今日は、収録曲のたんちゃめ節について述べたいと思います。
たんちゃめは、谷茶前と書きます。沖縄県国頭郡恩納村の谷茶の浜を舞台に、そこに伝わる漁村の男女ののどかな風景を題材にした沖縄民謡です。
私は以前からこの谷茶目節が大好きで、これとKaligola Disco Bazarという、ローマのバルカンビーツユニットのPORN CORNという曲をマッシュアップしたものを好んでDJをやる時にかけていました。
まあ日本人に限らず大抵の人は、沖縄民謡が好きなところに、タッタタッタ タッタタッタのリズムにバルカンビーツのウラ打ちツーステップのリズムを混ぜるとつい体を動かしたくなるような不思議なノリがでてくるんですね。
で今回、バンドで谷茶目をただやるんじゃなくて、このバルカンビーツマッシュアップのノリも含めてバンドで再編成することによって、あたかも外国人がカバーした沖縄民謡を疑似的に造りだし、我々独自の沖縄民謡カバーとしたかったのです。
ここに例としてブルガリア国立ソフィア少年少女合唱団が歌う、たんちゃめの珍しい動画を上げさせてもらいます。日本の民謡に一旦、外国人の手が加わると、KAWASAKIの逆輸入バイクのような感覚になって、なんかカッコよく思えるんですよね。
マッシュアップの再現なので、バンドのメンバーも沖縄側担当とバルカン側担当と分けました。
うちの小池くんのブズーキに加え、バルカン側担当の助っ人として、l'abeille(ラベイユ)のアコーディオン奏者の春海さんにゲスト参加していただいてます。
およそアコーディオンとは無縁の音楽性のバンドとコラボするなど、アコーディオンの可能性を追求するスタンスに以前から感銘を受けていたので、今回このような感じで実現できてよかったです。彼女の演奏をぜひ聴いてたしかめてみてください。
そしてさらに!すぺさるなゲストとして、ディジュリドゥ奏者のトモヤくんにも参加いただいてます。彼はミラーボーラーのメンバーでもあり、元々テクノのトラックメイカーでもあり、お互い倉木麻衣も好きで同じ申年生まれでもあり、彼の音楽性をリスペクトしています。
そういえば、春海ちゃんもトモヤも大阪の方でしたな。
沖縄、全然関係ないけど彼のオーストラリア仕込みのディジュをぜひ聴いてたしかめてください。
あ、そうそう
こんなこと言いながらも私、沖縄行ったことないんですよね。どなたか沖縄にライブで呼んでいただけないですかね?
柏原春海(かしはらはるみ)
accordion
4歳からクラシックピアノを始めバンドでアコーディオンに出会い、フジロックフェスティバルなど野外フェスのライブに多数出演。
第6回RolandインターナショナルVアコーディオンコンテスト日本予選ファイナル優秀賞受賞。
https://www.facebook.com/labeille