2020/05/09 20:00

皆様から支援金は、コロナ危機の中最前線で働く方々だけでなく、行き場を失いそうな野菜たち、農家の方々を手助けすることにも活用させて頂いております。

今回の活動報告では、「コロナ危機での農家の現状」について書きます。もちろん農家さんによって様々な現状があるため、必ずしもこれから書くことばかりでは無いかもしれません。

今回は茨城中央園芸農業組合で働く大山さんにお話を伺いました。大山さんの会社は、茨城県の多くの農家と契約し、農家で収穫された小松菜などの野菜を惣菜などに加工し、販売しております。

今回のコロナ危機により学校給食が無くなり、外食産業も営業できなくなりました。それにより、4月以降収穫する予定であった野菜が必要なくなってしまいましたが、すぐに他の売り先が見つかることもありません。このままでは、せっかく育てた野菜が、悪い状態になるまで農地で生育してしまうそうです。

今回私たちは、微力ですが、大山さんの会社から行き場のなくなった小松菜を100kg購入し、『野菜を食べるジュース(緑)』に加工致しました。大切に育てられた小松菜は、野菜本来の苦味と旨味があり、それがジュースにもしっかり生きております。

私たちだけでなく、飲食店や野菜卸の中には、行き場の失った野菜を消費者の方々に届けようと、今までにない野菜加工商品を作ったり、新たに野菜販売スペースを作ったりなど、フードロスに取り組んでいる企業が増えてきました。この活動報告を通して、少しでも多くのかたに現状を知って頂き、助け合いの輪が広がっていけば、とても嬉しく思います。