1.共同通信社配信による河北新報社夕刊記事
活動報告第3弾で報告しました5月9日の河北新報社夕刊の記事(掲載許可済)に掲載された地図は、原寸大レプリカに使用する第2版の赤水図(改正日本輿地路程全図)です。
この赤水図が既存の情報だけで制作されたとは驚きです。この赤水図も含めて本年3月に国の重要文化財に指定され、記事には長久保赤水の知名度が上昇中と報じていて、赤水顕彰会がクラウドファンディング中とまで報じて頂いています。感謝、感謝です。おそらく共同通信社配信記事を書かれた池上記者は、この地図を見て驚いたのでしょうね。
好奇心の強い赤水は、福島の磐城沖に火の玉現象を記載しており、この現象を絵本にしたのが顕彰会会員の時崎氏の「りゅうのひかり」です。今度お届けするレプリカは、原寸大であるため山口県の周防灘に記載された不知火も読めますので、どうぞご覧ください。
記事中の吉田松陰と長久保赤水は「飛耳長目」を唱えており、現代でも松陰神社と赤水顕彰会が繋がっているなんて不思議なご縁です。
2.朝日新聞茨城版に連載中の「赤水さん地図に広がるいきいき人生」第7回目「外伝」が5月28日に掲載!
第7回目になる連載記事には、赤水図が海外に持ち出され、欧米が日本の海岸線や港の情報を利用していたと元東大大学院教授馬場氏へのインタビュー記事が掲載されています。
赤水図第2版の原寸大レプリカには街道や城下町だけでなく多くの航路、河川が描かれていますので、当時の海運、水運には欠かせない価値ある地図であったこともご確認できます。旧家(豪商や大きな旅籠)には、まだまだ赤水図が残っているかもしれません。ご一報ください。
因みに、色付きの赤水図は、250両と高価(1両7万円としても)であった事が分かっています。しかし、幕末には海賊版が出て、価格が下がり380文と入手しやすい価格で有った事も分かっています。
3.現在の作業状況
原寸大レプリカに明示する吉田松陰が辿ったルートの確認も終わり、印刷前の更なる確認作業中です。
まだまだ募金活動継続中です。ご支援よろしくお願いいたします。