーティストは【HITOTZUKI(ヒトツキ)】さんです!

 下記の作品をみていただけると分かるように、ヒトツキは青と花を基調としたアート作品を数多く手掛けている。実行委員会でSNSを中心に「神戸の街や、市役所2号館に相応しいミューラルアート」について、アンケートを取ったのだが、まず神戸の色として圧倒的に選ばれたのが「青」でした。(青の次点は、緑、赤、白)。

 また、2号館の北側は現在、市役所の再整備に合わせて、もともとあった神戸の街のシンボルである「花時計」が別の場所(東遊園地内)に移設されています。

 神戸を表す「青」、そして花時計、フラワーロードに象徴される「花」、そんなイメージから、2号館北側(花時計があった側)の壁面を描くアーティストにヒトツキさんを選ばせていただきました。

 1組目のチチフリークさんとは色んな意味で対照的です。1人で描くチチフリークさんと、ペアで描くヒトツキさん。スプレーで描くチチフリークさんと、ペンキで描くヒトツキさん。対照的であるが、どちらもダイナミックな二組のアーティストがミューラルを描く過程を一緒に楽しんでいただけたらと思います。


【ヒトツキからのメッセージ】

この度は、神戸ミューラルアートプロジェクトにご招待いただきありがとうございます。

私達は、世界各地を訪れ、壁に描く活動を20年ほど続けてきました。神戸市内には、過去に六甲アイランドとメリケンパーク内に描かせていただいた経験があり、神戸での制作は今回で3作目となります。

それぞれの土地が持つ魅力を生かしながら新たな景色を残すという壁画の魅力は、完成した作品だけでなく制作のプロセスや地域の人たちとの交流も大切な作品の一部となると考えています。

制作は天候にも影響を受けますし、予測できない事も沢山起こります。そういった変化も含めて、最後まで皆さんに見届けていただき、旧神戸市役所のフィナーレとなる貴重な時間に素晴らしい記憶の共有ができるよう、制作に最大限の力を注ぎ、挑みたいと思います。

壁画は、言葉や写真では伝えきれないものがあります。ぜひ体感して頂きたいと思います。

【ヒトツキの経歴】

アーティストKAMIとSASUによるユニット「HITOTZUKI」。(https://hitotzuki.com/)

1999年に共同制作を開始。2000年のニューヨークでのBANSTORMERSへの参加を機に、フルスケールのミューラル制作を開始。KAMIのダイナミックに流れる曲線と、SASUの強く華やかなシンメトリーのモチーフが交差し、描かれる独特な世界観は、ストリートカルチャーから派生した美の意識に新たな風を吹き込み、時代に新しい風景を残してきた。

太陽と月を意味するHITOTZUKI(日と月)には男と女、+とー、陰陽など相反する二つが調和し新たな世界を創るという制作の意が込められている。日々のライフスタイルそのものをアートと捉え、東京をベースに国内外を巡る生活を続けている。

二人の作品は全てフリーハンドで制作され、プロジェクションなどでの下絵作業は一切使用しない。計算されたモチーフなど全て手作業で行わられる。

数々のミューラルアートフェスティバルに参加し、今まで世界各国で作品を残してきた。

その他世界各国でのアートショーやNIKE、PHILLIPS、FENDI、SONY、PERRIER、agnes b.、HERMESなどのプロモーションプロジェクトなどにも参加している。

最近参加したミューラルフェスティバル

2019 POW! WOW! KOREA Seoul, Korea
2018 POW! WOW! JAPAN Saidaiji, Okayama Japan
2017 ARTSCAPE 2017, Torsby, Varmland Sweden
2016 POW! WOW! LONG BEACH Long Beach, CA
2016 POW! WOW! HAWAII 2016, Kakaako, Honolulu, HI
2009 NAMES FEST: The 1st International Street Art Festival in Prague, Czech Republic
2007 OUTSIDES, Wuppertal, Germany