4月30日からスタートした、私たちのクウドファンディング。
たくさんのご支援のおかげで、1000万円までお仕事をいただくことができております。
ありがとうございます!
5月14日時点で、NEXT GOALとして、1000名様からのご支援を目標とさせていただきました。
どうか、この機会に私共とご縁を頂けますと幸いです。
応援を宜しくお願いいたします。
はじめまして!
私たちは、文庫屋「大関」という屋号で、『文庫革』という工芸品を作っています。
今年で、創業93周年を迎えた、東京墨田区にある小さな工房です。
手作りした文庫革は、お財布などの小物に仕立て、浅草と銀座のお店、自社のネットショップで販売してきました。
しかし、この度のコロナウィルスの流行で、浅草店・銀座店・ネットショップの3月売上は60%減。4月においては75%減となりました。(昨年同月比)
緊急事態宣言の発令も受け、4月15日からは浅草店・銀座店ともに約1ヶ月の間、休業をしております。
創業から今日までの間、たくさんのお客様に支えられ、文庫革を絶やすことなく作ってくることができました。しかし、このままでは物を作る「仕事」そのものがなく、職人の手が空いてしまう状況です。
「職人の仕事」は「1つ作っていくら」という仕事のため、このままでは非常に苦しい状況です。
私たちの作る革小物は、製作の工程がとても多く、お財布一個を作るにも、たくさんの人の手がかかっています。工房の中には、型押し職人と彩色職人、合わせて23名。家で、彩色を専門とする職人が12名います。
(写真:昭和初期 創業者大関卯三郎と仲間たち)
いまは、職人たちに、一つでも多くのお仕事をいただきたい。
一人でも多くの方に、文庫革の魅力をお手元で感じていただきたい。
そして、『文庫革』という工芸を、後世に残していけるようにご支援いただきたい。
そうした思いから、クラウドファンディングに参加する事を決めました。
『伝統工芸』というと、堅苦しいイメージもあるかと思いますが、この文庫革は、生活に寄り添いながら、人にほほ笑みを与えられる、人を幸せにできる『伝統工芸』であると、私たちは誇りを持っています。
リターンの内容として、ユニークな企画、新しい試みも、工房内で一致団結して考えました。
どうか、みなさま、ご支援を宜しくお願いいたします。
『文庫革』…聞き慣れない言葉だと思います。
その昔、白い牛革に型押し・彩色を施した「革」で「文庫箱」を装飾した事に由来します。
文庫革のルーツは、江戸時代、兵庫県の姫路で発祥した「姫革細工」という工芸です。
私たちは古くから伝わる技法と、現代のデザインや技術を融合して、この文庫革を作っています。
まず、真っ白な牛革に、絵柄の彫られた『版』(はん)を使い、型押しで凹凸をつけます。
ふっくらとした型押しの凹凸は、文庫革の特徴の一つです。
型押しをして、凹凸のついた革には、職人たちが一つ一つ筆で『彩色(さいしき) 』を施していきます。筆で表情を与えながら、革に色をのせていくのですが、この段階では、絵柄のアウトラインは型押しの凹凸以外、見えません。
『彩色 』が終わった革は、型押しの凹んだ部分に茶色い色味と、古びた風合いを与える為に、漆と真菰(まこも)という植物の粉を用いて仕上げていきます。これが絵柄のアウトラインとなります。この技法は『錆入れ(さびいれ)』と呼ばれます。(漆芸で使われる手技の一つでもあります。)
今では、『錆入れ』 をして『文庫革』を作っているのは、私たちの工房1軒のみとなりました。
私たちの商品の面白いところは、「100種類近い、たくさんの絵柄」があることです。
伝統工芸でありながらも、現代の人々が日ごろ使って、楽しめるデザインを追求しています。
型押しのぷっくり感、触った時の凹凸感もお楽しみください。
柄により、触り心地が異なるのも、おもしろいところです。
職人が手仕事で彩る「色」。
筆のはらい、手塗りの加減、あえてラフに表情をつける、などの塩梅。
印刷とはちがい、画一的ではない、温もりある表情が文庫革のかわいらしいポイントです。
『彩色職人体験』や『ネームタグの製作オーダー』『特別色』など…
とびきり特別なリターンを、職人たちが企画しました。
キーホルダー、箱まち小銭入れを、職人気分で塗ってみませんか?
塗った革は、後日、職人たちが文庫革に仕上げ、各アイテムの形に仕立ててからお届けします。
キーホルダーも、箱まち小銭入れも6柄からお選び頂けます。
工房で、職人たちと一緒に「自分で塗った文庫革」を作りませんか?
体験当日、工房での『記念撮影』もしていただけます。作業風景などのお写真は、SNSの投稿をしていただくこともOKです。(※撮影はご支援者さまのスマホ、またはご持参のカメラでお願いします。)
『おみやげの根付』は、お好きな柄をご自身で選んで、お持ち帰り頂けます。
6月下旬にチケットをお送りいたしますので、個別のご来社日をご相談の上、体験にお越し頂くというリターンです。
ご注文を承ってから、ひとつひとつ職人たちが手作りいたします。
表はお好きな文庫革をお選びください。裏面には、ご依頼いただいた文字(アルファベット)を箔押しします。
お名前、イニシャルはもちろん、お気に入りの言葉なども、8文字以内で刻印できます。
お友達とお揃いで、職場の皆さまで、ご家族で!ぜひご依頼ください。
(文字の箔押しは、上の写真のような書体を使います。他の指定はできません。)
クラウドファンディングにむけて、人気柄の「いちご」と、長年愛されてきた伝統柄「横波(よこなみ)」それぞれの柄を2色の特別カラーでご用意しました。
『天溝(てんみぞ)がま口』『両面パスカードホルダー』『ぐるっとファスナーの長財布』の3アイテムを受注製作いたします。(どのアイテムも、おまかせ根付とセットの商品です。)
《限定色で作れるアイテム》
1.天溝がま口 (※天溝:「てんみぞ」と読みます)
2.両面文庫革でつくるパスカードホルダー
3.ぐるっとファスナーの長財布
3種類のアイテムで、8種類の柄から選んで頂けます。
文庫革で作る、おまかせ根付(1個)のセットです!
新柄の色案を考える時、試し塗りをする時に作った革や、ほんの一箇所がうまく仕上がらず、長財布に仕立てられなかった革などを使用して、職人たちがオリジナルの根付をつくりました!
文庫革の中には、小さな鈴が入っています。
リターン品のセットにする根付の柄・色は、私たちが選んでお送りします。
(リターンの申込時にお選び頂いた柄と、同じ柄の根付がセットになるということではありません)
3万円のおまかせセットには、実質30%OFF相当の複数アイテムが詰まっています!
中身の組み合わせは「おまかせ」ですが、まずはご希望のアイテムを『1つ』選んでください♡
【選べるアイテムは8種類】
※下記商品名をクリックすると、当店のホームページの商品ページが開きます。
・ぐるっとファスナーの長財布
・L字ファスナーのスリム束入れ
・束入れ
・ぐるっとファスナーのお財布
・箱まち口金付き札入れ
・天溝がま口 (※天溝:「てんみぞ」と読みます)
・パスカードホルダー
・カードケース
※ご希望アイテムを1つお選び頂けますが、柄についてはお楽しみです。
「どんな柄があるの?」と気になる場合には…ホームページでご確認ください。
例えば『天溝がま口』を選んで頂いた場合の、詰め合わせ例はこんな感じです。(下の写真)
今回は、クラウドファンディングをしている私たちを見つけてくださり、ありがとうございました。
日本が誇る伝統工芸と技術を、未来に残したい一心です。
どうか、職人たちにお仕事をください。
ご支援を宜しくお願いいたします。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る【発送完了しました】チケット&詰め合わせ
2020/06/22 14:47文庫屋「大関」の田中萌子です。みなさま、お元気でお過ごしでしょうか?この週末は、浅草・銀座ともに、街自体の人出もあり、ご来店も増え…ホッとした気持ちです。ご来店頂いたみなさま、ありがとうございました!工房では、まだまだ時短勤務&交代制で自宅待機ですが、みんなが元気に仕事に取り組んでおります。先週、リターン品の第1弾たちを発送いたしました!久々の忙しさでした(笑)お仕事があるって、本当にありがたいです。30%オフ相当の品々が入った、3万円の『詰め合わせセット』77個、ぶじに発送完了致しました。お好きなアイテムを1つリクエストして頂ける、この詰め合わせ…♡さっそくお手元に届いた皆さまから、「気に入った」「好みの柄が入っていた」「家族で分けっこしました」などなど、嬉しいメッセージをいただきました。こちらも、詰合せの一例です。現在開催中のクラウドファンディングでも、引き続き承っております▼【第2弾】カワイイ伝統工芸『文庫革』を作る職人に仕事をください!https://camp-fire.jp/projects/view/277369届いた詰め合わせ、ぜひInstagramなどでも、自慢してください♪▼文庫屋「大関」Official Instagramhttps://www.instagram.com/bunkoya_oozeki/ そして、工房では7月、8月に納品予定の品々をせっせと製作中です。みなさまのお手元に届く、いちごちゃんたち!!こちらは『錆入れ』という、文庫革製作の、肝心要の作業部屋の様子です。厳正な湿度管理、温度管理をしながら、漆を扱う作業工程です。この工程で、型押しの溝に、漆で「真菰(まこも)」という植物の粉を留めることによって、絵柄が現れるのです…。▼真菰まみれの文庫革あ!このハデハデな「枝垂れ花鳥」、本当は見せてはいけないタイプのものなのですが。ご支援者様には特別に。このハデな子は、「根付」に変身いたします!このようにカットして、根付になるのです。ちっちゃく切っちゃうだけに、ハデだとかわいいよね!と、職人たちが、文庫革として違反するほど(笑)いつも以上にふんだんに、且つ自由な色味で塗っております。こちらは、「ネームタグ」の彩色現場。クラウドファンディングのお仕事を頂けていなければ、本当に今頃、工房で色を塗るお仕事がなくなってしまっていたね。と、今だからそんな会話にもなります。みなさま、ご支援、本当にありがとうございます。そして!!こちらは、「彩色体験」にお申し込み頂いた皆さまへの『チケット』封入の現場です!60通、郵便投函を完了しました。週末にはお手元に「届いたわよー!」とお客様よりご連絡を頂きました。徐々に、彩色体験にご来房頂く日程のお申込みも集まってきております♡第2弾のクラウドファンディングでは、箱まち小銭入れ、ペンケース、キーケース が人気です。まだまだ、コロナの状況には油断ができない状況ですが、かわいい小物でほっこりできるお時間をご提供できますように…一同心を込めて作ります。そして、先行告知のお知らせです。7月の毎週土曜日、日曜日「銀座店」では彩色職人たちによる『彩色実演』を行う事になりました!!==========〈実演時間〉11:00~13:0014:00~18:00※昼休憩に、1時間お休みを頂きます==========▼銀座店の場所・営業時間などhttps://www.oozeki-shop.com/page/268 県都をまたいだ移動もできるようになったので、「ちょっと久しぶりに銀座に行ってみようか…」という方もいらっしゃるかと思います。銀ぶらついでに、ぜひ、お店も覗いてください。今週中には、根付とお手紙のセット。7月には、ネームタグ。8月には、お財布などの小物たちの発送を順次進めてまいりますので、楽しみにお待ち下さい。引き続き、皆さまも健康にお気をつけてお過ごしください。改めて、スタッフ一同、お礼申し上げます。 もっと見る
本日が最終日、ありがとうございました!
2020/06/07 12:26文庫屋「大関」の田中萌子です。気づけば、もう本日がクラウドファンディングの最終日となりました。皆さまのご支援のお陰様をもちまして、目標の1500%までの達成度まで到達しました。実のところ、目標に決めていた100万円は達成できるかな…とは思っておりましたが、ここまでのご支援額になるとは思っていなかったため、一同とても驚いております。心より、感謝の気持と御礼をお伝えしたいと思います。ありがとうございました!!!工房は、まだまだ時短勤務の日々ですが…皆さまからご支援頂いた、1500万円分の製作を5月、6月、7月と作りながら、7月~8月にかけてお納めするべく、製作に取り組んでおります。現在、本社ではいつも文庫屋「大関」が販売している「普通の在庫商品」が、過去にないほどストック中なので…当面は、普通の在庫の品物を職人たちが作れない状況です。このクラウドファンディングのお仕事を頂けなければ、もうお仕事がなくなってしまっていたね…と、心から仕事を頂けたことに、一同感謝しております。こちらは、リターンの根付を製作している様子です。小さな革なので、お財布と同じ柄の密度にはならないので、いつもの文庫革以上に色を加えて可愛くなるように職人たちが塗って・塗って・塗っております♡▼根付の革に色を足して可愛くしていますいつも販売しないカラーリングで、見ていてとても楽しいですよ♫お名前を刻印するネームタグは、このクラウドファンディングの為に大急ぎで、試行錯誤して仕様を決め込んだアイテムです。沢山お申し込み頂いたので、彩色をどんどん進めております!▼グロッシーハートのネームタグの彩色の様子ネームの箔押しは「一発勝負」でプレスするので、職人たちは、プレスの練習や、押し位置の調整に余念なく試行錯誤しております。そして、この度「数量限定」でご用意していた彩色体験。実際に、どんなふうにお出迎えやテーブルのセットをするといいのかな?と、職人たちはシュミレーションをしました。彩色仕事をしたことのない販売のスタッフが、実際に体験をしてみて「難しい…思ったよりできない汗」などとつぶやきながら、プルプル震えた筆さばきで塗ってみたり(笑)皆さまに工房へお越しいただいて、彩色体験して頂けるのを楽しみに、お送りするチケットのデザインなども進めております!そして、本日はもう一つお知らせがあります。Instagramなどですでにお知らせをさせて頂いておりましたが、またCAMPFIREさんの場をお借りして、第2弾のクラウドファンディング開催を準備しております。早々に第2弾を行わせて頂く理由は、大きく2つあります。まず1つ目ですが、今回初めてのプロジェクトの実施で、『追加リターン』などのご対応が行き渡らない結果となってしまい、多くの方々からのご相談、ご要望にお応えできませんでした。そのため、皆さまからリクエスト頂いたアイテムなどの選択肢を増やして、再度プロジェクトの実施をしたいと思っております。そして2つ目には、職人たちのお仕事が足りない現状が、変わりない…ということです。全体の販売量が伸びないため、在庫製作もできない現状です。なので、また「受注製作」のお仕事をいただきたく、開催させてください。この様な時節に、これだけ多くの方々の優しいお気持ちに触れることができ、とても貴重な経験、貴重な心境を体験させていただきました。皆さまにおかれましても心が穏やかでない時期であったと思います。そして身近な方がコロナに罹患された方々に於かれては、実質的な疲労や消耗があったことと思います。そんな最中にも、こうして応援頂けたことに、心の底から感謝しております。おかげさまで、浅草店、銀座店も営業を再開することができました。いつか、お店で「クラウドファンディングの限定色なの!」と、みなさまのお手元の品を見せて頂ける日がくることも楽しみです。職人たちが、心を込めて作ったリターンはお約束の時期にお届けできるように、社内で取り組んで参ります。楽しみにお待ち下さい。あと11時間と終了が迫りまして、お礼を言い切るにはまだお時間が早めですが、ありがとうございました! もっと見る
職人がひとつひとつ、押しています!「ぷっくり型押し」
2020/05/18 15:26文庫屋「大関」の田中萌子です。たくさんのご支援と、応援のメッセージをありがとうございます。(Instagramでも皆さまに盛り上げて頂けて、とても嬉しいです^^)工房では、皆さまにお申し込み頂いたリターンの製作が着々と進んでいます。今日、型押し部屋では、職人たちがネームタグの文庫革面の、型押しをしていました。ネームタグより、ひと回り大きめに革を裁断して、型押しをしています。「柄の描かれた大~きな革から、切り取るのかな?」とイメージするお客様もいらっしゃるのですが、アイテムサイズに裁断した革で文庫革を作るんですよ!ここのところ、一番数多く型押ししている『いちご』 型押しのプックリ・つやつや感が、いちごのかわいさを際立たせているポイントだと思いませんか?彩色職人たちによると、「いちごの柄は、ぼかし加減や、色の面積のバランスで印象が大きく変わるので、その感覚が難しいんですよ!」とのこと。なるほど…。繊細かつ、重要なこだわりです。色を作るときも、皆で同じ再現性を目指しています。微妙~な渋みや、色のくすみ感の再現も職人技です。これから、沢山のいちごちゃんで、工房の中がにぎやかになると思うと楽しみです。地域によっては、緊急事態宣言も解除され、東京も徐々に感染者数が落ち着いてきたようですが…みなさま、引き続きお気をつけてお過ごしください。私たちも、6月からは浅草と銀座のお店を開けられるかな?と、日々の変化に期待を抱いております。 もっと見る
限定苺のL字ファスナーのスリム束入れはリターンに出たりしませんか?