みなさま!!大変長らくお待たせいたしました!
いよいよ「More and More ARTY」並びに各周辺機能の完全リリースのお知らせになります!
ほぼコロナ禍とともに始まったこの一年。みなさまはどうお過ごしだったでしょうか?
本当に辛い一年でした。それでもまだまだ感染症の脅威は過ぎ去っていません。一刻も早くコロナが過去のものになることを願っています。
わたし達はと言うと、アートプラットフォームである「More and More ARTY(モアモア)」とそこから派生独立した「respecTown」の機能拡張並びに改修に明け暮れていました。
そしていよいよ予定したほぼ全ての準備が整いました!
はじめに昨年実施された様々なアプローチの説明とそのご報告
昨年の今日多くの方のご支援の元、189万(手数料を抜いた分)の支援金が集まりモアモアのアップグレードとそれに付随するプロジェクトがスタートいたしました。支援金並びに投入された資金がどの様に使われたのか以下に示します。
明細の内訳に関して少し説明するとシステム開発費がWEB・アプリ開発&インフラの導入費用、リターン製作費が実際にリターンのグッズを製作するのにかかった費用、宣伝広告費が広報にかかった費用、依頼〜費が主にアートワーク製作や出演費・出展者への対応など主に協力者&関係者にかかった費用になります。展示費用は下記で説明する展示にかかった会場・設備に関する費用です。
およそ経費合計で350万の費用を投資しアプリの開発・EC及び新規インフラの構築・バックエンド側(目に見えない部分のシステム)の統合、並びにそれらと連動する実験的展示会を行いました。
また、展示会は感染症予防を前提とし、AIカメラでの自動人数把握・非接触での遠距離検温・人溜まりの出来ない展示方法・手を触れないレジ対応を行わない完全オンラインでの購入・実地とオンラインでの展示(前半実地・終了後オンライン)などを行いこれからの感染症下での新しい展示のあり方を模索する展示を行いました。展示会内で行われた講演会では今後の制約下での展示の可能性や今回の展示の問題点に関して色々と話し合い非常に大きな気付きを得る機会となりました。
(機材トラブルにより音が聞こえ辛いなど至らない点もあり申し訳ございません。またご協力いただきましたみなさまならびにお越しいただきましたみなさま、本当にありがとうございました。)
展示会では従来の紙のキャプションを廃し、デジタルキャプションという新しい試みを導入しました。キャプションを見ようとして人溜まりが出来るのを防ぐ為、その場ではQRコードを読込み、モアモアに掲載した各作品詳細をスマホで見ながら回遊し、展示を見終わったあと家に帰り再び気になった作品の詳細を再度見てゆったりした時間の中でもう一度思い返しながら楽しめる状況を構築しました。作品詳細には販売サイトとの連動を導入しそこから作品の購入も可能にしました。
うれしいことに総来場者約160名に対し複数の作品へのコメントや各作品100以上の閲覧と2点の作品の後日購入がありました。これは今後の作品展示における新しい導線になって来ると考えています。
ただ、QRコードの使い方が解らないお客さまへの対応など色々と課題も多く残ります。その課題に対しても少しずつ取り組んでいます。
(展示に関して会場の状況に合わせての急な変更・説明不足などを初め行き届かない部分が多々ありました。ご協力いただいた関係者の方にはご迷惑をおかけしたと思います。この場を借りてもう一度謝罪いたします。そして、ご協力いただき本当にありがとうございました。)
展示はポケットアーカイブ化していて下記のサイトから360°で見ることが可能です。
こちらのアーカイブは展示終了後の一定期間オンライン展示していた内容を使用しています。(現在は展示終了と同時に一部見れない作品もあります)
この展示とそのアーカイブをきっかけに展示をデジタル化しアーカイブするプロジェクトサービスを展開する準備を進めています。この一年で様々なノウハウが構築出来ました。
モアモアから派生したMAPアプリ「respecTown」とは?
モアモアの大きな機能の一つであるアートに特化したMAP機能を別のアプリとして独立させた誰でも自由に投稿出来る画像投稿MAPアプリです。
ユーザーの方がアート作品などを見付けたら手軽に撮影してMAPのどの位置へでも写真を投稿出来ます。投稿はユーザー側でMAP上に表示する期間を選ぶことが出来、展示やイベントが終わるタイミングに合わせMAPに表示しないように出来ます。
散歩中見付けたあなたのまちにあるパブリックアートを気軽にアップすると楽しいかも知れません。このアプリをお供に作家さんの作品を追いかけて旅をしてみるのも良いかも知れません。
また、アート作品の制作者の方は登録したモアモアの作品ページから展示作品を設定投稿し任意の期間「respecTown」のMAPに反映させることが出来ます。展示作品を投稿した場合はその投稿画像からモアモアの作品ページに誘導可能です。
さらに、GoogleMAPと連携しスペースへの行き方を表示したり、そのスペースにどれだけの人が訪れたのかが解り人気のあるスペースを知ることが出来ます。いいねでは無く新しい評価の基準としてどれだけの人が実際に訪れたかが解るようにしました。
(画像左はえりっくえいりあんさんの個展があった場所を示すマーカー・画像中央は現在開催中のsilsilさんのポップアップスタジオのrespect投稿一覧・画像右はたまたま歩いていて見付けたパブリックアートをrespect投稿しようとしているところです。)
MAPを開いた瞬間、ビジュアルのみでパッと見てみんなが本当に足を運びたいと感じた「respect」だけに出逢えるツールです。
また、Twitterと連動し投稿が可能でTwitter側で文章や動画など様々なコンテンツを追加して投稿出来ます。Twitter側にはリンクが表示され「respecTown」のアプリを入れているユーザー同士で場所の共有を行うことが可能です。リンクをタップするとMAPの共有した場所が表示されます。
作家さんと知り合いならそのアカウントを紐付けて投稿すれば「respecTown」を入れている作家さんが過去に創ってどこかに納品した作品に気付き作品を展示投稿するかも知れません。
そうすれば作家さんはその作品を窓口にさらに多くの人にアプローチ出来る様になります。
「respecTown」をもっと詳しく見る(特設ランディングサイト)
モアモアはどう変わったのか?(各システム連動に関して)
そしてモアモアも大きく進歩しました。画面上はほとんど変わっていないように見えますが最大の進化はバックエンド(見えない部分のシステム)がアプリや様々なインフラと一つになりました。これにより必要な機能をいつでも自由に構築し進化させて行くことが可能です。
そのはじめに販売サイト(一部作家さん作品を購入可能)との連動、そして今回のご報告に合わせて「respecTown」側に作品展示投稿された場所を各作品毎に表示することが可能となりました。
これにより現時点で何が出来るのかを一言で言うと・・・
登録した作品のページをSNSでシェアするだけで最新の展示場所への誘導とオンラインでの様々な販売へと誘導することが可能です!!
現在見ていただけるECサイト連動の例
現在見ていただけるMAPとの連動の例
以前から実装しているQRコード発行機能では現地からWEBへの誘導が可能でした。今度はWEBから現地への誘導が可能となりWEBと現地その両方に必要な情報を相互補完することが可能になりました。この各作品ページにみんなが必要とする様々な機能をどんどん実装して行きます。
さらに今後、わたし達のもう一つの武器であるAI画像認識技術・現在研究中のブロックチェーンといった最新技術の導入による様々な機能拡張を計画しています。今後少しずつ資金調達を行いつつ実現に向けて進めて行きます。
あと、並行してフロントエンド(見えている部分)のデザインや操作性も一新しより使いやすくもして行きます。
作品は作者の方と見る側を繋ぐ「窓」だと考えています
わたし達の「モアモア」のアクションは全てこの思想の元に創られています。
その向こうの景色を電車から見える流れて行く景色にしないことがわたし達の使命だと考えます。誰が?や何?では終わらない工夫が必要です。日々多くの情報がわたし達を取り巻いています。その情報全てにアクセスすることは現代社会では不可能です。わたし達はやって来る情報を無意識に詳細を知りたい情報とそうでない情報に振り分けます。また知りたいと思い自ら得ようとした情報は決して簡単には流れません。「能動的な情報へのアクセス」は今後さらに貴重化して行きます。
次のアプローチはその誰かの貴重なアクセスを最大限に作者の方の利益へと繋げるサービスです!さらにAI技術の応用や製作技術の画一化によりその手間を完全に無くしました。
モアモアの作品ページは作品に関する全ての情報のハブになります。そのハブは既に販売サイトの機能を連動出来ます。この連動機能を応用し、アクセスした方が各作品のグッズを購入出来る「ミュージアムショップ」を新たに開設いたします。
コチラの「ミュージアムショップ」は作者の方が在庫を持つ必要も配送の手間も使用料を支払う必要もさらにはsuzuriの様な専用のデータを作る必要もありません。各作品を使用したグッズをモアモア側で製作提案しそれを各作品ページで購入可能にします。つまり、作者の方は作品製作に集中し出来上がった作品を投稿するだけでグッズが製作されその販売報酬を得ることが可能となります。
既にグッズ制作をしている方もグッズ制作において「どの作品の絵柄をベースで販売すればより高い売上が期待出来るのか?」それをリスクや手間無く試したり色々な使い方が出来ると思います。
作家さんがやりたい部分は自分で、他人に任せても良いと思えるものは他人にどんどん任せれば良いと思います。わたし達は作家さん達が楽になるお手伝いがしたいのです。その為の開発をどんどんと進めています。今回ミュージアムショップを開設するにあたり、AI画像認識によるデータ作成の効率化を行いました。上記画像(えりっくえいりあんさんご提供)の様にカラーのデータから白黒データを完全自動で作成し、プリントデータからレーザーの彫刻データまで作成可能になりました。
また、画像からある程度バンプを識別しデータを作成することも可能でクラウドファンディングのリターンでご紹介したより本物に近い様な凹凸のあるキャンバスプリントを自動データ作成で可能にします。→凹凸のイメージの参照
グッズを統一化し加工方法・データを画一化することでクオリティを落とすこと無くロスを減らすことも可能になりました。
これらの技術を用いわたし達の対応を減らしより多くの方への対応を可能に出来ると判断出来たのでサービスの展開を決定しました。
まずは8月上旬より限定的にサービスの展開を開始します。その後より多くの方にご利用いただける様にシステムを調整して行きます。展開出来るグッズの内容も少しずつ更新してまいります。
こちらの詳細はTwitterのモアモアアカウントより後日発信いたします。
またコチラとは別に作家さんと一緒に創ったアーティストオリジナルグッズを販売する販売サイトも立ち上がっています。コチラは各作家さんのWEBサイトからリンク出来るようにもしています。第一弾としてyUneshiさんのグッズを色々と販売させていただいております。コチラも合わせてご覧ください。
最後に技術やシステムは人をより人として解き放つ為にあると信じています。
わたし達の事業を通して、より多くの創り手の方が自らの創作に集中し、生活を維持し生きる為の仕事では無く、心穏やかに豊かに活きる為の創造活動をして行ける環境を構築して行きたいと願っています。
創り手の誰もが創りたいものだけ創って活きて行ける世界を目指して。