藍染めは不思議な魅力を醸し出す。同じ”青”でも濃淡があったり、緑っぽかったり。そこに引かれた台湾と日本のモノ作りにこだわる職人たち。そしてそれを知ったモノづくりの間近にいて、それらをより多くの人たちに知ってもらおうと尽力する私のような企画、販売に携わる人たち。それらが、まるで偶然のような必然性に導かれて、出会って、化学反応のように呼応しあって・・今回のようなプロジェクトが始まる。そんな奇跡のような出会いの連続で、今現在、このプロジェクトで82人の方々とのつながりが生まれています。新型コロナウイルスによって大きく変わってしまった世界の中で、多くの方々と医療従事者を始め「誰か」のために「何か」をシェアして、今自分たちができることに思いをはせ行動している。そう思える私たちがいます。本当にありがとうございます。STAY HOMEで、どこにもいけないGWの最終日に・・少しだけ感謝の独り言を。
#藍染 の付いた活動報告
はじめての人と会う。あいさつをする。ビジネスシーンではもちろん、昨今では副業用やプライベート用の名刺を持っている人も増えています。米国の心理学者によると対面しての挨拶で少し会話を交わしただけの印象で9割以上決まると言われています。春先から夏にかけては新卒のフレッシュなビジネスパーソンが増え名刺交換の機会も増えます。自分を伝える最初のアクションで印象を残すことはとても大切です。そんな時、印象に残るおしゃれでこだわりの「JAPAN BLUE」の名刺入れなら話題のきっかけにもなります。例えば、今回のリターンの褐色の濃紺の”褐色(かちいろ)”は,活・勝・捷などの字をあて、藍を最濃度に染め、黒く見えるほど濃い藍色です。鎌倉時代には武士の服や武具を染め、「勝ち戦」になるよう縁起を担ぎました。そんな話はとても印象に残ると思います。例えば水浅葱は藍染めの浅い段階から現れる色。四十八段階にも及ぶ藍染の微妙な色合いの中でも薄いタンニンレザーと本藍の融合が放つ美しい発色を楽しめます。薄い色は使えば使うほど味のある革製品独特の経年変化が楽しめます。今回のリターンには藍染の美しい色合いを広めたい藍濃道具屋と日本のこだわり革小物ブランド同士の間でのカラーコラボレーションが実現した限定インクも含まれています。作り手と使い手。こだわりの道具と、それらに対する想い。アナログなプロダクトだからこそ伝わるものがあります。 *KNOX JAPAN BLUEについて*2019年12.16日趣味文CLUB掲載
藍濃道具屋がプロデュースする万年筆用インクの定番「藍染め風」コレクションには、全て日本の藍染の伝統的な色の名前が付けられています。「鉄紺」「水色」「紺藍」・・・「納戸」「浅葱」「熨斗目花」・・藍染の工程には「栽培」「収穫」から始まり「すくもづくり」「熟成」「藍たて」「染色」・・その一連の流れで、爪の中まで藍色に染まり体力的にも非常に過酷で手間と時間もかかります。古来、中国から伝来した台湾の藍染は、その厳しい労働環境の為廃業が続き、ついに1942年に根絶えてしまいました。1992年、一度途絶えてしまった台湾の「藍染」に国立台湾工芸研究発展センターが再び光を当てました。藍の生産量日本一の徳島に白羽の矢を立て、藍染職人を台湾に招待し、伝統的な藍染技法を学び台湾の藍染文化を復活させたのです。 藍染家である「藍濃道具屋」が万年筆用のインクをプロデュースする際、最初のコレクションには、台湾の藍染文化の再生に大きく寄与し、惜しみなく技術を教えてくれた日本への感謝の意味も込めて日本の伝統的な藍染めの色を再現する!そんな思いで「藍染め風」インクは生まれました。今回、特別に3本を収められる専用箱をご用意したリターンもあります。素敵な”藍”のグラデーションを、ご自分用にはもちろん、大切な方へのギフトや仲間とのオフ会などで、シェアしていただけると嬉しいです。「字力救済!」不要不急の外出を控えて、今こそ「書く」「描く」を楽しみましょう!
来年のオリンピックまでには・・「そういえば、あの頃は大変だったね」"湧泉"のピンバッジが、一緒に戦った証として、冗談ぽっく語られたら・・いい。そんな時が早く来ますように。そんな思いで、お気に入りのバッジたちと一緒にGジャンのポケットにつけてみた。いつものコーヒーもいつものジーンズも大好きな人たちとの会話や持続可能な経済も・・生きているからこそできること。改めて・・・「字力救済」自宅待機だからこそいつもと違う生活の中で例えば、字を書くことで少しだけ自分と向き合う時間に。そんな思いも込めて。 ・・「湧泉」インクの初回セットが現時点で残り17セットとなりました。予想より多くの方々に応援いただいていることに感謝です!とにかく行動。思いはその先にあります。
藍濃道具屋は2014年に台湾の淡水にて設立されました。初期の段階では、日々藍染め製品の生産、そして藍染めの存在を広めることを中心に考えていました。近年台北中心に若者の間でアナログな筆記具、特に万年筆が流行り出したことを知り藍色を基調としたシリーズのインクをプ ロデュースすることを決めました。藍染めの色彩を、インクとして身近に使っていただくことによって 、より多くの方々に藍染めの奥深い色合いを 心に留めていただければとの想いでした。2018年に藍濃道具屋が制作したカタログに、当時の想いが強く反映しています。初めて台湾出張で目に触れた、このカタログ。万年筆のインクの名前にちなんで染め上げた布の一部を小さく切って貼っていました。この手間のかかる作業に、藍濃道具屋のこだわりと強い想いが伝わってきました。「こんなカタログを日本でも作ってみたい!」その時から持ち続けてきた想い、今回のクラウドファンディングで目標額に達したら・・・・実現したいと思います。