3月29日(水)は、この「ブックトープ松本」の最重要イベント
「みんなで小説を書く」講座を松本にて行いました。
参加者は、街でお店を経営する商店主のみなさんを中心に、
イベントに興味を持ってくださった松本に関連のあるみなさまです。
会場は「栞日」。
栞日はリトルプレスなどの小規模出版物をメインに扱う本屋さん、
そしておいしいコーヒーを淹れてくれるカフェでもあります。
店内も物語が見えるような素敵な内装でどきどきしてしまう造り。
ドイツ製のハイデルベルグの活版印刷機が構える店先は、
静かで豊かだけどなんだか少し緊張感を持った、独特の場の雰囲気を作っています。
本講座には昼の部と夜の部で合わせて22人の方々が参加してくださいました!
講師のナカムラクニオさんの指導に従って、
みんなで松本にまつわるキーワードを挙げていきます。。
「松本城」「湧き水」「屋上庭園」・・・思い思いのワードがならびます。
そしてその後に様々な修飾語をくっつけて、タイトルを考えていきます。
もくもくと個人作業が続きます。。。
しばらくしてから発表の時間!
このタイトルを各自発表していく段階で、
まだタイトルしかない物語に対して
「おおー!」「読んでみたい!」などと歓声があがることもしばしば。
個人的に読むのが楽しみだったタイトルをいくつかご紹介します!
「洞窟DIY」
「ヒューマンクラフト」
「やかましいラーメン」
「優しい5時間」
などなど。聞くだけで内容が気になってしまうタイトルですよね。
そこから各自どんどん妄想をふくらませていきます。。。
約2時間半という短い時間を終わった頃には、
ほとんどのみなさんが物語のあらすじをまとめ終わっていました。
この22名のみなさんの物語、どのように本になるのかが楽しみですね。
そして実際に松本にある場所や人がどのように出てきて、どのようにマップになるのか。
今後はこの原稿をナカムラクニオさんと一緒に体裁を整えたりしながら完成させていく予定です。
個人的に22人の方々の様子を見ていて感じたことは、
この方法で進めていくと、物語が自然と松本らしさを含んでいくという不思議さ。
松本をテーマに引き出されたキーワードたちは、
それぞれがきちんと松本らしさを表現していて、
22人の方々のタイトルとストーリーは、それはそれはバランスよく、
「松本を表現した本に仕上がるに違いない!」という期待をもたせてくれるものになりました。
引き続き制作についてのご報告をしていきますので、お楽しみに!!