ご支援いただいたみなさまへ早いもので、クラウドファンディング終了から約2ヶ月が経過いたしました。映画『サマショール〜遺言 第六章』のクラウドファンディングにご支援いただきありがとうございました。その間に、新型コロナウイルスの感染が拡大し、みなさまもお仕事、生活に多大なる影響を受けておられることと存じます。心よりお見舞い申し上げます。先日、1万円以上のご支援をいただいた方に、リターンを発送いたしました。写真は、リターンの一つ、オリジナルフォトプリントです。撮影は監督の豊田直巳さんで、この写真についてはリターンとともにお送りしたお手紙に詳細を記載しておりますので、ご一読ください。この写真が、少しでも福島を思い出していただけるきっかけになれば幸いです。現在、ドキュメンタリー映画業界全体が大変な苦境を迎えていますが、名古屋の・シネマスコーレにて5月より映画『サマショール〜遺言 第六章』の公開が決定いたしました。みなさまにご支援いただきました寄付をもとに、準備を進めております。目に見えない恐怖ということ、今後も長期的に影響が見込まれるということなど、9年前の福島の状況と、現在の状況は重なる部分も多いと思います。新型コロナウイルスの影響はまだまだ予断を許さない状況ではありますが、映画館支援のためにも、ぜひお近くの方には感染予防のご準備をいただいた上で、ご覧いただきたいと思っております。今後も、映画「遺言」プロジェクトにご関心をお寄せいただければ幸いです。スタッフ・明石
飯館村 の付いた活動報告
太陽光発電と野生の「リアル」 〜映画『サマショール 遺言 第六章』の主人公たちの暮らす世界この写真は一年ちょっと前に、映画『サマショール〜遺言 第六章』の編集を始めた頃に、映画の舞台となる飯舘村で撮影しました。「今の飯舘村」の象徴に思える「風景」の一コマです。映画にも出てくる「関根・松塚」地区の太陽光パネル程ではありませんが、村の中には太陽光発電のパネルが至るところに並んでいます。どうしてだと思います。さらに、そのパネルの上にサルが。どうしてだと想像します。 こうした風景は今、飯舘村から浪江町に、富岡町に、大熊町に広がっています。ですから、映画『サマショール 遺言 第六章』は、とりわけ特殊な場所の特殊な家族を描いた映画だと思わなかったのです。この写真のように。 でも、初めて、この写真をご覧になる方は、奇異に感じるかもしれません。それは、皆さんがテレビや新聞やインターネットでご覧になっている景色こそ、実は「特殊な一例」だからかもしれません。そんな、福島の「リアル」を飯舘村の「生の姿」を、皆さんにご覧になって欲しいし、日本中の人々にご覧になって欲しいのです。でも、「壊滅的」な映画業界の中で、全国で見ていただくためには、皆さんのお力をお借りするしかありません。是非、ご協力をお願いします。共同監督・豊田直巳
西日本新聞にて、本作監督・豊田直巳を追った連載が始まりました!「あの映画、その後 震災原発事故10年目へ」https://www.nishinippon.co.jp/item/n/587265/これまで公開された数多くの震災原発事故関連のドキュメンタリー映画の中で印象に残る作品を選び、その監督と主な登場人物のその後を追うという、 記者・吉田昭一郎さんの連載に取り上げていただいています。本作「サマショール〜遺言 第六章」についても後日掲載いただく予定です。この映画を全国に広げるため、クラウドファンディングへのご協力をよろしくお願いいたします。
ハーバー・ビジネス・オンラインに映画『サマショール〜遺言 第六章』のレビューを掲載いただきました!「震災や原発事故は「過去」ではない。 原発事故に翻弄された飯舘村を描いたドキュメンタリーの続編、公開へ」https://hbol.jp/213742試写会でご覧いただいたライターの藤倉善郎さんによる丁寧なレビューです。ぜひご一読ください。---------------------その時点その時点での、人々の行動や言葉が記録され、「放射能」が人々の生活や心に重くのしかかっている様がありありとわかる。美しい農村風景が映し出されるシーンですら、そこにある「見えない怪物」の存在を意識させられる。 起伏のない静かな作品だが、時間の流れを追体験させられるためか、冗長さを感じない。むしろその静かさが、問題の根深さや複雑さ、当事者の苦しみや悲しみを際立たせている。---------------------【ハーバー・ビジネス・オンラインより抜粋】ぜひこのレビューと合わせて本作もぜひご鑑賞ください。明日2月29日(土)より、東京 ポレポレ東中野にて劇場公開です!そして、この映画を全国に広げるためにも、クラウドファンディングへのご協力もよろしくお願いいたします。
クラウドファンディングも残り3日間となりました。現在の支援状況です。---------------------・寄付総額: 887,000円 (あと1,613,000円)35%・支援者数:84人・残り8日---------------------この数日でご支援者数が一気に10人以上増えました。驚きとともに、とても嬉しく感じています。ご支援いただいたみなさま、ありがとうございます。本日は、リターンの一つ、オリジナルフォトプリントについてご紹介します。共同監督の豊田直巳と野田雅也は元々フォトジャーナリストで、映画はもちろんのこと、やはり撮影した写真の素晴らしさが際立ちます。このクラウドファンディングでは、1万円以上のご支援をいただくと、両監督が2011年3月より通い続け、撮影した飯館村の写真の中から1枚、オリジナルフォトプリントを作成してリターンとしてお贈りします。通常の写真サイズではなく、少し大きめに作成する予定です。どの写真にもストーリーがあり決めかねているのですが、飯館村のみなさん、ご支援くださったみなさんのことを想いながら、1枚を選びたいと思います。どの1枚になったかは、4月の発送にてご確認ください。まだ支援されていない方も、すでに支援されている方も、ぜひ支援をご検討ください。スタッフ明石