こんにちは !
リンクトゥミャンマー事務局担当の押田です。
とてつもなく暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、今回のクラウドファンディング期間に感じたことをいくつか紹介したいと思います。
①外国人は「雇用の調整弁」という日本の現状
一つ目に紹介するのが、新型コロナの脅威です。世界中で多くの死者を生み出している新型コロナウイルスですが、インフルエンザやエボラなどの殺傷性の強い疫病とは違い、身体の影響というよりも、経済的な影響が大きいように感じます。
感染が拡大して以降、新型コロナの影響で日本のみならず世界中で失業者が急増しているという旨のニュースが報道されています。ですが、メディアで見る情報ではいまいち実感がわかないというか、自分の生活圏内に影響がなかったので変化を感じることができませんでした。
しかし、今回のクラウドファンディングをきっかけに、ミャンマー西部ラカイン州の紛争から逃げて、今は難民申請者として日本に暮らしているミャンマー人とお話しする機会をいただきました。
新型コロナの影響で、
「掛け持ちでしていたアルバイトで解雇された」
「シフトの時間が減らされて収入が減った」
「ミャンマーに残ってる家族に送るお金がない」
というリアルな声を彼らから聴き、ショックを受けました。
飲食店や接客業、介護などの職業に就く労働人口が不足するに伴い、これらの職種に従事する外国人労働者が増えています。彼らの多くは非正規雇用労働者として働いてるケースが多く、今回のような緊急事態が起きると、まず弱い立場の外国人労働者が最初の解雇のターゲットになります。
そうした状況になった場合、日本国民は国からの援助を受け取ることができますが、外国人労働者たちは援助を受け取ることができません。そして、彼らは収入を失い生活ができなくなってしまいますし、母国に帰ろうと思っても航空便がないので帰る手段もありません。まさになす術なしです。
人数が必要な時だけ雇って、危なくなったら解雇する。会社を続けるための苦肉の策とはいえ、彼ら外国人労働者にも日本人と同じく、子供や大切な家族がいます。生活するために、一生懸命遠く離れた外国で働いています。私はそうした方々を尊敬せざるを得ませんし、こうした方をサポートしていきたいです。
②協力してくれる温かい支援者の存在
新型コロナの影響で、生活が危機に瀕している在日ミャンマー人に助けの手を差し伸べてくれる支援者の方々が多くいたことに驚きました。
ミャンマーという名前を知っていても、どういう国なのかを知っている人は少ないと個人的に感じておりますが、自分が予想していた以上に今回のプロジェクトに共感してくださること方がいたこと、そして、支援をしてくださったことに感謝したくてしきれません。
このような小さな「他愛」が積もりに積もって最終的に、ミャンマーと日本の関係が今後も緊密化していくのだと思います。
支援してくださった方々、今回のクラウドファンディングを共有してくださった方々、誠にありがとうございました。
③クラウドファンディングの難しさ
自分の経験上クラウドファンディングは初めてで、このプロジェクトも十分な準備をしないままスタートしてしまいました。当初の私の考えは、プロジェクトを掲載したら自然と支援者が集まるものと勘違いしていました。
しかし、プロジェクトを開始してみると、予想していたより支援者が集まらない…という状態に陥りました。SNSなどを活用してシェアしてみたものの、あまり伸びず、結局最後まで有効な手段を見いだせないまま時が流れてしまいました。
残り1日となった現在、約10万円の支援を20名の方々いただいておりますが、目標金額には達していません。
反省点としては、メンバー間の情報共有、プロジェクト開始前の綿密な計画をしておくべきだったなと感じており、日ごろからリンクトゥミャンマーを支援してくれる人の確保が結局のところ大事だな痛感しています。
反省点が多くの残る結果となってしまいましたが、次のプロジェクトに大いに生かしていきたいと考えています。
以上がこのクラウドファンディング期間に感じたことの紹介でした。
プロジェクトは今日の23時59分まで続きます。
まだ支援していないという方、わずか数時間です。
どうか支援のほどよろしくお願いいたします。