川野辺です。プロジェクト開始から2週間が経ちましたので、ご報告に上がりました。
4/14現在、31名様から計481,000円のご支援を賜り、達成率は84%になりました。プロジェクトの目標金額まで、残り10万円を切りました。改めまして、ご支援・ご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
リターンが残り少なくなってまいりましたので、リターンの追加を考えております。4月末の状況を見て考えますので未定ですが、シャツがとても人気があるためそちらを数着と、女性のパトロン様が多いのでスカートも視野に入れております。最終的にどうするかは5月頭の報告で申し上げる予定です。
またシャツ試作企画ですが、目下進行中です。布地も届き、現在パターン(型紙)を作成中です。
こちら左が衿のパターン、右が袖のパターンです。見慣れない方が多いかと思いますが、シャツを解体すると布はおおよそこのような形になります。これらを布に固定し、裁断、組み立てることで洋服が出来上がります。
ところで、この一週間はパンツを2着仕上げていました。一着は母の誕生日プレゼント用です。もう一着は、渋谷のサンプル(※世に出ているお洋服はまずサンプルを2,3回作り、修正を重ねてからお店で売られています)を扱っている会社と契約ができまして、そちらとの初めてのお取引という形でした。なんとMACKINTOSH PHILOSOPHYという、そこそこお値段のするブランドの一番最初のサンプルをお任せいただきました。身が引き締まる思いと、改めて一着丸々仕上げることの難しさ、そしてパターン読解の大切さを身に染みて感じました。
上の写真のパターンも中途半端ではありますが、ただ形を描いて縫い代をつけてというだけでなく、服を組み立てるのに必要な様々な情報が書き込んであります。これを工業用パターンといいます。サンプルを1着、ブランドが求める形に仕上げるには、何よりもまずパターンに書き込んである情報を読解する能力が必要です。幸い前職でパターン室勤務を経験していたため、知らず知らずのうちにある程度は読めるようになっていたようで、技術的な不満は残りつつも何とか形にすることができました。しかし、まだ経験していない仕様がごまんとあります。お取引を重ねるうちに腕を磨きつつ、パターンに関する造詣も深めていかねばと改めて感じた今週でした。
来週は試作のシャツの完成までの道のりをご紹介したいと思います。お読みいただきありがとうございました。