12月4日に開催されたニューヨークでの『Cu-Bop』上映、たいへんな盛り上がりでした!
会場となった『MIST Harlem』はハーレムのカルチャー発信基地のような場所。今回の上映は映画+ライブのイベント形式でしたので、入場料が25ドルと少々高めに設定されました。映画の入場料が安い米国で、これはかなり高額な設定。僕は内心集客が心配だったのですが、はじまってみれば満員の大盛況で、ホっと胸を撫で下ろしました。
まずは映画の主人公であるアクセル・トスカ率いる(U)nityのライブからイベントがスタート。映画の主要登場人物であるドラマー、アマウリ・アコスタと共に、エレクトリックでノリのいいステージを披露。このライブの模様はバッチリ映像収録したので、今後イベント等で上映したいと思います。
約1時間のライブの後、いよいよ映画上映。上映中はさすがにハーレムのお客さんだけあって、生のライブ以上にエキサイティングな反応が返ってきました。ピアノのロランド・ルナや、コンガのアデル・ゴンサレスの妙技がスクリーンに映し出される度に、割れんばかりの大拍手が巻き起こり、クライマックスのセサル・ロペスとアクセル・トスカのコンサート場面では、大歓声とともにスタンディングオベーションとなりました。
今まで映画の上映時は比較的冷静にお客さんの反応を見ていた僕ですが、さすがに今回ばかりは目頭が熱くなりました。
上映後の観客とのQ&Aでは、NY在住フォトグラファーの常盤武彦さんに手伝ってもらい、しどろもどろになりながらも何とか英語で返答しました…常盤さん、ありがとうございました。
そして、大興奮のハーレムの観客と共に、多くの在米邦人の方に映画をご覧いただきました。皆さんの力に支えられて、どうにか盛況に出来たNY上映です。
12月5日の日曜日は映画祭の催しの一つである監督ミーティングがコロンビア大学で開催されました。そこで『Cu-Bop』の今後の米国上映の展開もディスカッションしたので、その様子も順次報告させていただきます。
NY初上映のお客さんの反応で、『Cu-Bop』はアメリカでも受ける可能性があると確信しました。またこちらの状況を報告させていただきます。