こんばんは。3週間目のご報告です。
4/21日現在、支援者様36名から531,000円のご支援をいただいております。達成率は90%を超えました。時々「少ないですが…」とコメントをくださる方がいらっしゃいますが、とんでもございません、どのご支援も本当に貴重なものに思っています。心より感謝申し上げます。
私事ですが、つい昨日パタンナー(型紙作成)のお仕事の採用をいただきました。元々正社員の募集でしたが、縫製の仕事と掛け持ちしたいという勝手なお願いを聞き入れていただいてのパート採用です。月~木にパターンのお仕事、金~日に縫製のお仕事という最高の、望んだ通りの働き方が叶いました。融通を利かせていただいたからには、体調にも気をつけながら長く勤め、パターン・縫製両方の技術と知識を着々とつけていきたいです。
以下は現在進めている試作のシャツの、完成までの道のりになります。今回は前半です。シャツがどうやって出来上がるのか、ご興味のある方はどうぞご覧ください。
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まずは裁断です。先日紹介した型紙(パターン)を布に留め、専用のカッターで切り取っていきます。
シャツを構成しているのは大体このくらいの量のパーツです。このシャツの場合パターンは12枚ですが、衿など裏表のあるもの、また袖やカフスなどは左右両方ありますので、切り取ったパーツは全部で21枚になります。ちなみにジャケットですとパーツ数は50を優に超えることがあります。
組み立てを始めます。まず身頃(みごろ)という、胴体部を覆う部分に細かなパーツをつけていきます。前身頃には前立て(まえたて)というボタンホールの開く帯状のものを、メンズシャツなので左側の前身頃にのみつけます。
後ろ身頃にはヨークというものをつけます。
身頃ができましたら、肩を縫い合わせます。くっつけたいのは赤線の部分です(前身ごろの肩線の角が切れてしまっていますね…申し訳ありません)。
これをある操作をすると、シャツがこんな形になってしまいます。
詳しくは説明が難しいので割愛しますが、表のヨークと裏のヨークの間に、身頃を筒状に丸め込んである状態です。これをひっくり返すと、このようにヨークに前身頃の肩線が挟み込まれる形でくっつけることができます。魔法のようですね!これを考えた人はすごいと毎回思います。
平置きですと何が何だかわからないと思いますので、ボディ(マネキン)に着せるとこの様な感じになります。
次は衿をつけます。衿だけ先に作っておいたものがこちら。シャツ衿は羽衿(はねえり)を台衿(だいえり)に挟み込む形で作られています。
これを2つ前の写真で赤で囲んだ部分に取り付けます。お手持ちのシャツも、衿部分を開くと大体このようになっているはずです。
衿がつきました。
次はお袖をつけますが、長くなりますので今回はここまでに致します。お読みいただきありがとうございました。