コンゴ、中央カサイ州の様子です。
引き続き、手洗い設備の設置や衛生用品の配布、啓発ポスターの掲示を行っています。
写真:手洗い設備と啓発ポスターを配布している様子
そんなコンゴのカサイ州では、社会経済的な制約の中、多くの貧困層が最低限の生活すら難しい状況になっています。
私たちの施設で、今年、ようやく自分の洋裁店を開業することができた紛争被害女性のメンバーも大きな打撃を受けました。
紛争で、夫や子どもを無くし、絶望していたところから技術を習得し、ようやく収入を得始めた矢先にコロナショックが起こったからです。
こちらでは、彼女たちにマスク作りの仕事を提供して、その収入でなんとか生活を維持してもらえるようにサポートしています。
写真:マスク作りをしている女性たち
まずは、3500枚のマスク生産が完了して、今、それらのマスクを重症化のリスクが高い高齢者や、病院や診療所などに配布しています。
写真:女性たちが製作したマスクを高齢者に配布したときの様子
これからもさらに、1万枚程度を作成する仕事を提供していく予定です。
先行きが見えない状況ではありますが、感染予防の活動とともに、中長期的に、彼女たちが紛争、コロナを乗り越えて、自らの力で暮らせる日が来ることを願って活動を続けていきます。
報告:小川真吾