住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKAご支援のお願い
この度、大阪の支援団体で連携し、新型コロナの影響で住まい、くらしが不安定になる人のサポートをおこなう、「住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」を発足いたしました。
業種問わず、多くの人が「仕事」「収入」に不安な状況に陥っていると思います。
実際に、この影響により住まい・寝場所を失った人が出てきています。
そして、今後さらに増えていくと予想されます。
2008年に起きたリーマンショックでは、リーマンショック発生から、最初の1ヶ月、2ヶ月は貯金を取り崩しながら生活を維持するのですが、2〜3ヶ月が経過し、底をついてから住まいを失った人が激増しました。
我々はコロナ禍でも同じ状況になると予想しています。
連日メディアでは「医療崩壊の危機」が叫ばれています。
今後住まいを失った人が爆発的に増加した場合、各支援団体や役所の福祉窓口がパンクします。
必要な人に必要な支援を届けることが難しくなります。
住まいとくらしを失うことは、肉体面・精神面に相当な負担がかかります。
できる限り速やかに安定した住まいとくらしを取り戻す必要があります。
今回のプロジェクトでは、団体の垣根を越えて、サポートを連携します。
大阪西成には日雇労働者の街「寄場」である釜ヶ崎があります。
ここには全国から多数の仕事や住まいを失った人たちがたどり着く場所です。
釜ヶ崎ではそういった人たちへの支援活動を街全体で長らく続けていました。
しかし、時代は変化し始めています。
インターネット、スマートフォンの普及により、「ネットカフェ難民」のような、孤立・潜在化した困窮状態の人が増えています。
Homedoorやビッグイシューではそう言った方へのアウトリーチを積極的に行っています。
釜ヶ崎の団体とHomedoor・ビッグイシューが連携することで、より強い発信力を発揮することができます。
発信力が高まることで、新型コロナウイルスの情報で溢れかえっている昨今に、必要な人に必要な情報を届けることができると思い、連携を呼びかけました。
各団体、コロナ禍により路上に追いやられる人が今後増えるという、強い危機感を共通して持っており、話を持ちかけてから、1週間で第一回目の合同相談会開催が実現しました。
今回のプロジェクトで、各団体の資源や有用な情報の共有化をおこない、困窮状態に陥った人の希望に可能な限りこたえる体制を整備します。
また、その人その人の課題に応じて、法律、医療、住宅、労働関連の専門相談も対応することが可能となり、複合的に絡んだ、抱える問題の解決につなげます。
ワンストップの相談窓口を開設することができます。
しかし、住まいを失った人が次の住まいを得たり、課題を解決するには、時間を要します。
それまでの間、路上での生活が強いられます。
本クラウドファンディングで、安定的な生活を得られる、次のステップに進むまでの期間、緊急宿泊支援を実施するための宿泊費などを広く募らせていただくことといたしました。
日本中、世界中の多くの人が、不安定な状況の中で、他の誰かを応援することは難しいことは承知しております。
この誰にもどうにもできない状況の中で、いつ、誰が住まいを失うかもはや予測できません。
その時に、またスムーズにやり直せる社会を構築することは、全ての人にとって意義があると思います。
「誰もが何度でもやり直せる社会」を目指すため、どうか、支援のご協力をお願いします。
住まいとくらし緊急サポートプロジェクト
呼びかけ人 小林大悟