ここ暫くのところ、プロジェクトの広報活動やSNSでのPRをすっかりサボってしまいました。
が、けっして仕事をしていなかったわけではないのです(^^;)
ご存じのとおり、うしだ屋は「コメ農家+農家民宿」。田んぼの雪が解けてくると、圃場の畦が崩れていないかの確認や土づくり、田植えにむけた育苗作業などが始まります。ひとりだち一年目。独立前に二年間の農業研修を受けたとはいえ、自然相手の難しさを考えると、否が応でも緊張してしまいます。
(稲の発芽器から出された苗の様子。こうやって、種もみから芽だしして苗を育てます)
(苗を育苗プールに並べて四日後。お天気がつづいて緑化がすすみ、根も張ってきました)
また、雪解け直後の田んぼ周りや山には、春をいまかいまかと待ちわびていた山菜が顔を出してきます。もうつぎの冬からは、じぶんたちで採ってきた山菜でお客様をおもてなしできるんだと思うと、ついつい時間を忘れて手が伸びてしまいます。
(陽当たりの良い玄関先で、採ってきたぜんまいを干す)
また他方、私たちが今年から生産するおコメを、多くの方に知ってもらい買っていただくための”お便り”や注文書作りといった事務作業も目白押し。そのうえに、宿開業のためのリフォーム資金も、これから金融機関に融資の申請をしなくてはなりません。その金額は、このプロジェクトの目標金額のおおよそ十倍! きちんと滞りなく借金の返済ができるように、冬のあいだ、推敲に推敲をかさねた経営計画書で臨みます。
最近、新聞社さんなどの取材を受ける際に妻がよく訊かれる「こんな山に囲まれた田舎に移住して、寂しくはないですか?」という質問。その質問に対する彼女の答えは、決まってこうです。
「季節に追わせてやるべきことがいっぱいで、そんな暇もありません。笑」
都会の暮らしで心身をすり減らしてしまったと言った彼女が楽しそうに笑う、そんな姿をみて、「こんな生活、こんな人生の選択肢があるんだよ」ということを、ひろく世の中に、この宿から発信していけたらと改めて思いました。
(ふたりで行った山菜採りの帰り道に、夕陽差すブナの森を見上げる)
クラウドファンディングのご支援受付終了日まで、期間の半分を過ぎました。残りの日数、24日! 目標の実現にむけて、私自身もまだまだ頑張らなければなりません。
いままでにご支援をいただきました皆様にも、同じような興味をお持ちのご家族・ご友人などにご紹介をいただいたり、SNSでの情報拡散など、いまいちどのご協力を頂けないでしょうか。もしくは「こんなリターンがあれば!」などのご意見も大歓迎です。
厚かましいお願いばかりで恐れ入りますが、どうか!何卒よろしくお願いいたします。
うしだ屋(代表) 牛田 光則