2017/05/13 23:29

【中村繁さんという人】
僕は浜松で自動車免許合宿を受けました。
山形か浜松の二択を迫られて、結果として浜松を選んだのはこの人のおかげかもしれません。
福岡の妄想の拠点形成を行う上で、ものすごく参考にしている場を作り出していく人を紹介したいコーナーです。
https://camp-fire.jp/projects/view/26448
第一弾は中村繁さん。【ちゑや】(株)知惠屋の社長というよりかは、月に一度の浜松東京寄合(以下、HAMAⅡ)の議長?として絡ませていただいていることが多いです。
繁さんと出会ったのは今年の一月。
某早稲田の浜松出身の友人に連れられてよくわからないまま、HAMAⅡに参加することになった。浜松出身じゃないのに!!!

東京と大阪の中間地点に位置する浜松。
僕が訪れたのは小学五年生くらいだったもんで、駅前にどんどん新しいビルが建っていたもので、浜松=近未来的な都市というイメージがあったのだ。
しかし、この会合で語られた浜松は僕のイメージとは全く違っていて、徐々に力を失っている地方都市の一つであったのです。
そんな浜松を救うべく、東京にいる浜松出身の人たちが集まって浜松を盛り上げるための秘策を考える会がHAMAⅡ……だった。
僕が参加した時は浜松の対抗馬としての小田原と浜松の比較の話であった。
しかしながら、東京に近い&安くいけるなんていう地域が溢れていることは明らかで、結局どんなことをしても強みにならない。
だからこそ、浜松独自のコンテンツが必要で、それが万人に受けなくてもいいからそれを新しく作るべきだろう……という話を偉そうに僕がしていたような気がする。
ただ、繁さんはものすごく柔らかい人であるので、そんな僕の意見を特に否定をすることもなく、まっすぐに受け止めてくださった。粋がった若者のわがままを聞き入れるような受け入れ方ではなく、地元を離れて東京にでてきた当事者としての意見として受け止めてくださったのです。
帰る場所がだんだんと廃れていることを知り、帰る場所を100年先にも残そうとする大人。
外に飛び出すことによって、自分の「地元」を再発見した若者。
全く別のキャリアを歩んできた人たちが一堂に会して、お互いのキャリアをフルに使う新しい場。
繁さんはそれをスパイラルキャリアと命名したけど、この場にいる誰もがここの話し合いの場所にものすごい可能性を感じていたに違いない。
実際、この寄合に参加するために僕も復帰したばかりの塾講師の仕事を辞めてしまったのだが、それが大いに正解であったことは今でもはっきりとわかる。
それがはっきりとわかったのが、塾講師をやめることを決めた後に行われた第二回。
「地域を指定してしまうからどうしても狭くなってしまうのではなのだろうか?」
という「浜松」という大いなる縛りから脱却し。
「起承転結を越えるために、最初からゴールは決めずにその場その場で適応していくように動いていく」
という最高にゆるい設定。さらに
「もし自分がよそから来た人だったとして、どんな場所だったら住みたいか?」
「次は実現可能かどうかは置いといて、妄想でもいいからあったらいいなをどんどん出してみる」
考えが詰まる時、そこには必ず思考の縛りがある。
その縛りをどんどん破りながら、会議は進んでいく。
現在、このHAMAⅡでは妄想プロジェクト実現の第一弾としての福岡の妄想拠点Ground Mole(当プロジェクト)、第二弾として生月開拓計画・Project Silenceとこの休学期間中のやることについての相談にのってもらえている。
さらに、HAMAⅡに来てくれていた方から生月のものすごく強力なパートナーを紹介していただけたた。

ここまで運に恵まれている機会はもはやないだろうと考えて、休学することをこの場で決めてしまった。
福岡の妄想の拠点では、繁さんが作り出したHAMAⅡのようにだれかの「やってみたい」や「あったらいいな」という妄想を育てられる場所にしていきたい。
いや、あるべき姿や形がないからこそ、この寄合は楽しいんだった。
HAMAⅡと福岡の拠点との間で遠隔合同会議なんかもやれたらいいなと思う。
ちなみに12月に浜松でまた何かやろうと企んでいる。
ようやく浜松にも一矢。
そのスタートのためにも、福岡でも浜松でも東京でもいろいろな妄想を育てていきましょう!!
http://www.chiyeya.com/