2020/04/04 20:46

クラウドファンディングは、支援額360万円(120%)を突破致しました!皆様本当にご支援ありがとうございます。

さてシリーズでお伝えしております「リターン品紹介」のコーナー、本日は大洗シーサイドステーションや大洗まいわい市場を運営する、常盤さんです!満を持して(?)のインタビューです!

■まいわい市場

https://www.oarai-maiwai.com/ 

これまでのリターン品紹介でも「ウチの商品はまいわい市場で売ってるよ」というお店さんも非常に多く、地元の直売所として大きく展開している「大洗まいわい市場」。大洗シーサイドステーションに居を構え、様々な物産品を取り揃えております。

そんな「大洗まいわい市場」を運営する常盤さんにお話を伺いました。

常盤良彦さん

ー今回のクラウドファンディングでは、複数のリターン品をご提供頂き、本当にありがとうございます!まず「大洗まいわい市場」について、改めてお教え頂けますでしょうか。

大洗町は昔から「観光の町」として、昭和の初期からずっと押し出してきた訳ですけど、その中でちゃんとした「お土産屋さん」というのがずっと無かったんですよ。今は「お土産物屋さん」と言うと「道の駅」に行ったりするじゃないですか。大洗町にはそれが無かった。じゃあそのような存在のお店を作って、茨城県や大洗町のPRをドンドンして行きたい、という想いで2009年に「まいわい市場」を立ち上げました。

開店当初は、とにかく生産者さん・出品者さん・加工業者さんの所に足を運んで「どういったものを作ってるんですか」と自分たちでヒアリングして、味見して、その上で是非入れさせて下さい、と1件1件回ったのが最初です。今廣岡さんがやられている事と近かったですよ。

―当時はご苦労も多かったと伺っています。そんな中で取引が始まったうちの1つが、今回「ブランドカレーセット」を提供して頂いている磯山商事さん、だったという事ですね。

そうです。磯山商事さん鉾田市にありまして、元々食品加工業者さんなんですよ。例えば農産物を給食用にカットしたり、きんぴらごぼうを作る会社にきんぴらごぼう用のごぼうニンジンをカットしたりと、そういった事をやっている会社だったんですけど、独自性を出すために「茨城の特産品」に特化したカレーを作って行こうという想いの下、カレーを作られるようになりました。

―では、カレーを作り始めたのは最近何ですか?

そんなに昔ではないはずです。最近ではご当地系のカレー以外に、一番皆さんの頭に残る商品はあれですよね「18禁カレー」。

HPより抜粋

―ありますね。

あの商品が大ヒットして、磯山商事さんはどーんと有名になられた。あのヒットも、ベースとなるカレーをたくさん研究されていたからです。今は何種類かまいわい市場で扱わせて頂いておりますが、今回のラインナップで言うと、まず常陸牛とローズポーク・軍鶏っていうのは味もイメージしやすいしわかりやすい。そして、栗に関してはジャガイモとかサツマイモ系を思い浮かべて頂ければ、あの食感に近いと思います。で、「メロンカレー」ですよ。正直皆さんとっつきにくいでしょ?でも僕はメロンカレーを一番推したいです。最初に磯山商事さんと取引を始めるときにこれが一番気になって、すぐ食べさせてもらったんですけど、メロンの果肉がすごく残ってて、カレーの甘みとめちゃくしゃ合うんですよ。

―私、最初「メロンカレー」と聞いた時にイメージしたのは、ルーの色が緑色になってて、ルーにメロンが溶け込んでると思っていたんですよ。で、私も食べたんですけど、おっしゃる通り果肉が入ってて、逆に新鮮な味わいになってますよね。程よい甘さで。

メロンって、茨城県は生産量全国トップをいつも走っていますし、品種もかなり多種多様で多いんですよ。そういう意味でも、私はこのメロンカレーを今後も積極的にPRし続けていきたいと思っています!

☆先日取材した「櫻井農園」さんも、年間通して様々な品種のメロンを「大洗まいわい市場」に卸しています。

https://camp-fire.jp/projects/236327/activities/122382

―磯山商事さんで作られているカレーは何種類くらいあるんですか?

ありすぎて何種類あるかわからないです(笑)。全国各地の「ご当地カレー」の製造委託もされている会社なので。結果、カレー作りのノウハウがめちゃくちゃ溜まってますね。なので「この素材使ってカレーを作れませんか?」と言ったら、確か最低2,000個から作って頂いたりできますよ。ウチも、ホッキ貝を使った「朝日のカレー」と、シジミを使った「夕日のカレー」という2種をオリジナルで作って頂きました。

商品案内から抜粋

―あ、「若大将」シリーズ見た事あります(笑)。今後もこのシリーズ期待しています(笑)。話を今回のリターン品に戻すと、今回私が「カレーセット」で相談させて頂いたのには理由があって、以前常盤さんにはお話したと思うんですけど、今県全体で「常陸牛カレー」をとても推している印象を持っていまして、これは良いお土産になりうると思ったからです。ウチの妻の実家にも、毎回「テレビで見て、親戚にプレゼントしたいから常陸牛カレーを送ってほしい」というオーダーを頂いたりします。

「常陸牛カレー」は、お土産として間違いないですからね。「お土産でもらって嬉しい」候補に入ると思います。

―味の想像も付きやすく、そして美味しい。

うん、そう。メロンだけが想像しづらいっていう(笑)。是非皆さん、メロンカレーを一度食べてみて下さい!!!

そして「ご当地カレーを作って盛り上げたい!」と思っている方が、いらっしゃいましたら、是非磯山商事さんにお願いします!!

―ありがとうございます。では続いて、『ガールズ&パンツァー×大洗 コラボ商品セット』についてもお伺いしたいと思います。

☆ガールズ&パンツァー×大洗 コラボ商品セット 

まずJA常陸さんから販売している「ほしいも三日分」ですが、当然JA常陸さん管轄の干し芋を使って作られています。商品化のきっかけは、先方の担当者の方が「どうしてもガールズ&パンツァー(以下ガルパン)のコラボ商品が作りたい!」と相談に来られたんですね。まずその熱意が凄くて、ガルパン愛に溢れているんですよ。いつもしっかりとした企画書を作ってきて、それを何度も「勝手に」自分たちで修正を加えながら持ってきて下さる。こちらで何もダメ出ししてないのに(笑)。

―バージョンアップするんですね(笑)

それくらい毎回非常に熱く考えて下さってまして、例えばこのパッケージデザインのラフも、職員の方が基本作ってるんですよ。あそこまで細かくラフを作るという事は、それだけ商品に対する愛も感じます。

続いて「学園艦カレー」は、ジュウロクホウイさんの商品で、ここの社長もガルパンに対する熱が凄くて、この商品も「干し芋を使うんだったら絶対茨城県産を使いたい」という希望を頂きました。それを私たちがお手伝いさせて頂く形で商品化しています。先ほど紹介したカレーとはまた違った味わいです。

そして「アッ!サムと驚くハッパお茶お茶 アッサムティー 」。何かおかしな名前ですね、これ。

―(発売元の)お茶の国井屋さんは、「アッ」っていうフレーズをキャッチコピーのように使ってらっしゃいますよね。

国井屋さんの店頭にあるキャラクターパネルが「アッサム」だから、この商品を作りたいんだ!って相談を受けた時はビックリしましたよ(笑)。だって「日本茶」屋さんですよ?え?アッサムティー?みたいな(笑)。

※アッサムとは、「ガールズ&パンツァー」に出てくる「聖グロリアーナ女学院」という高校に所属するキャラクターの名前。皆、試合中にも紅茶を飲む程紅茶好き。

確かに日本茶葉を加工して発酵させれば「紅茶」にはなりますけど、よくここに繋げたなと感心しましたね。発想も凄いですが、味は確かですよ。

―その相談を受けて、しっかり商品化まで持って行ける常盤さんも十分凄いと思いますよ。

私たちの役割の1つは、ガルパンを通して、地域の元々ある特産品などを一ランク上げる事で、その特産品を全国に発信する役目もあると思っています。ですから商品の相談を受ける時に、「茨城県の特産品を使った何か」という話だと、私達も燃えるというか、やりがいがあるなと常々思ってます。

―そうして、個別の店舗からの相談も受ける事で、様々なコラボ商品が生まれましたよね。

受けた相談を形にする、という所も重要な役割だと思っています。大洗の人でコンテンツビジネスに触れた事がある、という人は皆無だった訳です。つまり、やり方・進め方が分からないんです。自分達は素材はこれがあるんです。で、ガルパンも好きなんですけど、それをどうやってマッチングさせたら良いかがよくわからない。当然ながら私も最初はわからなかった訳ですが、その前段階として「まいわい市場」を立ち上げた経験があって、そこで色々なものをマッチングするビジネスはやってきたんですね。だからそれと同じようにやればいいのかなと思って一生懸命やってきました。

先ほどお話した通り、相談に来る方もガルパンが好きで、熱心な方が多いので、私はそれを形にするお手伝いをしている、といった感じです。

―私の前職在籍時代も大変お世話になりました。

「マッチング」という事で言えば、廣岡さんが今やっている事と僕らがやってる事って、同じような所があると思うんですよ。私はそれがすごく良い事だと思っていて、私たちとは違う持ち味もあるじゃないですか。今回のクラウドファンディングのリターン品の構成を見ていると、今後「ARISE GIFT」で面白いマッチングができるんじゃないのかなと思ってますよ。

―期待に応えられるようにがんばります!!

私たちが「まいわい市場」を立ち上げた時は、主要メンバーが3人いて、金銭面で強い田山、情報収集に長けた澤畠、そして営業に強い私と。(今でもこの3人が会社を支えています)その点廣岡さんはこの件、基本1人で色んなお店に交渉しているでしょ?単純に凄いと思いますよ。その分大里(大洗観光協会会長)と私が手足のように使われていますけども(笑)。それは冗談ですが、とにかく行動力やフットワークの軽さは素晴らしいですよ。

―何かすいません(笑)。報いる事が出来るように頑張ります!今回のクラウドファンディングを通じて取材に行って、店の方と繋がりが出来た事は非常に有意義でした。ちなみに取材に関しては、初日にインタビューに伺わせて頂いた所は1日で8件行かなければいけなくて、記事が短くなってしまいまして。だから後悔して、それ以降伺っている所は長めにインタビューさせて頂くよう心がけています。

ちなみに廣岡さんは企業の宣伝・広報をやっていた訳じゃないですか。町だったり県だったりの発信力についてどう感じてます?

―私も活動を始めて1年経ちますけど、茨城の方は皆「茨城は宣伝が下手」って言うじゃないですか。私はそんなことは無いような気がしてて、ちゃんと情報発信はできてると思うんです、やってはいるけど「響いてない」んだと思うんです。真面目なんですかね?そんな感じは受けます。

良く言えば「謙虚」、悪く言うと「茨城は大したことが無い」って自分たちで思ってしまってるのかもしれないな、と。私は仕事の関係で、よく秋田県にかほ市に行くんですよね。そうすると、何回行っても地元の方が「自分の所のここが凄い」っていうのを自慢してきますよ。

―言われてみれば茨城県民の方からは余り聞かないですね。

「見て!鳥海山!」「今日の鳥海山も最高だ!」とか、「この魚市場に行くなら、●●がどこよりも美味しいから絶対食っていきな!」とか、物凄く自慢気に言われたりしますよ。茨城はそういう事があまり無いじゃないですか。

―なるほど。

決して自信が無いわけじゃない、きっと。地元の「誇り」の部分が弱いのかなって思う所はありますね。「県民性」と言われればそうなんですけど、県民性と言う括りが何となく血液型っぽい話になっちゃうけども、でもある話なのかなって。それを研究してみても面白い気がしますね。ARISE GIFTが出来たら、そういった「誇り」の部分を研究してみても面白いと思いますよ。

ープライドの部分ですね。切り口としては面白いと思います!参考にさせて頂きます。今日はありがとうございました。今日は話せなかったんですけど、今後「大洗のお土産」について、またお話を聞かせて頂ければと考えていますので、宜しくお願いします!

わかりました。ではまたの機会に!

―今日はありがとうございました。

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という事で、2012年からお世話になり続けている常盤さんには、今回のクラウドファンディング実施に当たっても、多大なるご協力を頂きました!まだまだ話が尽きないインタビューになりましたので、また次の機会にお届けできればと思います!皆様も、大洗に来た際には是非「大洗まいわい市場」にお土産を買いに来て下さいね!

大洗まいわい市場

〒311-1305 茨城県東茨城郡大洗町港中央11-2 大洗シーサイドステーション
TEL:029-266-1147

地図:https://www.oarai-maiwai.com/access/

■「ガールズ&パンツァー×大洗」コラボ商品セット

¥8,000

☆JA常陸謹製 ほしいも三日分(150g・JA常陸)/☆ガールズ&パンツァー 学園艦カレー(200g・ジュウロクホウイ)/☆アッ!サムと驚くハッパお茶お茶 アッサムティー(20g・お茶の国井屋)/☆メッセージTシャツ(サイズ4種選択可能)   
大洗まいわい市場&ガルパンギャラリーで販売している、アニメ「ガールズ&パンツァー」商品をラインナップ!

■茨城は今カレーが熱い!ブランドカレーセット

¥20,000

✰常陸牛カレー(250g)、ポークカレー(200g)、奥久慈しゃもカレー(200g)、メロンカレー(200g)、栗カレー(230g)/メッセージTシャツ(サイズ4種選択可能)
今、茨城のカレーが熱い!大注目の常陸牛に加え、ローズポーク、軍鶏、メロン、栗と言った、茨城県の特産品を掛け合わせたカレーをセットにしてお届けします!王道ストレートから変化球まで、様々な味のカレーをお楽しみ下さい!(大洗まいわい市場で発売中)