2020/04/09 18:29

いよいよ非常事態宣言が発令され、明日を生きるのが精いっぱいだと言う方も少なくないのではないかと思う中、クラウドファンディングの情報で恐縮です。

シリーズでお届けしている「リターン品紹介」のコーナー第14回目は、「お弁当の万年屋」さんです。お弁当という切り口で様々な事業を展開し、私の印象では「水戸 印籠弁当」がとても印象的なお弁当屋さんです。

今回のリターン品に「ホッキ味噌」をご提供頂いており、今日は外岡さんに会社の事、ホッキ味噌の事などをお伺い致しました!

■お弁当の万年屋

http://www.o-bento.co.jp/ 

外岡博明さん

―HPを拝見させて頂いたのですが、「お弁当の万年屋(有限会社こうじや )」さんは、お弁当作りだけでなく、給食センターや食堂も経営されているんですね。

そうです。水戸工場が学校給食センターになっておりまして、そちらは給食専門で、水戸啓明高校、水戸葵陵高校、そしてリリーベール小学校の学校給食をやっています。

―学校内に工場があるんですよね?HPを見ていて「そうなんだ!」と思いまして。

「給食をやりたい」というお話を先方から頂きまして、学校が給食センターを建てた訳ではなく、ウチがそこの土地に丸々給食センターを建てちゃいました。

―そうだったんですね(笑)、とはいえやはり万年屋さんの印象と言えば「お弁当」なのですが、私の印象では「印籠弁当」がとても印象にあります。駅弁以外にも、普通のお弁当なども展開されていますよね。

HPから抜粋

「産業給食」って言うのかな。日配で会社に届けたりとかするお弁当と、他にも法事用のお弁当ですとか、イベント事のお弁当もやっています。 イベントに合わせた観光バスの積み込みなども対応していますよ。今は新型コロナの影響で厳しいと思いますが、観光バスを利用して茨城に来るときには、弊社のお弁当に出会えるかもしれませんので、チェックしてみて下さい。

―お弁当というジャンルを色々網羅されている感じですね。

バスツアーについて補足すると、その年・その季節ごとに特別なお弁当にしているんですよ。今年は大洗のシラスを使ったシラス弁当を出してみたり。同じツアーに、毎年のように来て下さる方もいらっしゃいますので、工夫するようにしています。

※今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、残念ながらひたち海浜公園が閉鎖になってしまいましたが、本来ならばこの時期ネモフィラの観賞ツアーなどが盛況との事でした。

―素晴らしいですね!町内でお弁当を頼みたい場合は、HP上「10個から受付」で頼むことが出来るんですね。

そうですね。例えば配送ルートにご注文頂いたご家庭があれば10個以下でも問題ないのですが、全然違う所に1個ずつ、みたいな形だと厳しいもので。だからどうしても個別にご注文頂く時は10個から、という形にしています。

―そうなりますと、万年屋さんのお弁当を1個から食べたい、という場合は「駅弁を購入する」という形になるでしょうか。

はい、駅弁という形になります。水戸駅でも販売してますし、大洗ですと、アクアワールド大洗と大洗駅で販売しています。アクアワールドはちょっと変わってまして、その日の日配で余ったお弁当も出していたりします。大洗では「タコ飯」がオススメです。水戸には売っていない駅弁です。

HPから抜粋

ただ、コロナの影響で今は土・日・祝日のみの販売とさせて頂いてます。

―本当に早く収まって欲しいですね。

また、最近は「網焼き弁当」というお弁当を出しておりまして、茨城県が今プッシュしているブランド豚「常陸の輝き」使ったものが登場しました。

HPから抜粋

―おお。美味しそうですね。茨城県は最近「常陸牛」をめちゃくちゃ推してるじゃないですか。ブランド豚も推しているんですね。元々あったのですか?

元々「ローズポーク」という豚がありまして、その後継と言いますか、最近推している豚ですね。今回のお弁当に関しては、丁度廣岡さんが今回のクラウドファンディングの発表会見を県庁で実施したじゃないですか。その週のすぐ後に我々も記者発表したんですよ。

茨城新聞の記事:https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15824494030331 

常陸の輝き HP:http://ibaraki.lin.gr.jp/hitachinokagayaki/index.html 

―そうでしたか!ではお弁当の販売開始は本当に最近なんですね!

はい、そうです。「常陸の輝き」が流通しだしたのは2~3年前からで、都内のイベントなどでもプッシュされ始めました。ブランド豚という事で、ブランド化した畜産局から、ちゃんとロゴを使ってくださいとか、ロゴの仕様書がきっちり決まっていたりとか、どこから仕入れているのかなどを明確にする必要があり、指定された業者のみ扱えるという感じです。柔らかくて美味しいですよ。

事務所に掲示してあるロゴ―ではこれから「注目のお肉」ということですね。私も今度食べてみたいと思います。続いて、今回のリターン品についてお伺いしたいと思います。「ホッキ味噌」が含まれている「ごはんが進む!セレクション」ですが、現状断トツ人気で、全体の30%以上の申し込みを頂いています!

経過見てますよ!ありがたい事ですね。

―では改めて商品の魅力をお教え頂けますでしょうか。

そもそも大洗でホッキ貝が獲れるっていう印象を持っている人は余りいないと思うんです。大洗で貝だと、どうしてもハマグリハマグリハマグリみたいなイメージだと思うんです(笑)。まあ元々ハマグリ漁に行った時に一緒にかかってきちゃうという所が始まりなんですけどね。

―似たようなお話を「味処 大森」さんでも伺いました。イワシ料理店として開業したのは「大洗でイワシが沢山取れちゃった」事が最初だと(笑)。

ホッキ貝って北海道産が多いんですけど、結構価値が高いじゃないですか。せっかく大洗でも取れるんだから、その副産物をうまく利用して何かできないかなって漁協さんと色々話をさせて頂いて、しっかり価値のあるものにしていきたい、ブランド化して行きたい!という想いから生まれた第1号商品がこの「ホッキ味噌」です。

―なるほど。

ホッキ貝って貝が大きくて剥くのが大変で、剥けば剥くほどゴミが出るし、ウチは弁当屋なので生ものを剥いたりする場所がなかなか確保できなかったりしたんです。そんな時に漁協の婦人部の皆さんを中心にご協力頂いて、獲れた貝を剥いて冷凍した状態のものをウチで買い取る、という形にしたんです。これによりウチは手間が減り、漁協さんにも加工賃をお支払いできるという事で、うまく回るようになった形です。

―いつから始まったのですか?

3年前くらいですね。ホッキ貝の特徴としては、基本ホッキ貝は赤いものが多いんですが、この辺りで獲れるものは餌の関係なのか、あんまり赤くならないんですよ。赤まで行かず「ピンク色」になる。なのでその特徴を押し出して「ももいろホッキ貝」という形でブランド化しています。固すぎず柔らかすぎずで美味しいホッキ貝ですよ。 

―色は味に影響があるんですか?

いや、味は変わらないですね。本当に色だけ違う感じです。女性も意識したブランディングになっていると思いますね。ブランドとして打ち出して、しっかり価値を上げて、漁業組合にも貢献できれば良いなと思います。

―私は貝が大好きなんで、お寿司でもホッキ貝は絶対食べます。

こっちだとお寿司でも普通に出ますけど、ホッキ貝って関西以西では余り知られてないですよね。南限が茨城なんですよ。北海道から茨城までの太平洋側しか獲れないらしいです。「北に寄る貝」って書くから「北寄貝」って言うんですよ。

―なるほど!それは知りませんでした。

今は流通で出回っているとは思いますが、一般的ではないようですね。そんな事もあり、ホッキ貝って、ホタテなどに比べてメジャーな貝ではないじゃないですか。ホッキ貝?どんな貝だっけ?あの赤いやつか!みたいな(笑)。

―また1つ勉強になりました!そんなホッキ貝を味噌と合わせようとしたきっかけは何でしょうか。

そこは「ご飯に合わせて」食べやすくしたかった、という所ですね。他にも色々なレシピがあるとは思うんですけど、一番はそのままご飯に乗せてもらって食べるのが合うと思いますよ。

―私も食べました!本当においしかったです。キュウリも試して、そちらも美味しかったのですが、やっぱりご飯は最強だなと感じました。

やっぱりご飯なんですよ(笑)。ウチは弁当屋なので、そこには拘りました。またウチは米自体にも相当拘ってまして、お米とセットにして売ったりしています。

―どこのお米を使われているのですか?

種類があるのですが、高いお弁当は(ポスターを指さし)このブランド米を使ってます。

ななかいの里のコシヒカリ

―へぇ~。私もこの間城里町に初めて行ってきたんですけど、もう自然豊かでびっくりしちゃっいました。

城里町のどの辺に行ったんですか?

―私は最近オープンした城里町のキャンプ場「フォレストピア 七里の森(4月4日オープン)」に用事があって、近くにある水戸ホーリーホックの練習施設「アツマーレ」に行ってきました。サポーターなもので(笑)。

このお米を栽培しているのは、更に山奥、ほぼ(栃木県)茂木の手前くらいです。その辺りだと昼間と夜の寒暖差が結構あったり、水が本当に綺麗なので、美味しいお米になるんですよ。

―あの辺り、作物は本当に良く育ちそうですよね。初めて行った時、内原のイオン越えた辺りからいきなり田園風景が広がるなってビックリしました(笑)。では最後に、ご覧頂いている皆様へメッセージをお願いします!

このホッキ味噌は、本当に地元(大洗)でしか売っていません!「大洗まいわい市場」さんや大洗駅などで販売しておりますので、大洗産のホッキ貝を使った「ホッキ味噌」、是非食べてみて下さい!

―ありがとうございました!

お弁当の万年屋 http://www.o-bento.co.jp/
お弁当の予約・配送は:029‐267‐5104
駅弁は、水戸駅、大洗駅、大洗アクアワールドにて販売中!
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「大洗潮風の梅干し」に関する記事は こちら
「浜のラー油」に関する記事は こちら