こんにちは、六代目土谷瑞光です。
時の流れは早く、クラウドファンディングも残すところ1週間となりました。
支援金額は500万円を超え、瑞光窯ではリターン品のうつわの制作や、コロナ対策を施した新体制でのロクロ体験のお店づくりに日々奮闘しています。
もちろん金銭的にも大変助けられており、皆さまには感謝しかないのですが、それ以上に、数字の裏側にある1人1人の思いやりの気持ちや行動に深く有り難みを感じている今日この頃です。
本当にありがとうございます。
本プロジェクト開始からの1ヶ月半は、苦しい状況でありながらも、何ものにも代え難いほど素晴らしい時間で、
“感謝の気持ちを私たちなりの方法でカタチに残したい”
という思いで、皆さまにもご参加いただけるひとつの企画を考えました。
題して…
「崖っぷちのカエルをみんなで助けよう!大作戦」です。
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企画の説明にまいりますね。
突然ですが、皆さまは「鳥獣戯画」をご存知ですか?
鳥獣戯画とは、京都の高山寺に伝わる絵巻物のことで、特に、カエル・ウサギ・サルなどが擬人化されて描かれたものが有名です。
「日本最古の漫画」とも称され、京都で作られる焼き物の絵付け図案にも多く用いられてきました。
最近では、米津玄師さん作詞作曲の〈NHK〉2020応援ソング「パプリカ」の『鳥獣戯画』版が発表されて話題になりました!
→https://youtu.be/_qmUh9xnI10
さて。
ここに、巨大な大鉢をひとつ用意し、瑞光窯の絵付け職人・永野が、フチの部分に1匹のカエルを描きました。
よく見ると、両手でぶら下がり、足をバタつかせ、今にも崖から落ちそうです。
彼はなぜ、こんなところにいるのでしょうか?
何か嫌なことがあって、外に逃げ出そうとしたのかもしれないし、
ちょっとした冒険心から、新しい世界を覗いてみたのかもしれません。
いずれにしても、もがき苦しみ、必死で助けを求めているように思えます。
私たちからのお願いはひとつです。
このカエルを助けてもらえませんか?
今回、初めてクラウドファンディングに挑戦し、強く実感したこと。
月並みな表現ではありますが、それは“人と人との繋がりの素晴らしさ”でした。
ある人は、SNSのシェアで支援を呼びかけてくれました。
ある人は、LINEのグループで支援を呼びかけてくれました。
ご親戚の方や、ご近所様にお声がけいただいた方までいらっしゃいます。
勇気付けられる、たくさんのコメントもいただきましたね。
自分ではない他の誰かのために行動できる。皆さまの献身的な優しさには、素直に頭が下がる思いです。
日本では、コロナ収束のムードが漂いつつありますが、まだまだ不安で眠れない夜を過ごしている人もいらっしゃるかと思います。
世界に目を向ければ、事態はさらに深刻です。
コロナ以前と以降で世界は大きく変わり、コロナ前の生活にはもう戻れない、と言われることもあります。
しかし、
私たちが変わることなく助け合いの心を持ち続ければ、人は希望を持ち、自由に理想を描き、また新しい夢に向かってチャレンジができると確信しています。
私たち瑞光窯は、これからも陶芸を通じて、
まだ誰も見たことのない新しい世界を作っていきます。
そして、たくさんの人を楽しませ続けます。
誰かが私たちの作ったうつわに触れたとき。
「世界には、まだこんなに素晴らしい景色が広がっていたんだ」
そんな風に感じていただけるように。
今から、このうつわの写真を、瑞光窯公式アカウントのTwitterに投稿します。
ひとつの文章を添えて。
“これは、「カエルを助ける動物」が、1RTにつき1匹増えるうつわです。”
瑞光窯から、最後のご協力のお願いです。
リツイートで、崖っぷちのカエルを一緒に助けてもらえませんか?
投稿は、本日18:00です。
職人の手から生まれたうつわが、
皆さまからのたくさんの優しさでいっぱいになることを願っています。
瑞光窯 土谷
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追伸
うつわにどんな動物を描くか?
実はまだ決まっていません。
ぜひTwitterやこのメールのコメント欄で、描いて欲しい動物のリクエストをお寄せください。
猫、竜、カピバラ、何でもオッケーです!!
瑞光窯の絵付け職人・永野が可能な範囲でリクエストにお応えさせていただきます(^^)笑