今日は、ジャケットのデザインについて述べたいと思います。
CGWのメンバーは、うち以外にメインで音楽や創作活動に忙しいので
スケジュールが全然合いません。ひどい時は、リハも出来ない程なのです。
したがって、アー写を撮るために集まる隙など、当然あろうハズがありません。
ほとほと困り果ててしまい、苦肉の策としてイラストのアー写にすればいいんじゃね?
という事になりました。
我々のアー写のイラストとして相応しいイメージとは?
と考えた場合、それはやはり「日本人目線の異国情緒」という事に落ち着きます。
そこで、そのイメージ元としてお菓子のパッケージが閃いてきます。
私は長崎の出身です。
長崎は、その歴史的背景から異国ムード満点の土地柄であり、当然お菓子のパッケージも異国情緒に溢れているものが多いのです。
松翁軒の「チョコラーテ」然り、銘菓「クルス」然り。
しかしながら、まんまカステラっぽいジャケってのもどうかと思いますので、少し捻ってみました。私が大好きなアイテムのひとつに紙人形というのがあります。
私が子供の頃は、女の子用の着せ替え紙人形なんかは、まだあったような気がしますが、なかでもビジュアル的に惹かれているのが、腕や足の関節をピンで留めてぷらぷら動かして遊ぶぺーパーパペットというものです。もちろんこんなので遊んで育ったワケではなく、大人になってから興味がでたシロモノなのです。
なかでも、中世頃に作られた海外のぺーパーパペットは、多色刷りによるビジュアルに優れたものが多く、この胴体と手足がバラバラになったレイアウトが、ちょっと怖くて不思議な感じで、とても良いのです。
また、このバラバラになったパーツをまとめてひとつのモノを作り上げるという作業が、我々の音楽活動と私の制作方法とリンクしているあたり、アイコンとしてとても気に入っています。
イラストは、メンバーが各々送り付けた個人カットをもとに、ボーカリストのユイコが描いてくれました。本人たちのバラバラなテンションや表情までも再現しているあたり、素晴らしい画力だと思います。
というワケでジャケットのデザインにまつわる話でした。
お手元にCDが届いた際に、我々の想いを感じ取っていただけたらうれしいです。
ユイコさんは、イラストレーターの仕事もしていますので、ご用命の際はご連絡を!
https://www.facebook.com/yuico.yamamoto