開始から1週間が経とうとしています。現時点で全体の20%に達し、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、今回より制作に関わりを持ってくれた方々の紹介や、エピソードを連載させていただきます。
まずご紹介したいのは今回撮影をお願いした写真家の本郷毅史さんです。本郷さんとはやはり同じ美術祭内での出会いでしたが、出会う前から聞いていた話と、その名前のいかつさから屈強でとっつきにくいイメージを勝手に持っていたのですが(^^;)実際にお会いした本郷さんとは。その穏やかな物腰、風貌の爽やかさもイメージとは真逆の方でした。
(古民家にも遊びに来てくれました、本郷家ご夫妻。)
僕が出会う前に聞かされていた話とは。
本郷さんが南アフリカの喜望峰より、3年5ヶ月かけて40カ国、4万5千キロを自転車で走り日本に戻ってきたという変態的エピソードでした。実は僕も若かりし頃、2年かけて路上で絵を売りながら徒歩日本縦断をした経験があります。そんな自分をしても、上には上がいるものだなぁとなかばあきれ返ってしまうような話でした。
今本郷さんは『水源』をテーマに写真と映像を撮っていますが、この『蔵の22神像』制作においては僕の最高の相棒として、制作風景の撮影にとどまらず一番最初の掃除・片づけから紙貼り、完成後のイベント手伝いに至るまで様々な場面でバックアップしてくれました。
いつも助けられてばかりですが、いつかはこちらからも本郷さんのお手伝いができる日が来るといいなぁと、そんな事を思う毎日です。そんな本郷さんなので、今回の撮影は専門とする分野ではなかったものの、僕が受け取った写真はまさにイメージ通りのものでした。
なんとかこの写真を出版につなげられるよう、皆様のご支援を無駄にしないためにも残りの時間も励んでいければと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
香川