先週実施した「緊急相談会」のスタッフを務めた猪口絵莉菜さんに、相談会に参加した様子をまとめてもらいました。
第1回緊急相談会を終えて
新型コロナウイルス感染症の影響により「失業し住まいを失った」「ネットカフェに泊まれなくなった」などの状況に至ったという相談者がどれくらい来られるのか全く予想できないまま相談会当日を迎えました。
しかし、相談会2日間を終えて、「仕事がなくなり来月の家賃を支払えない」「コロナのために仕事と住まいを一度に失った」などと実際の声を聞き、現時点でも新型コロナウイルスの影響による被害を受けている人が多数いることを把握できました。
また、「仕事があるのであれば働きたい」と希望する方が多かったと感じます。現状、紹介できる就職先が数件しかないため、今後、協力していただける先をさらに開拓していきたいと思います。また、建設業以外の日雇・日払いの仕事をされていた相談者もいたため、さまざまな職種の求人確保に努める予定です。
相談者の中には「人と接するのが苦手で。」と話す方もいましたが、そのような方を含めて、待合時間等でスタッフとの会話を楽しんでいらっしゃる様子を伺うことができました。今回相談されたことについてのサポートが終了したあとでも、何かあったときには相談してくれるような雰囲気づくりを今後も心がけていきます。
本プロジェクトは大阪のさまざまな団体が連携しています。そのため、相談員それぞれ、普段はひとりで悩むことも、今回の相談会では相談員同士で相談・検討しながらサポートプランを考えることができました。本プロジェクトのひとつの大きなポイントを確認できる機会となりました。
現時点でも36名の方が相談に来られました。WEB相談と合わせるとさらに多くの相談が寄せられています。今後、相談者がますますに増加すると予想されるため、プロジェクトチームの連携をさらに強め、常にブラッシュアップしていきたいと感じる相談会でした。