みなさま、こんにちは!
参加店紹介7回目は、高島平5丁目 地酒の専門店 若松屋酒店です。参加店の皆様のご紹介記事に続き、僭越ですが、自分でも書いてみたいと思います。
①若松屋酒店の小林健太です。
若松屋酒店は高島平の町の誕生とほぼ同じ1972年に祖父が創業しました。祖母の実家が板橋区大門で、これから高島平という町ができると聞き、田んぼだった土地を買いお店を始めたそうです。僕が小さい頃は店頭にはアイス、ビールの自動販売機、店内ではお菓子やお酒、灯油や瓶ビールを配達する、いわゆる「町の酒屋」でした。今から約30年前に父が地酒の専門店に転換し現在に至ります。
僕は生まれも育ちも高島平ですが、21歳から29歳までは板橋区仲宿に住み、9年前に高島平に帰ってきました。高島平に戻ってきた頃はまだ会社勤めをしていて、2016年に退職、1年間は全国の酒造場を周り勉強し、2017年6月から若松屋酒店に入社致しました。
僕が地酒に最も魅力を感じるのは、酒を通じて、自分と同じ「人」を感じられるということです。人が苗を植え、稲を刈り、人が酒を造り、人が飲む。その循環の中には全てリアルな「人」がいます。少し強引ですが高島平で例えると「三中の先輩が1丁目で作った米を、新河岸で精米してもらい、父と弟と一緒に酒を仕込み、近所の人がラベル貼りをしてくれ、高島平駅前の居酒屋で同級生に飲まれる」というようなリアルな「人」が存在します。「地酒」という言葉には、ノスタルジックな こうあるべき というイメージや、観光商材のイメージも伴います。そうではなくもっと身近な、同じ現代に生きる人の「リアル」であることを伝えたいと思っています。そして、自分が一生懸命取り組むことで、造り手、飲み手、両方の「人たち」に喜んでもらえるというのが、酒屋という仕事のやりがいだと感じています。
クラウドファンディングと同じように、日々の買い物や消費は、支援、投資という側面を持っていると思います。今日飲んだ日本酒、焼酎は、農家さん、酒蔵、運送業者、問屋、酒屋、への支援、投資になります。日本が好き、板橋が好き、高島平が好き、なので、自分が好きな「人」への支援が増えるよう、海外の酒や、都心の酒屋に負けない、魅力的な地酒専門店になりたいと思い、日々取り組んでいます。
②高島平の好きなところを教えてください!
高島平の好きなところ1つめは「雰囲気」です。高島平は、いい意味でのんびりとしていて、みな程よく「素」の自分を出して過ごすことができる町だと思います。住宅街であることと、移り住んできた人が作った町、ということが大きいのかもしれません。会社や仕事の役割を三田線の改札で脱ぎ捨て、リラックスして過ごすことができる町だと思います。
2つめは「街並み」です。道路が広く、緑が多く、綺麗な町です。公園も多く、街路樹も多く植えられ、町の中で四季を感じることができます。老舗の新興住宅地で人口が増加傾向ということもあり、高齢の方も、若いファミリー層も多く住みます。その両者が一緒に快適に過ごせるのは、この街並みがあってからこそだと思います。
③新型コロナウイルスの影響はありますか?
当店は一般のお客様に加え、飲食店様にも多くお買い求めいただいています。飲食店様での営業自粛や、集会場での宴会や花見の中止、などの影響で、売り上げは昨年の半分程度になりました。また、毎月店頭で試飲して飲み比べできるイベントを開催しているのですが、これも残念ながら現在は中止(試飲自体を中止)しています。
④今後やりたいこと、挑戦してみたいことはありますか?
高島平ビールプロジェクトとしては、地域の他業種のお店さんとお話をさせて頂き、高島平を盛り上げる取り組みの協力店になって頂けるように、お願いに回りたいと思っています。
若松屋酒店としては、蔵元を訪ねる会や酒の会など、より日本酒、焼酎を楽しんで頂くためのイベントを増やしたいと考えています。FacebookとInstagramは、頑張ってほぼ毎日更新をしています。良かったらご覧になってください。
⑤支援者のみなさまへメッセージ
この度は多大なるご支援を頂き、誠にありがとうございます。新型コロナウイルスの影響で、何が正解かわからない中、このような取り組みがどう受け止められるのか、とても不安な思いでスタートしました。ただ、頂きました支援や、応援のメッセージに励まされて、今日まで取り組んでこれました。この応援に答えられるよう、クラウドファンディング終了後も、引き続き、高島平の魅力向上のため、微力ながら頑張っていきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
参加店紹介、最後まで読んで頂きありがとうございます!
がんばろう高島平!!