2020年1月下旬からの約7ヵ月に及ぶ闘病生活がようやく終わりました!
今回が、たぶん最後の活動報告になると思います。
検査結果の報告以外に、感謝の気持ちや、FIPについて等、長文ですが最後まで読んで頂ければ幸いですm(_ _)m
①2020年8月7日血液検査の結果
結果は、「問題なし」でした!
主治医の先生からは「すごいね。ピノ、コロナに勝ったね」、MUTIAN協力病院の先生からは「バッチリですね。元気になってくれて良かったです」と言ってもらえました。
お二人は、命の恩人です。感謝の気持ちでいっぱいです。
②FIPについて
診断されたときは「ピノは世界一かわいそうな猫だ」、「どうしてピノだけがこんなに辛い病気になってしまったのか」と嘆いていました。
それは間違いでした。
有効な治療が受けられずに亡くなった猫ちゃん、MUTIANが高額過ぎて諦めた方、MUTIANで治療したけど、FIPに勝てなかった猫ちゃん…数えきれない程の猫ちゃんたちが、苦しんで命を落とし、たくさんの飼い主さんたちが悲しんでこられたに違いありません。
それは今でも…。
誰もが治してあげられるようになってほしい。
MUTIANの認可が難しいのなら別の薬でもいいから、1日も早く治療薬が普及してほしい。
心から願います!
③これからについて
私は、ピノが病気になり、ふたつのことをずっと考えてきました。
・どうしてFIPになってしまったのか
・再発しないためにはどうしたらよいのか
FIPの要因は、いくつかあるようですが、よく目にするのが「ストレスが引き金となって、猫コロナウィルスが猫伝染性腹膜炎ウィルスに突然変異する」というものです。
ピノにとって何がストレスだったのか、はっきりした事は浮かびませんでした。
他の方たちも、ストレスをかけないよう、大切に育ててきたはずです。同じ環境にあっても発症する猫と、しない猫がいるはずです。同じ出来事でも強くストレスに感じる猫と、そうでない猫がいると思います。
せっかく皆さまに支援していただいて、ピノも頑張って元気になったのに、再発するなんてことがあってはなりません!
ピノは寛解しましたが、完治したわけではないのです。
ではどうすれば…
答えは見つかりました。
ある時、漢方の先生が「猫にも漢方飲ませればいいのに」とおっしゃいました。
漢方で体質を改善すれば、猫伝染性腹膜炎ウィルスに変異しないかもしれない!
そこで猫にも処方してもらえる漢方薬局を探しました。
84日間の投薬終了後から、水薬を飲んでいます。「糖鎖」という栄養素が含まれているもので、免疫環境を整え、身体の中の悪いものを退治するのだそうです。
あとは、ある方のブログによればFIPの原因は、柔軟剤や名前は出しませんが、ソファー等の布製品に使う除菌スプレー等によるアレルギー反応なのだそうです。化学物質が良くないそうなのです。
医学的な根拠があるのかは、私には分かりませんが、実践することにしました。
すぐに柔軟剤の使用は中止し、ピノ用の食器や布製品は、無添加の石鹸タイプの洗剤を使うようにしました。ハンドソープも変えました。ハンドクリームは無香料のものにしました。
これら2つの対策は、私なりに良いと思って行っていることなので、あくまでも参考として読んでいただけると幸いです。
④最後に
今回のピノのことで、色々な境遇にある動物たちや、飼い主さんのことを目の当たりにしました。
FIP以外にも、命を奪う病気があります。
大好きな飼い主さんと離れ離れになってしまっている子たちがいます。
あろうことか、遺棄されたり、虐待されている子たちがいます。そして、そんな動物たちを助ける活動をされている方たちがおられます。
どうか、みんなが健康に生きられますように。
1日でも早く再開できますように。
愛情をたっぷり感じ、幸せに生きられますように。
安全な場所で、栄養のあるゴハンをお腹いっぱい食べられますように。
最後になりましたが、皆様の温かいご支援と、優しいお気持ちのおかげで今のピノと私たちは暮らせています。
何度お礼を言っても言い尽くせませんが、本当にありがとうございました。
皆様のご健康とお幸せを、心から祈っています。
2020.8.12 平野ピノとその家族