貸別荘飯田は、数ある下田のビーチのなかでも透明度が高く、エメラルドグリーンに輝く須崎御用邸のすぐそばに立地。みかん畑や、アロエやソテツなど南国情緒を彩る植物も植えられていて、リゾート気分を満喫できる一戸建て別荘が5棟あります。敷地内には無料で利用できるバーベキュー場もあり、ペット同伴でもご利用いただけます。11年前に親戚から受け継いだオーナーの飯田竜さんは、ゆたかな漁場を誇る須崎の漁師でもあり、このクラウドファンディングのプロジェクトメンバーの一員としても、さまざまな場面で奔走してくれています。
ーーコロナの影響について
「全国に緊急事態宣言が発令された4月8日より、営業自粛しております。毎年、ゴールデンウィークは予約で満室になるのですが、今年はゼロ。緊急事態宣言が5月31日まで延長されたため、飯田荘も完全休業をそれまで延長することに決めました。その結果、4月の売上げは、前年対比9割減。5月は現在までゼロです」
ーー漁業も大打撃を受けています
「コロナの影響は、僕のもうひとつの生業、漁師のほうでも大きいです。飲食店や宿泊施設の多くが休業し、漁業を行っても売り先がないことから、魚、伊勢海老、アワビ、サザエの価格が暴落してしまいました。今後、潜水漁など行う季節になりますが、漁を行えるか未定な状況です」
ーー営業再開か、新たな仕事探しか
「終息後、すぐにでもお客さまに気持ちよくご利用いただけるように、普段できない、貸別荘のまわりの庭木の手入れから、花壇の整備などなど、お金のかけずに自分でできる整備を行っています。
ただ、悩ましいのは、この状態がいつまで続くかわからないことです。5月末に予定どおり緊急事態宣言が解除されたとしても、ウイルスの感染拡大が収まらなければ、人の移動や密集を制限する状態がしばらく続くでしょう。下田の海水浴場が例年通り開けるのか、駐車場封鎖はいつ解除されるのか、ぜんぜんまだわからないなかで、夏までこのままの状況が続くのであれば、営業再開のための準備より、他の仕事を探さないといけないのではとも思います」
ーークラファンに携われたことはプラスでしかない
「今回のプロジェクトに関わることができてよかったです。こんなことがない限り、普段は繁忙期が重なる同業者の方や、飲食店の方々と出会うことは出来なかったですし、下田市にはこんなに素晴らしい人材がいたのかと驚くことばかりでした。そんな方々と一緒に苦悩、努力しながらクラウドファンディングを立ち上げ、運営できていることは、自分にとってプラスでしかありません」
ーー下田にお客さまが戻ったら…
「当たり前に仕事がしたい!!
コロナ過以前のように、お客さんがご利用できるように部屋を準備して、お部屋BBQ施設を利用してもらい、利用した後のお部屋、BBQ施設を片付けるーー。そんな当たり前の仕事がしたいと、いま強く思っています。それがいちばん大事なことだと気づかされました。仕事をするのは当たり前じゃない。お客さまがいるから仕事をさせてもらえるのだ。こんな危機にならなかったら、たぶんここまで考えが及ばなかったと思います」
ーー支援者のみなさまへのメッセージ
「たくさんのご支援をいただきまして本当にありがとうございます。そしてたくさんのご声援のメッセージには勇気と元気をいただきました。
コロナ終息後には、出来る限りのおもてなしをいたします。下田に遊びにきていただけたときには、元気になって帰ってもらえるように精一杯努めます!」
加盟店情報
貸別荘飯田