Kobe Mural Art Project 第一弾「2号館ありがとうプロジェクト」において、市庁舎2号館の南側の壁面にミューラルを描くアーティストが決定!
1組目のアーティストは【TITI FREAK(チチフリーク)】さんです!
(2組目も順次発表しますね)
下記のメッセージやプロフィールを見ていただいても分かるように、彼の祖父母が神戸から笠戸丸に乗船してブラジルに移住したということで、神戸とは歴史的な関りがあります。また彼は、東日本大震災で被災した石巻に入り仮設住宅にミューラルを描きながら住民とコミュニケーションを図るという復興支援プロジェクト行っていました。
チチフリークさんには2号館の南側の壁面にミューラルを描いて頂く予定です。2号館はの阪神淡路大震災で被災しながらも、その後25年間も頑張り続けてくれた市庁舎です。そしてその南側には震災で被災した方々の思いが集まる東遊園地があります。
2号館の東遊園地に面した南側の壁面を描くアーティストに彼を選び、彼が快諾してくれたことをとても嬉しく思います。
(チチフリークさんからのメッセージ)
神戸ミューラルアートプロジェクトへの招待をいただきとて嬉しく思います。
街と人が関わる今回のスタイルのプロジェクトが大好きです。これらのプロジェクトは、社会や市民、観光客にとても良い影響を与えれると信じています。
アートと人の間には、とても直接的な関係性があります。公の広々とした空間でペインティングを行うことができ、人々はペインティングのプロセスを見ることができます。このプロセスは双方にとって、公共にとっても、アーティストにとっても、非常に良いものです。
そのようなプロジェクトを一緒にできてとても嬉しいです。
私は日本人の孫で、生まれも育ちもブラジルです。
今は大阪に住んでいますが、神戸とは深い関りがあります。
1908年、神戸港からがブラジルに向けて初めて渡った『笠戸丸』に祖父母が乗船をしており、日本人として初めてブラジルに渡航しました。
そのような思い入れのある神戸のプロジェクトに参加することができ、とても興味深いサイクルに思えます。
皆さまにお礼を申し上げます。
(チチフリークさんの経歴)
1974年生ブラジル・サンパウロ生まれ。13歳の頃よりコミックアニメの世界に入り、7年間ブラジルを代表するコミックスタジオ・マウリシオ・ソーザをはじめ、ディズニー、マーヴェルなど国内外問わず様々なコミックデザインに携わります。
1994年から1995年の間、イラストレーションを手掛け始め、MTV BRAZILのアニメーションやその他様々なメデイアの仕事をこなすようになります。そして、1996年、はじめてストリートアートを描き始めます。
グラフィティーアートによって新たな自身の方向性を発見し、感情、人々の営み、カオス、夢、都市型空間、文化や自然に対して新たな視点、着目点を持つようになりました。
Titi Freakはすでにブラジル国内はもとより、ロンドン、パリ、ベルリン、マドリード、東京、ニューヨーク、バンクーバー、ロサンジェルスなど世界各国で壁画制作や展覧会を展開し続けています。2009年に行われたサンパウロ美術館での展覧会は大成功をおさめ、過去最多の入場数を記録しました。
また、NIKE, ADIDAS, Onitsuka Tiger など世界的ブランドともアートプロジェクトやコラボ商品制作などを展開しています。
そして2001年の東日本大震災の年、ブラジル大使館と日本国際交流基金からの依頼をうけ、石巻の仮設住宅にペインティングを行いながら現地住民とのコミュニケーションを図るという復興支援プロジェクトを実行しました。
参考記事https://www.wochikochi.jp/topstory/2012/03/graffiti.php(引用元:をちこちMagazine)
(追記)
ちなみに、オニツカタイガーといえば神戸の企業!
チチフリークさんが出演している動画はこちら(カッコいい!)