2021/04/06 09:34
ホームレス状態の人々を被写体にした写真集は数多く存在しますが、当事者が撮影した写真集の刊行は日本では極めて稀な試みです。
このプロジェクトの意義は単に目新しさだけではありません。
写真という表現を通じてホームレス状態の人々が自身の暮らしに改めて向き合う機会を提供することになるはずです。
ホームレスは特定の属性をもった集団のように捉えられがちですが、そのような状態になった経路、日々の経験、価値観など実に多様です。
刊行予定の写真集は既存のホームレス観に揺さぶりをかけるものになると期待しています。
〈関西学院大学 人間福祉学部准教授 白波瀬 達也〉
白波瀬准教授、ありがとうございます!