<プロジェクトへの想い>
私自身、経験からの学びがとても重要だったと思うから支援をしたい。
こんにちは、NICEクラウドファンディングチームの中村です。今日はこのプロジェクトに関わった背景について話したいと思いますが、それは今の自分がいるのは以下の3つの経験があったからで、経験からの学びがとても大切だと思うからです。
●経験① 東南アジア・スタディーツアー
20年間日本から出たことのなかった理系大学生の僕にとって、新興国との心理的な距離を縮めてくれたきっかけでした。また、日本の社会や新興国の社会に興味を持つ出発点となった経験でした。(写真は現地で携帯を紛失したのでないです。涙)
●経験② カンボジアの国際ボランティア
スタディーツアーから帰り、国際学や社会学の授業をとる中で、やはり現地の生活や文化を知りたいという気持ちになり、参加しました。
カンボジアの農村で、生活スタイルが全く違う人たちと1か月生活し、現地の人と一緒の料理、一緒の生活リズムで、片言だけど会話もして、時に停電や違う村に迷い込むなどトラブルに苦しむこともありながらも、優しい現地の人たちに支えられながら生活をしました。これらを通じて、新興国で生活することがより身近になると共に、現地の文化的・社会的な背景を理解したうえで支援することの重要性を知ることができました。
また一緒に活動した現地の大学生は、「アパレルブランドを持つ、ビジネスでカンボジアを変える」というチャレンジングなや夢を持っていたことや、自分の国をより良いものにしたいと汗をかいて活動していた現地NPOの職員やボランティアの頑張る姿から、母国に目を向けることの価値と、そして若いうちから自分のなりたい将来像に向かいチャレンジするという生き方を知ることができました。
●経験③ 米国インターンシップ
大学院1年の春、「「働くこと」と「キャリア」の考え方を知る」を目的としてサンフランシスコのベンチャー企業で2カ月間働きました。
正直、戦力にはなれず非常に悔しい思いをしました。しかしGAFA出身のマネジャーやCEOから「はじめは大企業で幅広く仕事に触れ、それから自分の強みの活かせる分野で転職をする等してキャリアを創るのが着実だし、私もそうやって来た。」、「はじめからベンチャー企業で働くのはあまり薦められない。私も今は社長だけど初めは大企業で働いいた。」といった話や、「自分でキャリアデザインをする」、「自分のミッションを創りそれの達成に向け日々生活をする」という生き方を同僚と話す中で知ることできました。
確かに書籍や授業でキャリアの話はベンチャーの話は知ることができます。しかし、実際に一緒に働いている方や実践している方の言葉や価値観は、心に残るので、本で知る以上のものです。これからのキャリアの積み方を考える一つの材料を手に入れることができた、大切な経験の一つでした。
●経験が今の私をつくっていると思う
以上3つの経験を紹介しましたが、それらの経験が今の私をつくっていると思います。私は商社で勤務していますが、これらの経験が基で新興国と国際的なビジネスに興味を持ったことが背景にありました。
また商社で働く傍ら「ひとり親支援団体プロジェクトすーみん」という小さな団体を立ち上げ、ひとり親の学習支援もしています。
これは専門学校や高卒認定試験を受験してより安定した生活を目指すひとり親の勉強をサポートする活動です。これも先ほどの活動を通じ、自分のなりたい将来像に向かって進むという考え方や、自分の国をよくしたいと頑張るカンボジアのボランティアからの影響を受け、設立に繋がりました。
先ほどの3つの経験は確かに活きています。そしてそれら経験の積み上げで今の自分が作られていると思うからこそ、経済的支援を通じた経験の機会の拡大を目指すこのプロジェクトを成功させたいと思っています。