2020/06/08 08:00

セーバーイーツ茨城の戸田です。

今日は、セーバーイーツのアンカー的レストランを

最後までレストラン中台さんと旬の台所 連根屋さんだけにした理由を書きます。

当初は、もっとお店を増やす構想もありました。

企画立案やコンセプト構築にも関係しているので、

もし、今後プロジェクトをやってみたいと思っている方も

参考になるかもしれません。

(ならなかったらすみません←先に謝るスタイル)

長くなりそうなので、先に箇条書きします。

中台弁当、販売している通常メニューと異なります



【理由】

1)コンセプトの合致

2)条件の合致

3)支援者の声

連根屋弁当

1)コンセプトの合致

戸田は自宅で仕事をしています。

それでも忙しい時は、料理する時間も食べる時間もありません。

飲み物を飲むように台所で立ちながら食べることも。

(でも、痩せない)


きっと医療従事者の皆さんもそうだろうなって思ったんです。

私は医療の仕事ではないからわかりませんが、

休憩もまともに取れない日々が続いているのでは?と。

そんな時に差し入れで病院にこういうお弁当が届いたら

職場的にも「食べておいで」って共通認識になるでしょうし、

「ゆっくり座って食べる」時間ができるのではないだろうかと。


予算を落として、個数を増やすことも考えました。

また、食べる時間を短縮できるように、

サンドイッチやおにぎりも考えました。

でも、「座って味わう時間」をプレゼントしたかったんです。

連根屋の「玉手箱」ランチコースの一部

それと、プレゼントって、自分でなかなか買えないものや

自分ではなかなか選ばない、選べないものをもらったとき、

感動があるものなのかなって。

2000円するようなお弁当って、自分のお昼のために

なかなか買えないかなって。

(私だけ・・・?)

そういうことも考えながら、コンセプトを構築しました。

メディアでも取り上げられ、

口コミサイトでも評価が高く、

昼の平均単価2000円を超えても

予約が取れないほどの人気のこの2店舗だからこその

コンセプト「ご褒美メシ」


こうして、セーバーイーツのコンセプトが決まりました。

差し入れだからといって、なんでもいいのではなくて

しっかりこだわっていきたいと思いました。


実際に医療機関に届けた時に

「この2店を知らない人はいません!」

「こんなご馳走が届くなんてすごい!」と感激されました。

中には「大好物です!」と大はしゃぎしていた方もいたほどです。

(ちなみに医療従事者の皆様はお気持ちだけでうれしいと言っています。

なので、このコンセプトは絶対ではありません。)

「ぴったんこカンカン」出演時。
安住アナ、吉行和子さん、冨士眞奈美さん。

2)条件の合致

実はセーバーイーツ、何気にハードです。

入金は2ヶ月先、配達あり、儲からない。

材料費1500円でそれ以上の豪華なものを作り、

配達人件費を賄わなければなりません。

なので、よほどこのプロジェクトに共感がないと、厳しかったと思います。


3)支援者の皆さんの声

「支援者の声」欄を見ると、

レストラン中台さんと連根屋さんの名前が書かれた応援メッセージも。

支援してくださってる方は

この2店舗を応援したいという気持ちもあるのではと思いました。

他の店舗から参加表明をいただいた時には、すでに支援金が集まり、

この2店舗で回りきれそうというビジョンが見えていました。

(ちなみにプロジェクト開始前から

「よくわからないけど、うちの弁当を買ってほしい」という

オファーもありました。

でも、プロジェクトが成功するかわからない時点だったので、

その時はお断りしました。それだけの力があると思えなかったからです)

その中で、他の店舗を加えるのは

支援する皆さんの気持ちを裏切りかねないと判断しました。

なので、参加をご希望くださったお店さまには

それぞれ自分たちの魅力を引き出せるコンセプトで

プロジェクトを立ち上げることを提案いたしました。

お店には個性があります。

その個性を大切に、一番輝ける方法を考えたプロジェクトを

仲間と一緒に立ち上げることを。

前にも書きましたが、

仲間っていいものですね。

戸田は今まで、ヤサグレてたので、

「一人きりで生まれて一人きりで生きていく」みたいな

浜崎あゆみさんの歌みたいな生き方だったんですけど、

今回、レストラン中台さん、連根屋さんと組んで本当に楽しいです。


3点全ては、「医療従事者にお弁当を届けたい」という

支援者さま、2店舗、戸田、全員の

共通目的を達成するべく、考え抜いた結果でした。



コロナは先の見えない戦い。

だからこそ、息の長い支援が必要だと思っています。

私たちもどうしたら、今後セーバーイーツができるのか考えています。

しかし、それが正解かわかりません。


みんながみんなのコンセプトで

医療従事者を応援できる環境を作っていくことが

息の長い支援を可能にするのではないでしょうか。


もし、チャレンジしてみたいという場合は、

ご質問いただければ答えますので、お気軽にお声をかけてください。

今日も読んでくださり、ありがとうございました。

明日は、つくば市の筑波記念病院様にお届けです。