2020/03/04 22:50
『物語にするには負けが必要だ』

こんな場所でそんな話をして大丈夫なのか?という話はさておき、

今まで服作りをしてきた

僕のストーリーを知っている人たちに向けて報告があります。


自分は服作りが大好きで、

どうせやるなら

『ダイレクトなお客様とのやりとり』をしながら、

あなただけの

1点モノを届けるということしか

考えていなかった人間です。



実は、ここ数年、

某セレクトショップと繋がりがあったりしていて、

オリジナルジーンズのデザインを担当していた時期もあったんです。

もちろん、ちゃんとお金も頂いてです。



まぁ、自分はこんな性格なので、

紆余曲折はありまくりましたが、

なんとか関係に亀裂が入ることはないくらいで(いや、入っていたかも)

これからお店で仕掛けるイベントの準備(サンプルの制作等)をしながら

そう言ったことは全く表には出さず、

隠しながらYouTubeを始めていた訳ですが、










ついにこの時がきてしまったんですね。










もうやめましょう。









僕はそう言って

また自分の意見を貫いてしまった。


自分のやりたいことができないのは、当たり前だ。

肩書きもなければ、

その業界に足を踏み入れたこともない若僧。

そして向こうは企業でありチームであるからだというのは

全く間違っていないし、

逆に言うと、こんな若僧の世間も知らないクソガキが

『それは違う』とか生意気なことばかり言ってるのにもかかわらず、

よくここまで関係が切れなかったな。というくらいだった。



そもそも、そんな素晴らしいお店で

そんな面白そうなイベントをやって頂けることは

感謝しかないわけですが、

僕、『有名デザイナーになること』が夢ではないんですね。






もっとシンプルな話で










『面白いことやろうよ。

お客さん、びっくりさせたいよね』

ってこと。









この『面白いことやろうよ』の

お互いの意見が合わなかっただけ。

おいおい、大丈夫か?ってくらい

攻めまくりたかったんですねw

売り上げがいいという「記録」よりも

これはすげぇや、みたことねえ

っていう「記憶」を残したかったんです。




先方の意見をしっかり聞いて

順調に進んでいれば、僕の人生は変わっていたかもしれないし、

何年、何十年経ってから、僕はこの決断を後悔するのかもしれない。


でも、たくさんたくさん考えても

自分の考えている『面白いこと(お客さんをワクワクさせよう)』

になっていくようには、全く思えなかった。

本当にシンプルに

ただそれだけの理由で

『もうやめましょう』と言った。






問題があるとすれば

『自分の頑固さ』が問題だってことだけ。

でも、やりたくないもんはやりたくない。

ここだけは、なにがあっても曲がらなかったんです。

先方の意見を受け入れて

それをやった方が『後悔する自分が見えた』っていう。




なので服作りから応援してくださっていた皆さん、

僕の『服作りで面白いことをやろうを全国区で仕掛ける』と言った

この長い期間やってきた険しい挑戦






『負けました』





でも、全く後悔していません。

100%どころか、120%。

あるもの全てを出し切った上での答えがそれだったからです。


そして何より

誰からの指示も受けずに、自分の決定権を行使して

『表現できる』と言った『自由』を手に入れたから。

はい、馬鹿ですね。これは治らない病気です。




また最初からやり直し。

それでもいい。

安泰なんていらない。

いつも仕掛けてワクワクさせてやりたい。

それでまた這い上がってやればいい。

ずーっと挑戦できるヤツでいたい。

アホとしか言いようのないくらい『全て』を捨てて、





僕は今、YouTubeにいます。

これくらいがちょうどいいですねw







頑張ります。

応援してください。







COLLECTION9 STUDIO