泡沫少女の制作に関して制作開始時から、振り返りを致しました!
元々は、小規模のショートムービーの予定でしたが、海外にも発信できる本格的な作品にしたいという思いが強く、クラウドファンディングをし、本気の制作を開始しました!
私自身初めてとなるオーディションを経て、かなり役のイメージに近いキャストさんを決定することができました。
とっても不安もありましたが、メインキャスト2人とも会った瞬間!この子だ!と決断できるほどイメージ通りの配役にできたと思います。
とくに椿役の子は、ずば抜けて人を魅了する力のある子だと強く感じ、その部分も椿のイメージと近い部分がありました。
そして、脚本、絵コンテも完成、一部ロケハンも始め、ロケーションもほぼ決定し、さらに、ダンスシーンの心情表現で使う、空間装飾のシミュレーションも終わり、ダンス練習の開始といった風に、制作の方は進んでおりました。
資金面では、初のクラウドファンディングで、達成率150%、220万円というご支援をいただいた他、監督させていただいた鴨頭嘉人さんのドキュメンタリー映画上映会の際に、サプライズで、私の映画制作へのチップを集めていただき80万円のご支援をいただくことができ、合計300万円の制作費を確保することができました。
しかし、コロナ禍の影響を受けてしまいまして、ロケーションからの連絡がなくなったり、営業を見込めないということでロケーションのキャンセルが相次いでしまいました。
また、安全面を考慮して、当初、6月からの予定をしておりました撮影の延期、その他諸々の妥協を余儀なくされました。
このような危機的な状況の中、まさに救世主と呼んでいいような素晴らしい助監督にスタッフに加わっていただくことができました。彼はかなりの規模の現場で助監督をした経験があり、その方の力で素晴らしいスタッフがチームに加入してくれました。この時点で、現場は新たに動き出すことが可能となりました!
撮影の美術、ロケーションの準備などの制作面から私自身が離れることができ、新たに脚本や演出と向き合う時間ができました!
この、沢山向き合う中で、この作品が本当に100%自分のやりたかった作品なのかという疑問が沸いてきました。どんどん他の人の他の人のための作品になってしまってるのではないかという疑問を持つようになりました。
そんな想いを助監督やプロデューサーと何度も相談いたしました。
助監督からは、やはり「延期をするとキャストやご支援いただいた方の信用とモチベーションが下がるかもしれない。」という意見をいただいたのですが、私の思いとして、100%のものを作りたいという思いは強く、延期を決断いたしました。かなり悩んだ末の決断でした。
そして、脚本の見直しも考えた結果、この際、もう一度作り込みたいという思いが強く、
この段階で脚本で協力いただいてた方が方向性の違いから、抜けたいという想いを伝えていただいたため、
脚本も0からスタートすることになりました!
助監督から意見をいただいた信頼とモチベーションの維持に関しては、キャストさんとは月に1度集まる機会をつくり作品を共有し、ご支援いただいた方々には私の想いとこれまでの経緯を順を追ってお伝えさせていただくことにしました。
泡沫少女は、現在、以前より一緒に作品を作りたかった女性脚本家さんのご協力のもと、脚本の作りこみを行っております。沢山の話し合いを経て、脚本の全体像は完成し、これから細部を固めていく段階になっています。
物凄く最高な世界観で仕上がってきております!!
少し回り道はしましたが、ほんとにやりかった世界観に満ちた作品になりそうですので、引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします。