はじめまして。加藤陽介と申します。
現在は神奈川県に住んでいますが、洞くんとは高校の同級生で、シェア秘密基地のリノベーション作業にもちょくちょく顔を出させてもらっています。
彼とは高校卒業後しばらく疎遠でしたが、3年前の冬に久しぶりに会おうという話になり、新宿で焼き鳥を食べました。そこで盛り上がったのが、
そう、彼は私の知らないうちに、Instagramに出てくるような映え度の高いキャンプ人(びと)に成長していたのです。私の方はというと、もっぱら野良キャンプ(任意の地点で夜をやり過ごす事を追求する分野)に徹していた大学時代を過ごし、近年ではただの夏フェスキャンパー(音楽フェスのテンションのままキャンプサイトに戻り、会場とシームレスにわいわいすることを追求する人々)となっていました。
そこから彼とは定期的にキャンプを催すようになり、我々の興味は徐々にハードコアなブッシュクラフト(最小限の装備で枯れ木や木の葉、石を使って快適な環境を創り出す趣味)の分野に移っていきました。
※ブッシュクラフト参考動画:
そんな中、日本には自由に枯れ木や地形を使って野営をできる環境が少ないことに耐えきれなくなり、彼は最も大きなキャンプ道具である、キャンプ場(山)を購入するに至ります。でもこれって最近のキャンプ系Youtuberの流行りですよね。一年ほど先を行っていたことになります。広大な山を得た彼は、持ち前の近距離パワー型の能力を存分に発揮し、その整備をどんどん進めていきます。私もそこにかなりコミットし、山にツリーハウスを作ったりしました。
キャンプ場がある程度滞在可能な水準になったところで、彼は次なる課題に思い当たります。
それは、飛騨には友人で集まって遊ぶようなところが無いという問題。
観光地としては全国的な知名度もある程度あり、遠くから行楽に来るには楽しい飛騨地方ですが、そこで日常を過ごす人々にとってはあまり遊ぶところが無いというのが現実です。都市部であれば、商業施設の数も多く、その流動性も高いため飽きることがありません。しかしそれは大きな資本と圧倒的な人口によるもの。地方では別のアプローチで遊び場作りを考える必要があります。キャンプ場は、アウトドアが好きな人には最高な環境ですが、どうしても快適性は落ち、自宅からの距離が遠いです。
彼の答えは、「みんなでシェアできる、大人のための秘密基地を作る」というものでした。休みの日に、なんとなく集まって、その時々で楽しそうなことをする。別々に本や工作を楽しんでもいいし、時には一緒にごはんを食べたり、ボードゲームに興じたりする。子どもがいるならキッズルームもつくりましょう。映画が見たいならプロジェクターも付けましょう。みんなのしたいことを組み合わせて、どんどん進化させましょう。
洞くんはかねてからクレイジーDIYerでもあったので、飛騨市の中心部に放置されている空き家をセルフリノベーションして、空き家問題解決とイニシャルコストを抑える事を両方叶えようと思い、とりあえず良さそうな空き家を買ってきました。彼の巻き込み力で有能な同志も集まり、まっさらな広い空き家を舞台にこの物語は動き出しました。
漫画「映像研には手を出すな!」でいきなり広々とした部室を与えられ、あらゆる可能性が頭に浮かぶ主人公たちのようです。
「なんだか知らんが、面白くなってきやがった。」
ここで一度、物件の立地特性について触れておきましょう。
場所は岐阜県飛騨市、飛騨古川駅から徒歩10分。飛騨地方観光の拠点となる高山駅からは電車で約15分です。
飛騨地方は圧倒的に車社会なので、もちろん駐車場も整備しますが、周辺地域から電車でも良好にアクセスできるのはありがたい。つまり、BBQでビールが飲めることを意味します。
また、私達の共通認識として、ぜひ飛騨を第二の故郷にしてほしいです。東京、大阪からそれぞれ約4時間。日常に疲弊し何も分からなくなってしまったとき、この距離が本来の自分を取り戻すための保護柵になってくれます。この秘密基地を、普段の日々からの隠れ家としても活用してください。
通える距離にお住まいの方は、やりたいことを実現できる場として。
たまにしか来られない距離にお住まいの方は、飛騨でのチルの拠点として。
いつか何の遠慮もなく集まれる日を夢見て、支援していただけるととても嬉しいです。
加藤 陽介