皆さま、こんにちは。
手術はいよいよ今週でドキドキしております。
今日は、ハジュの1回目の手術の様子をお話させていただきます。
1回目の手術は昨年の9月11日でした。この時は難しい手術を専門に行う隣県の二次医療診療所で行いました。遠くなので、手術の前日から入院しました。ハジュの塞ぐべきシャント血管(余分な血管)は左胃静脈上部にあたり、その血管が大変太かったためです。
手術当日は、午前中に麻酔をかけて、お昼12時から開始の予定でしたが、麻酔がなかなかきかず2時間遅れの午後2時から始まりました。
手術時間は2時間半で、終了したのは午後4時半。
しかし、麻酔からなかなか覚めず、私が面会ができたのが午後8時前でした。
呼びかけても反応はありませんでした。
手術後、3日くらいは痙攣を起こす可能性が高いので、痙攣が起きてもすぐに対処できるよう、術後3日間入院しました。
一度に完全に血管を結んで、血流を遮断すると、やせ細ってしまった門脈という肝臓へ流れる本来の血管にいきなり大きな圧がかかり、門脈や肝臓内の血管が破れてしまうので、血管が耐えられる圧になるよう測りながら血管を塞ぐ器具の強さを加減します。
だから、まだ、アンモニアなどの解毒されない毒素は、そのまま体をめぐっています。
これは、術後3ヶ月のエコー写真です。
右上「結さつ部」が血管をふさいでいる箇所です。
門脈は少し太く成長しています。
しかし、1回手術を行ったのに、肝臓がかなり痩せてしまっていて、このまま薬物治療だけだと、あと数ヶ月の命、2歳の誕生日は迎えられない、とのことでした。
2回目の手術でなんとかもう少し長生きしてもらいたいです。
生まれてきて“楽しい”“嬉しい” “ご飯を食べておいしい” “おやつっておいしい” “日なたでお昼寝するとぽかぽかして気持ちいい” “おもちゃで遊んで楽しい” など、せっかく生まれてきたのですから生まれてきて良かった、生きるって普通に楽しい、と生きている瞬間がなんだかしんどい、だけで終わらないよう、もう少し子猫としての時間を過ごさせてやりたいと思います。
お読みくださり、ありがとうございます。